2001年8月19日(土)〜8月20日(月)

吾妻連峰

東大巓 西吾妻山 西大巓

8月18日 雨〜晴

福島駅⇒バス⇒浄土平1250→歩→酸ケ平1325→歩→姥ケ原1345−1355→歩→谷地平避難小屋1505
[谷地平避難小屋泊]

8月19日 晴

谷地平避難小屋545→歩→谷地平600−605→歩→東大巓850−855→歩→藤十郎940−1000→歩→人形石1040−1105→歩→凡天岩1210−1225→歩→天狗岩1230−1245→歩→西吾妻山1300−1315→歩→西吾妻小屋1325
[西吾妻小屋泊]

8月10日 晴

西吾妻小屋550→歩→西大巓650−720→歩→布滝850−905→歩→早稲沢1015⇒バス⇒猪苗代駅

2泊3日 単独

吾妻連峰を縦走した。初日、10時過ぎに浄土平に着いたが、雨と濃い霧のため13時前まで出発を見合わせた。吾妻小富士や一切経山、東吾妻山を往復しようと思っていたが、天気が悪いので取り止めた。浄土平から姥ケ原に直接向かう登山道は整備中で通行止になっていたので、酸ケ平経由のルートを取った。鎌沼も良く見えないほど霧が深かった。姥ケ原から谷地平まで緩やかに下っていく。木の根が出ていたり石がゴロゴロしていて歩きにくい。雨のためあちこちから水が出ていて、道が沢のようになっている箇所もあった。道がやや分かりにくい箇所もあるが、赤ペンキや赤テープの印が多く、迷うことはないと思う。谷地平避難小屋は、谷地平手前の川のほとりにある。新しいきれいな小屋で快適な夜を過ごせた。ただし便所が無い。2日目は、天気も回復して快晴。谷地平避難小屋から川沿いに西へ進み、駕篭山稲荷神社への分岐で北に向きを変え登っていくと、谷地平に出る。谷地平は周囲を吾妻の山々に囲まれた湿原で、静かでとても良い場所である。谷地平を抜け、沢を数本渡った後、大倉新道に入り稜線まで緩やかに登っていくが、ぬかるみや笹ヤブで思いのほか道は悪い。大倉新道上部は細い沢の中を歩くようになる。マークや目印も少なくなるので、踏跡を外さないように注意が必要と思う。東大巓の手前で、家形山方面からの縦走路と合流する。弥兵衛平小屋への分岐を過ぎると、気持ちの良い草原を行くようになる。道も最近整備されたばかりのようで歩きやすい。人形石まで来ると、天元台からリフトで登ってくる人が多く、急に賑やかになる。人形石から中大巓を巻き、北望台方面へ分岐から5分くらい入ると、かもしか展望台という吾妻連峰北側のとても眺めがよい場所がある。分岐まで戻り、ゆるやかに下っていく。中大巓と凡天岩の鞍部に水場がある。凡天岩も眺めが良く、吾妻の山々を一望できる。凡天岩から5分ほどで天狗岩である。ここも開けていて眺めが良いので、多くの人達が休憩を取っていた。天狗岩から緩やかに15分ほど登ると、吾妻連峰最高点の西吾妻山頂上に達する。凡天岩や天狗岩と対照的に、ここは樹林の中で眺めも無く、道の途中といった感じで人によっては少々拍子抜けするかもしれない。西吾妻山から10分も下ると、西吾妻小屋に到着する。ここで天狗岩からの巻道と合流する。西吾妻小屋もよく手入れが行き届いた小屋である。便所あり。3日目は、西大巓から早稲沢に下山する。西吾妻山と西大巓の鞍部から少し下ったところに水場がある。標識あり。西大巓頂上からも眺めが良い。吾妻の山々はもちろん、磐梯山や安達太良山、飯豊連峰、朝日連峰、鳥海山などが見えた。眼下には、小野川湖、桧原湖、秋元湖が見える。西大巓から早稲沢への道は、樹林の中の単調な下りである。合目を記した標識が目安となる。五合目付近から道は沢沿いを行くようになり、四合目を過ぎ急な下り坂になると布滝も近い。布滝から整備された遊歩道となり、30分くらいで林道の終点に着く。新しい公衆便所と駐車場がある。ここから林道を歩いても良いが、吾妻川沿いに遊歩道があるので、そちらへ進んだ。林道の終点から、およそ30分で早稲沢集落に到着した。バスを待つ間、早稲沢の民宿で温泉に入らせてもらった。(2001年8月26日記載)

 


谷地平にて。背後に見えるのは烏帽子山と昭元山(2001年8月19日)

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