2007年1月20日(土)

大菩薩連嶺

芦沢山

1月20日 晴

丹波 →歩→ 芦沢山 →歩→ 丹波

日帰り 単独

  丹波のバス停から奥秋まで国道を歩く。奥秋の集落を通り抜け、清水橋で川の対岸に渡る。少し行き貝沢橋を渡ると右に林道が分岐するので、そちらに進む。道標には「高尾天平 藤タワ方面」と書いてある。丹波から貝沢橋まで10分ほどだった。貝沢橋から沢沿いに行き、砥沢山と芦沢山の鞍部を経由して芦沢山を目指す。貝沢橋から沢沿いの林道(舗装路)を10分ほど行くと林道終点で、ここから登山道が始まる。この登山道は大菩薩へ続く道であるが、しばらく遊歩道のように整備されている。最初、道は沢の左側に付けられているが、橋を渡り右側に移ると、やがて整備された道が終わる。登山道に入りここまで10分くらいだった。まもなく藤タワ・大菩薩峠方面への道が左に分かれるが、「至山道」と書かれた直進方向の道へ進む。沢沿いの斜面の中腹に思いのほかしっかりした踏跡があり、それに沿って進んでいく。やがて右側に沢が分かれ、右手の斜面が緩やかになると、植林の中に石垣のようなものが見えてくる。その少し先で道標のある分岐に着く。直進方向の沢沿いの踏跡には「見澤」と書いてあり、右に戻るような感じで分かれる踏跡は「芦澤山」を指している。右の踏跡に入るとまもなく先ほど見えた石垣の上の小広い台地に出る。2万5千分の1地形図の建物の記号がある地点のようである。ドラム缶や瓶が散乱していて、昔、作業小屋があったものと思われる。木に貼られたテープには「牛小屋跡」と書いてあった。ここから強引に登って行けば芦沢山に到達できそうであるが、立派な道標があったわりに明確な踏跡が見当たらなかったので、分岐まで戻って当初の予定の通り沢沿いに行くことにする。分岐の道標が指す「見澤」は「貝澤」の誤りではないかと思う。沢の斜面の中腹を行こうと思ったが、踏跡はまもなく怪しくなり、沢の中の方が歩き易そうに見えたので、沢に下りて水が少し流れている沢の中をしばらく登っていく。やがて沢がいくつかに分かれて水流も無くなり急な斜面を登るようになる。登っていくと右の方から薄い踏跡が近付いてきたのに気が付き、そのかすかな踏跡に沿って登っていく。踏跡は緩やかなジグザクを描きながら、砥沢山と芦沢山の鞍部へ続いていた。鞍部には先ほどと同じタイプの道標が倒れていた。もしかすると途中で合流した踏跡は先ほどの小屋跡に続いていて、沢の中を歩く必要はなかったのかもしれない。鞍部には古い壊れかけた祠もあった。鞍部から15分も登ると芦沢山頂上に到着した。雪面から三角点が頭を出していた。すぐ脇に芦沢山頂上を示す標識が立っていた。樹間に奥秩父の飛竜山方面や大菩薩の黒川鶏冠山が見ることができた。芦沢山頂上から北東に伸びるを下る。尾根筋を忠実にたどっていくが、標高1148m地点付近は尾根が広くなっていて、方向を間違えないように注意する。やがて植林に入るが、なお尾根上を下っていくと下の方に奥秋に集落が近付いてくる。尾根の末端及び尾根の右側は絶壁で下りることができないことを行きに見ているので、尾根の左側に下っていく踏跡がないか注意しながら進む。だいぶ下の方まで下りてきて微かな踏跡が尾根の左側にあるのを見つけ、そこを下って行くとちょうど清水橋の近くの奥秋キャンプ場の裏に下山することができた。逆コースの場合は分かりにくいと思う。清水橋の下流にあるやまびこ橋という吊橋を渡り、丹波のバス停に戻った。(2013年9月23日記載)
 

芦沢山と砥沢山の鞍部へ登る途中で鹿倉山方面を見る(2007年1月20日)


芦沢山と砥沢山の鞍部にて(2007年1月20日)



芦沢山頂上1(2007年1月20日)


芦沢山頂上2(2007年1月20日)



芦沢山頂上の標識(2007年1月20日)


芦沢山付近にて1(2007年1月20日)


芦沢山付近にて2(2007年1月20日)



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