■麦草峠から鬱蒼とした森の中を白駒池に向かう。■麦草峠から15分ほど行くと「白駒の奥庭」という日本庭園風の地点を通過する。■白駒の奥庭から5分くらい行くと国道からの道と合流し、その少し先で白駒荘方面と青苔荘方面に道が分かれる。青苔荘方面に向かう。■まもなく青苔荘に着く。青苔荘から白駒池の池畔の道を行く。ニュウ方面への分岐まで木道が続く。■青苔荘から5分ほど行くと、左に国道方面への道が分岐する。道標には「信濃路自然歩道(登山道) ←至 剣ケ峯4.9km」と書いてある。■さらに5分くらい行くと、ニュウへの分岐に着く。白駒池を周遊する道を分けてニュウへ向かう。■分岐から10分ほど行くと、小さい湿原を通り過ぎる。「白駒湿原」と書かれた看板がある。■白駒湿原から15分くらい緩やかに登っていくと、稲子湯方面への道が分かれる。標識に「白樺尾根経由八峯の湯 しゃくなげ尾根経由稲子湯」と書いてある。■分岐から「にゅう 中山峠」と書かれた道標に従って右に進むと、道はやや急な登りになる。約15分登ると再び稲子湯方面へ道が分かれる。■分岐から5分ほどでニュウの頂上直下の分岐に着いた。左折して岩場を数分登るとニュウ頂上に到着した。■ニュウ頂上はとても眺めが良く、硫黄岳や天狗岳、北八ケ岳の山々を望むことができた。遠くに北アルプスの穂高連峰や槍ケ岳、富士山、奥秩父の山々も見えた。■ニュウ頂上から直下の分岐まで戻り、中山峠方面へ進む。■まもなく梯子が設置されている小ピークが前方に現れるが、梯子の手前から稲子岳方面に続く尾根に入る。■最初、二ュウと中山峠を結ぶ登山道から踏跡もはっきりしない不安定な斜面を下っていくが、尾根に乗ると思いのほか鮮明な踏跡が現れた。■眺望のない樹林の中に続く踏跡を拾って進んでいくと、やがて稲子岳に達した。■稲子岳頂上部は平たくて最高点はよく分からなかったが、稲子岳南壁の一番北側の東に尾根が若干突き出ている付近が一番高いように思えた。■稲子岳の最高点と思われる地点から南へ少し行くと、樹林を抜けて眺めが良い砂礫地に出た。硫黄岳や天狗岳が大きく見える。休憩をするのに丁度良い場所である。■眺めを楽しみながら砂礫地を下っていく。気が付くと、踏跡の両側に立ち入ることがないようにロープが張ってあった。■標高を下げると、踏跡は再び樹林の中に入る。■樹林の中をさらに下っていくが、しばらく行くと緩やかになる。やがて崩壊した斜面を横切ると不明瞭になり踏跡を外してしまうが、南方へ行くとしらびそ小屋から中山峠に向かう登山道に出た。■中山峠方面にわずかに進むと、登山道の右側にロープが張ってあり、「中山峠まで40分 みどり池まで40分」と書かれた標識がある。ここが稲子岳方面への踏跡の本来の入口と思われた。■ここから15分くらい急な登山道を登ると中山峠に到着した。■中山峠から中山方面への道に入ると、右手に先ほど登ってきた稲子岳を望むことができた。■中山峠からニュウ分岐まで約15分、ニュウ分岐から中山まで約10分だった。■中山頂上は樹林の中で眺望がないが、中山頂上から高見石方面へ数分進んで中山展望台まで行くと眺めが良いので、そちらで休憩した。■中山から樹林の中を緩やかに下っていく。転がっている石が多くて歩きにくい。■中山展望台から40分くらいで高見石に到着した。■高見石で眺望を楽しんだ後、白駒荘に下る。■白駒池から白駒池の池畔の道を行く。観光客が多かった。■白駒池から行きに通った道を通って麦草峠に戻った。■今回初めて登った稲子岳は、一般のガイドブックでは紹介されていない山であるが、思いのほかしっかりした踏跡があり、知る人の間では結構歩かれている山のように思われた。(2010年12月4日記載) |