2006年12月10日(日)

南佐久

阿登久良山 大通嶺

12月10日 晴〜曇

途中1110 →歩→ 阿登久良山1120−1140 →歩→ 途中1150 ⇒車⇒ よしんだ峠1235 →歩→ 大通嶺1335−1350 →歩→ よしんだ峠1425

日帰り 単独

  親沢から市ノ沢に抜ける林道に入り、阿登久良山に最も近い直角にカーブしている地点に車を置く。冬枯れのヤブの中に何となく踏跡があり、歩き易い所を通って阿登久良山頂上へ続く尾根に乗る。落葉の積もった尾根はまもなく急登となり、大きな岩が現れるようになると阿登久良山頂上は近い。林道から10分ほどで阿登久良山頂上に到着する。三角点があるだけで何もない。林の中なので眺望もない。南側に小ピークがあり、すぐ近くなので行ってみる。阿登久良山の南側は岩壁になっており、このピークはその岩場の真上で眺めが良い。頂上に戻り、西側の尾根の方へ行ってみる。少し下ると岩峰の上に出て、ここも眺めが良い。再び頂上に戻って少し休憩した後、元来た道を戻る。林道まで約10分だった。阿登久良山は、南側の尾根の方にも薄い踏跡があったので、そちらの方から登ることも可能なのかもしれない。しかし、西側の尾根や岩壁の下方から登ることは難しいと思う。その後、車でよしんだ峠に移動する。よしんだ峠の北側は畑が広がっていて車道(舗装路)があるが、よしんだ峠で行き止まりとなっている。車道の行き止まりに車を置いて入山する。よしんだ峠付近から南方の樹間に大通嶺西側の岩壁が見える。よしんだ峠から東側の尾根に取り付いた。しばらく急な登りが続く。薄い踏跡がある程度だが、ヤブもなく尾根筋は明瞭である。標高1411m地点で北からの尾根と合流する。ここから緩やかになり、尾根上を忠実にたどっていく。標高1580m地点から南西に進んで大通嶺頂上に達する予定であったが、急登があるので少し手前から巻くことにした。しかし、巻き始めたのが思ったよりも手前だったため、大通嶺に続く稜線の隣の尾根に入ってしまい、この尾根から大通嶺に続く稜線に乗り換えることになった。標高1580m地点から大通嶺に続く稜線上も薄い踏跡がある程度だが、尾根を外さないように進んで行くと、やがて大通嶺頂上に達した。大通嶺頂上は、倒木や枝打ちした枝が散乱したような場所で眺めもない。南側の尾根の方へ何となく踏跡があるが、どこに続いているかは分からない。西側にも踏跡があるが、おそらくよしんだ峠から見えた岩壁の上に出てしまい、下山は無理と予想される。元来た道を戻るのが無難なように思えたが、北側の尾根から下山できそうだったので、そこを下ることにする。何となく人が歩いた形跡があり、途中から林業用と思われる赤布の目印が現れ、それに従って下っていく。谷間に下り立つと、意外にも林道が現れた。林道と言っても未舗装で軽自動車がやっと通れるくらいの山道を広くしたような感じの道である。林道を西に向かい、よしんだ峠の南西と思われる付近からよしんだ峠の方向に踏跡があったのでそこを緩やかに登っていくと、よしんだ峠に戻ることができた。阿登久良山も大通嶺も、資料が皆無に等しく、登山の対象外の山であると考えられるが、静かな山歩きを楽しむことができた。(2013年8月4日記載)


阿登久良山頂上(2006年12月10日)


阿登久良山頂上の三角点(2006年12月10日)



阿登久良山の岩壁1(2006年12月10日)


阿登久良山の岩壁2(2006年12月10日)



阿登久良山の岩壁3(2006年12月10日)


阿登久良山の岩壁4(2006年12月10日)


よしんだ峠付近から樹間に大通嶺の岩壁を見る(2006年12月10日)


大通嶺頂上(2006年12月10日)



大通嶺頂上の標識(2006年12月10日)


大通嶺頂上から谷間の林道に下り立つ(2006年12月10日)


よしんだ峠へ戻る途中、樹間に大通嶺の岩壁を見る(2006年12月10日)


帰路、麓から阿登久良山を見上げる1(2006年12月10日)


帰路、麓から阿登久良山を見上げる2(2006年12月10日)


帰路、麓から阿登久良山を見上げる3(2006年12月10日)




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