2006年9月3日(日)

越後

飯士山

9月3日 晴

越後湯沢駅705 →歩→ 神弁橋720 →歩→ 南峰1005 →歩→ 飯士山1025−1055 →歩→ 西峰1105 →歩→ 負欠岩1130 →歩→ 五十嵐登山口1215 ⇒自転車⇒ 越後湯沢駅

日帰り 単独

越後湯沢駅から町の中を通り抜けて神弁橋に向かう。関越自動車道の下をくぐって魚野川に架かる神弁橋を渡った所に登山口がある。「飯士山登山口」の標識あり。登山口には「通行禁止!飯士山神弁橋コースは、残雪、落石、倒木が多く危険な為、当分の間通行を禁止します」との湯沢町役場の貼紙があったが、織り込み済みだったので、無視して入山する。登山口から夏草の生える沢沿いの道を行くが、まもなく急坂を登り沢から離れると山の斜面を水平に回り込んで行き、やがて道は尾根に乗る。尾根に乗ると、良く踏まれたしっかりした道になる。尾根の下部は自然林の中を行く。なかなか好ましい雰囲気である。しばらく第1休憩所、第2休憩所、と古い標識があるが、第4休憩所までで無くなる。標高約840m地点付近まで断続的に急登が続く。この先、鋸尾根に名の通りアップダウンが連続する。登りは直登、下りは急降下である。勾配がきつい箇所にはロープが設置されている。南峰で岩原からの道と合流する。合流した尾根の向こうには、岩原スキー場が広がっている。南峰から約20分で飯士山頂上に到着する。飯士山頂上は360度の展望が広がるが、晴れているもののあいにく周囲の山々の上部には雲がかかっていて山座同定することはできなかった。飯士山頂上のすぐ北側で舞子後楽園スキー場への道が分かれる。西峰で「負欠岩コース」と「尾根コース」が分岐する。負欠岩を経由する「負欠岩コース」に進む。下の方に負欠岩が見える。とても急な下り坂であるが、途中から岩場を下るようになる。岩場を下り、気が付くと負欠岩の基部に着く。負欠岩の右側のロープが張られた岩場をさらに下って行く。負欠岩の下から道は樹林に入って行く。道はやがて沢のような所を下るようになる。途中で右側の道に入るので、下り過ぎないように注意が必要である。沢状の道から山道に入るとまもなく「最後の水場」の標識があるが、どこにあるか分からなかった。負欠岩から約35分で、西峰で分かれた「尾根コース」と再び合流する。ここから草深い道を10分ほど下ると、五十嵐登山口に着く。石打の方から舗装道が登って来ている。五十嵐登山口の少し上に廃屋と車を駐車できるスペースがある。入山前にここまで車で来て自転車を置いておいたので、自転車で越後湯沢駅まで戻った。飯士山はマムシが多い山のようで、鋸尾根から頂上にかけてマムシが4回も現れた。間違えてマムシを踏み付けないように注意しながら歩いた。神弁橋から登る鋸尾根のルートは、残雪、落石、倒木が多いという事であったが、雪はもちろん無く、通行に支障があるほどの倒木も無かった。注意して登れば、特にに危険というほどでもなかった。飯士山はスキー場の山というイメージが強く、登山の対象としてはどうかと思っていたが、実際に登ってみると鋸尾根は登り甲斐があるし、負欠岩の岩場は迫力があり、今回の山行でこれまで抱いていたイメージを改めることとなった。(2006年9月19日記載)

 


標高約840m地点へ登る途中から飯士山を望む(2006年9月3日)

 


標高826m地点から見た飯士山(2006年9月3日)

 


鋸尾根上部から飯士山を見上げる(2006年9月3日)

 


飯士山頂上から鋸尾根と越後湯沢の町を望む(2006年9月3日)

 


飯士山頂上(2006年9月3日)

 


飯士山西峰付近から南魚沼市方面を俯瞰する(2006年9月3日)

 


飯士山西峰と負欠岩の間の岩場(2006年9月3日)

 


飯士山西峰と負欠岩の間の岩場付近から負欠岩を見下ろす(2006年9月3日)

 


負欠岩(2006年9月3日)

 


下方から見た負欠岩(2006年9月3日)

 


五十嵐登山口付近から見た飯士山(2006年9月3日)

  


麓から飯士山を望む(2006年9月3日)

 

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