2000年12月9日(土)〜12月10日(日)

安倍奥

山伏岳 大谷嶺 八絋嶺

12月9日 晴

静岡駅⇒バス⇒新田1025→歩→大島1100−1110→歩→西日影沢登山口1135→歩→蓬峠1315−1325→歩→山伏小屋1510−1525→歩→山伏岳1545−1555→歩→山伏小屋1615
[山伏小屋泊]

12月10日 〜雪〜雨

山伏小屋640→歩→山伏岳700−710→歩→新窪乗越820−835→歩→大谷嶺920−935→歩→八絋嶺1105−1115→歩→富士見台1200→歩→梅ケ島温泉1300−1315→歩→新田1520⇒バス⇒新静岡

1泊2日 単独

新田でバスを降り、登山口まで車道を歩く。大島(西日影沢と大谷崩方面の分岐)に登山届を入れるポストと「クマ出没注意」の看板あり。ここから西日影沢登山口まで砂利道となる。登山道に入ると、しばらく沢沿いを行く。所々にワサビ田と作業小屋がある。登山道に並行してワサビ田に向かう作業用のモノレールもある。西日影沢登山口と蓬峠の中間くらいに大岩というとても大きな岩がある。蓬峠から尾根沿いを行くようになるが、道は尾根の南側に出たり北側に出たり尾根を巻きながら登っていく。やがて稜線に出ると分岐がある。右に行くと山伏岳頂上、左に10分ほど下ると山伏小屋がある。小屋に荷物を置いてから頂上を往復した。山伏小屋は古いが、手入れのよく行き届いた無人小屋である。便所と水量豊富な水場もある。山伏岳頂上付近は笹原が広がり、富士山や南アルプスの眺望がすばらしい。山伏岳から八絋嶺方面は、主に樹林の中を行くが、笹はよく刈り払われていて歩きやすい。樹間に南アルプス南部の山が見える。新窪乗越〜大谷嶺付近から見る大谷崩は荒々しい迫力のある景観である。道は部分的に大谷崩の縁を行くが、よく踏まれているので注意して通行すれば特に危険はないと思う。大谷嶺から15分ほど行くと、左側に新しく作られたと思われる山道が下っていく。道標には「登山口(早川口)」と記されていた。大谷嶺から雪が降り始め、その後富士見台まで吹雪のような状態だった。富士見台から15分くらい下ると林道(舗装路)に出た。ここから林道を下ることも可能だが、再び山道に入り植林の中を下っていくと、30分ほどで梅ケ島温泉に下山できた。梅ケ島温泉から新田まで歩いた。梅ケ島温泉から約3km下方の梅ケ島金山に「黄金ノ湯」という温泉があり、そこで1時間半くらいくつろいでから帰ってきた。山の上の方では日当たりの悪い所に積雪が見られたが、アイゼンを使うほどでもなく、注意して歩けば問題はなかった。(2000年12月12日記載 2001年1月1日更新)

 


大谷崩と山伏岳(2000年12月10日)

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