2009年5月4日(月)

大菩薩連嶺

源次郎岳

5月4日 曇〜晴

天目655 →歩→ 嵯峨塩橋725 →歩→ 嵯峨塩鉱泉740 →歩→ 杣坂峠805 →歩→ 源次郎岳840−855 →歩→ 源次郎平925−930 →歩→ 恩若峰1025−1035 →歩→ 塩山駅1135

日帰り 単独

天目まで車で入る。天目から嵯峨塩鉱泉まで車道を歩く。嵯峨塩鉱泉の嵯峨塩館の向かい側から登山道が始まる。標識あり。始めは急登であるが、少し行くと道は緩やかになり、牛奥集落の田畑を見渡せる尾根に出る。うっすらと富士山が見える。晴れていればきれいだと思う。尾根に乗ってアンテナの脇を通り過ぎ、少し行くと牛奥峠と源次郎岳の分岐がある。嵯峨塩鉱泉から約15分。源次郎岳方面に進む。分岐から10分ほど登ると林道(舗装路)に出た。向かい側に登山道が続いており「源次郎岳登山口」と書かれた標識がある。「〜入山者の皆様へ〜この登山道沿いでは、4月11日及び4月30日に、続けて、山火事が発生しました。このため、現地は落石等が発生しやすい状態で、非常に危険です。現地への立ち入りの自粛をお願いします。甲州市観光課・山梨県峡東林務環境事務所」との貼紙があったが、山火事は棚横手山や甲州高尾山付近で起きたものなので、先に進むことにする。再び登山道に入ると、すぐに「牛奥峠」と書かれた標識がある。先ほどの道標が指していた牛奥峠とは異なる場所のようである。文献によると、牛奥峠はここより南方の地点であり、この付近は杣坂峠と考える方が妥当と思われる。ここでは林道の登山口を杣坂峠とする。緩やかに登っていくと下日川峠方面への分岐に着く。林道から20分ほどだった。ここから少し登ると「山頂マデ15分」と書かれた標識があるピークに着く。このピークから細い尾根を下っていき、登り返すとやがて源次郎岳に到着した。源次郎岳頂上は尾根の途中のような頂上らしくない場所だった。木々に覆われていて展望もない。源次郎岳から北東方向に急斜面を下る。源次郎岳の下りは思っていたよりも踏跡が不明瞭で、道を間違っているのではないかと不安であったが、途中の岩場にロープが張ってあるのを見て間違いないと確信する。北洞沢と鬢櫛川の間の尾根の方向に作業用の踏跡が分かれている。その先の小ピークから北側の尾根にも作業用の踏跡がある。ロープが張ってあったが、立ち入らないように注意が必要である。この付近には「源次郎平」と書かれた標識があり、源次郎平と言うらしい。振り返ると思いのほか尖った源次郎岳のピークを見ることができる。源次郎平から恩若峰まで尾根を辿る。尾根上に踏跡があるので、これを外さなければ特に問題はない。標高1050m地点から先の小ピークは全て巻道が付けてある。恩若峰の手前はツツジの花が多く、きれいだった。恩若峰頂上も木々に囲まれていて眺めはない。恩若峰頂上から西側の尾根を下っていく。踏跡が錯綜しているが、よく踏まれている方へ進むようにする。途中で尾根を外れて植林の中を下っていく。日当たりの良い所は薮っぽくなるが、踏跡にしたがって下っていく。下方には塩山の街が見える。恩若峰から30分ほどで、農道が通じる果樹園の片隅に出た。登山道の入口には「恩若峯入口」と書かれた小さな標識がある。少し行くと文殊院への道を分け、さらに5分くらい下ると車道に出た。塩山駅を指す道路標識に従い、人家の間の車道を歩いていく。雨敬橋を渡り10分ほど歩くと、塩山駅に到着した。恩若峰の下りの農道に出る直前で、登ってくるグループとすれ違った以外は誰にも会わず、静かな山歩きを楽しむことができた。(2009年5月17日記載)

 


源次郎岳頂上1(2009年5月4日)


源次郎岳頂上2(2009年5月4日)


源次郎平から見た源次郎岳(2009年5月4日)


恩若峰付近のツツジ(2009年5月4日)


恩若峰頂上(2009年5月4日)

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