■奈良子入口から奈良子方面への車道を行く。■林沢戸入口から集落に続く車道に入り民家の間を抜けると、宝鏡寺薬師堂に着いた。■宝鏡寺薬師堂は無住で老朽化が進んでいるように見受けられ、周囲は立入禁止になっていた。■宝鏡寺薬師堂の裏で新しい林道が建設されている。道の向かい側に階段があるので、そこから山に入った。■倒木の多い踏跡が定かでない急な斜面を登って行くと、10分ほどで用沢の方から上がってきた林道の終点に出る。もしかすると、宝鏡寺薬師堂から林道を回ってきた方が楽だったかもしれない。■林道終点から尾根に沿って15分くらい登るとアンテナがある場所を通過する。■さらに5分ほどで用沢からの道と合流する。地形図の標高715m地点である。道標あり。■用沢からの道を合わせるとしっかりした山道となり、これに沿って登っていけば迷う心配もない。■徐々に道は急になり、急登が終わると石碑がある山神平に着く。■山神平で左折し、緩やかに下った後に登り返すと宮地山頂上に到着した。■宮地山頂上は平らで小広い。三角点と標識や道標がある。■宮地山から西の尾根をたどる。■宮地山から下り、小さなピークを緩やかに越した先はショウジ峠といい、左後方へ踏跡が分かれる。■その先、地形が複雑であるが、道がしっかりしているので、それを外さないように進んでいく。■ショウジ峠から25分ほどでセーメーバン山方向から延びてきている送電線の鉄塔の下を通過する。■ここから送電線の巡視道に入り斜面を登っていく。右側は植林地になっていて楢ノ木尾根が見える。■登りきった所は、セーメーバン山への分岐で道標がある。■ここから金山峠を往復してみる。■セーメーバン山への分岐から少し行くと道は二手に分かれ、左の方に大垈山を指す道標があるのでそちらへ進むと、まもなく大垈山頂上を示すピークに到着した。■大垈山頂上から富士山や三つ峠山、滝子山などを望むことができた。■大垈山から稜線をたどると、すぐに「白ブナ」と書かれた標識のある大きなブナの木の下を通り過ぎる。その先に道標があり、道は右折して稜線から外れるが、稜線上に続く踏跡を進む。■大垈山の一番西側のピークの先はヤブになっているが、強引に下って行った。すると金山鉱泉から金山峠へ向かう道と大垈山方面への道の分岐に出た。大垈山頂上から約15分。■分岐から10分ほどで送電線鉄塔の下を通過し、さらに5分くらい行くと金山峠に到着した。■金山峠から元来た道を戻る。先ほどの分岐で大垈山方面へ進む。■途中で、白ブナを通って大垈山頂上に向かう道が右に分かれるが、直進する踏跡を進むと大垈山を巻いて宮地山方面に向かう。■大垈山頂上への道と合流するとセーメーバン山の分岐に着いた。金山峠から約30分。■ここからセーメーバン山に向かう。初めやや急であるが、その後は下り主体の比較的緩やかな尾根歩きである。■笹平付近まで稜線に沿って送電線がある。所々送電線鉄塔が現れ興醒めであるが、送電線自体はかなり高いところを通っていて思ったほど気にならなかった。■セーメーバン山頂上は広く、頂上を示す標識や三角点がある。■セーメーバン山からさらに南下する。■アンテナや石祠が現れると、まもなく桜沢峠に着いた。■桜沢峠から10分ほど登り返すと高ノ丸というピークに着く。■高ノ丸から笹の中に刈り払いがあり、それに沿って下っていくとトズラ峠に着いた。車道(舗装路)が越えている。■トズラ峠からやや不安定な細い尾根を登っていく。途中に富士山の眺めが良い場所があり「富士山景勝地」と書かれた標識がある。■送電線鉄塔を過ぎ、急坂を下ったあと登り返すと、三角点のある笹平に着いた。■笹平から道なりに下っていくと、稚子落しに着いた。浅利への道を分ける。■稚子落しから岩殿山方面に下って行くと岩場の上に出て、稚子落しの岩壁を一望することができる。なかなかの迫力である。■石祠のある天神山を過ぎて兜岩が近づくと、岩場経由の道と林内経由の道との分岐がある。歩き疲れたので、林内経由の道に進む。■林内経由の道は岩場の巻道であるが、歩く人が少ないのか、やや荒廃気味だった。■岩場経由の道と合流した後、もう1ヶ所岩場経由の道と林内経由の道とに分かれる。そこも林内経由の道に進むが、同じような状況であった。■築坂峠で右に道を分ける。「この附近にクマ出没注意必要」と書かれた看板あり。■築坂峠から一登りすると、大月方面から岩殿山への道に出る。公園のような状態でここからコンクリートの階段を登っていく。■5分くらい登ると岩殿城址に到着した。ここに岩殿山頂上を示す標識があるが、岩殿山頂上は一段高い電波塔が建つピークである。■岩殿山から猿橋方面の道を下る。この道もガードレール付きのコンクリートでできた階段が主体である。■岩殿上バス停付近で道路に出る。ここから大月駅まで車道を歩いた。■稚子落しと岩殿山の間で何組かのグループに会ったが、それ以外は笹平で測量の作業をしている人にしか会わなかった。■静かな山歩きを楽しむことができたが、ロングコースのため結構疲労した。(2010年1月24日記載)
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