2000年12月29日(金)〜12月31日(日)

天子山塊

竜ケ岳 雨ケ岳 毛無山 雪見岳 熊森山 長者ケ岳 天子ケ岳

12月29日 晴〜曇

甲斐常葉駅⇒バス⇒本栖湖930→歩→竜ケ岳1200−1230→歩→端足峠1300−1310→歩→雨ケ岳1515
[雨ケ岳テント泊]

12月30日 

雨ケ岳730→歩→高デッキ820−840→歩→毛無山1005−1040→歩→地蔵峠1130−1145→歩→雪見岳1235−1250→歩→猪之頭峠1315−1320→歩→熊森山1355−1410→歩→湧水峠1450→歩→長者ケ岳1640
[長者ケ岳テント泊]

12月31日 曇

長者ケ岳715→歩→天子ケ岳755−820→歩→白山大権現940−1005→歩→立石1020→歩→白糸ノ滝1035⇒バス⇒富士宮駅

2泊3日 単独

本栖湖レストハウス前バス停でバスを降り、湖畔の道路を行く。本栖湖キャンプ場の入口に「竜ケ岳登山道入口」の道標がある。道標に従って、本栖湖キャンプ場の中を通ってしばらく行くと、登山道の入口に達する。バス停から25分くらい。竜ケ岳まで道はよく整備され、登山者も多い。高度を増すにつれて、周囲の展望が開ける。竜ケ岳頂上は、笹が刈り払われて広場のようになっている。富士山や南アルプスの眺めがすばらしい。竜ケ岳から端足峠も笹が刈り払われていて、古いガイドブックに紹介されているようなヤブ漕ぎで苦しめられることはなかった。端足峠から雨ケ岳へは登りが続き、思いのほか辛かった。笹の中に細い道が付けられている。雨ケ岳頂上も富士山の眺めが良い。雨ケ岳と高デッキの間も笹の中に細い道が続いている。やや分かりにくい箇所もある。高デッキの南側は笹原で毛無山や南アルプスなどの展望が広がる。高デッキから毛無山にかけて笹が深いところがある。毛無山には3つほどピークがある。1959m地点には大見岳の標識があった。毛無山頂上の標識は、標高1945.5mの三角点にある。1964m地点から三角点峰にかけて特に展望が優れている。地蔵峠で麓への道を見送り、さらに南へ縦走を続ける。1596m地点には、「金山」の標識あり。地蔵峠から雪見岳までは、ある程度ヤブは刈り払われている。雪見岳の頂上は笹ヤブの中。雪見岳から猪之頭峠まで胸くらいの笹ヤブの中を下っていく。笹が深いので稜線を外さないように注意が必要。猪之頭峠から静岡県側に湯之奥林道を指す道標あり。猪之頭峠から熊森山への登り返しはかなり急である。熊森山中腹で前方20〜30mのところにクマが現れた。こちらに気が付いたようで山の斜面を去っていった。熊森山頂上は、落ち葉の積もった森の中である。眺めはない。熊森山からさらに南へ稜線をたどると、湧水峠に達する(1411m地点と送電線の間の鞍部)。湧水峠の標識には「長者ケ岳100分、田貫湖170分、天子ケ岳150分、熊森山90分、地蔵峠220分、毛無山300分」とある。湧水峠にも湯之奥林道を指す道標があり、静岡県側に比較的しっかりした山道が下っている。湧水峠の先の送電線鉄塔の下には小さな小屋がある。但し、扉が壊れて外れていた。湧水峠から1373m地点までは、送電線の巡視路を兼ねていて道が良くなる。長者ケ岳から一般のハイキングコースである。天子ケ岳からの下りは初め急であるが、やがて幅の広い緩やかな道になる。途中林道を横切り、さらに植林中の荒れた感じの道を進んでいくと、舗装された林道に出る。天子ケ岳のハイキングコースを示す看板が立っている。ここから白山大権現を通り、民家の点在する佐折集落を経て立石に達する。さらに国道を白糸ノ滝まで歩いた。白糸ノ滝と音止ノ滝を見物して帰途についた。白糸ノ滝と音止ノ滝は見事な滝だった。(2001年1月1日記載 2001年1月18日更新)

 


雨ケ岳頂上にて(2000年12月30日)

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