2006年9月10日(日)

上州武尊山周辺

鉱石山 朝倉山

9月10日 曇〜晴

桜川温泉905 →歩→ 鉱石山1010−1015 →歩→ 朝倉山1030−1035 →歩→ 鉱石山1050−1055 →歩→ 桜川温泉1200

日帰り 単独

桜川温泉「ふじやまの湯」の向かいに駐車場があるので、ここに車を停める。「ふじやまの湯」の先から東側に林道が分かれるので、ここを入る。この林道は、車の進入は禁止となっている。まもなく左側に「ハイキング鉱石山コース」と書かれた古い小さな案内板がある。右側におそらくスキー場の従業員用と推定される人気がないアパートを見送ると、道は未舗装路となるが、途中から簡易舗装路となる。桜川温泉から20分ほどで登山道の入口に着く。林道はさらに奥に続いているが、道標と公衆便所が設置されているので、見落とすことはない。幅が広い登山道が続いている。最初は林床にシダが生い茂る植林でジメジメした感じであるが、やがて自然林の中を行くようになる。登山道に入って25分くらい行った所で森林軌道の跡が現れ、一部朽ちた線路の上を歩いて行く。昔、鉱石山はザクロ石の鉱山だったという話である。森林軌道跡から屈曲した道を登って行くと、5分ほどで「世田谷区民健康村鉱石山休憩所」という大きな標識がある広場に着く。ここから小さなアップダウンを繰り返しながら登って行くと、15分くらいで公衆便所がある地点に着く。ここを左に曲がりわずかに行った所が、鉱石山頂上であった。樹木に囲まれた静かな頂上で、展望は無い。鉱石山頂上から公衆便所まで戻り、ここから尾根をたどり、鉱石山の北東にある朝倉山を往復する。鉱石山と朝倉山の鞍部の少し上の大きな岩がある地点から背の低い笹が生い茂る樹林の中を行くようになるが、かすかな踏跡が続いている。また、古い赤テープの目印も存在する。朝倉山頂上には、三角点と「木賊山」と書かれた標識があった。展望は無い。朝倉山は木賊山とも言うらしい。朝倉山から元来た道を忠実に鉱石山頂上まで戻る。鉱石山頂上から西側の下山路と書かれた道を下る。鉱石山頂上から10分ほどで再び「世田谷区民健康村鉱石山休憩所」と書かれた標識がある場所を通過し、ここから5分ほど下った所にも公衆便所が設置されている。さらに5分くらい下ると、古い林道跡に出て左に曲がる。この林道跡に沿って下って行く。途中、迦葉山や上州三峰山がよく見える箇所がある。 林道の日当たりが良い場所にはトカゲが多かった。徐々に轍の跡が明確になり、林道に入ってから25分ほどで川場牧場へ行く車道(舗装路)に出る。ここから5分くらいで川場スキー場からの道路と合流し、さらに約15分歩いて桜川温泉に戻った。東京都世田谷区と群馬県川場村は協定を結んで区民と村民が交流を行っているとの事であり、川場村の世田谷区民健康村に宿泊施設等が設置されている。鉱石山の登山道は、世田谷区と川場村の交流事業の一環として整備されたものと思われる。(2006年9月19日記載 2008年4月13日更新)

 


朝倉山頂上の標識(2006年9月10日)

 


ヤブで覆われた朝倉山頂上(2006年9月10日)

 


朝倉山頂上付近の踏跡(2006年9月10日)

 


鉱石山頂上の標柱(2006年9月10日)

 


鉱石山頂上(2006年9月10日)

 


鉱石山中腹の林道跡から迦葉山を望む(2006年9月10日)

 


鉱石山中腹の林道跡から上州三峰山を遠望する(2006年9月10日)

 

戻る