■塩原温泉から国道を尾頭トンネル方面に向かい、上塩原スノーシェルターを過ぎて有明橋という橋を渡ると、道路左側にスペースがあるので、そこに車を置く。■道路の向かいが登山口である。「栃木百名山若見山登山口」と書かれた道標と「→塩原線18号」と書かれた標柱、「→NO.18 1170m 35分」と書かれた看板があった。■山道に入った所でカモシカが1頭逃げていった。■2万5千分の1地形図を見ると送電線が通る地点まで急斜面のようであるが、実際にはよく踏まれた送電線巡視道がカーブしながら付けられている。■登山口からしばらく植林の中を登っていく。やがて自然林となり尾根上に出ると、上方に送電線鉄塔が見える。■尾根を左に外れてさらに登っていくと、送電線鉄塔のすぐ北側で再び尾根上に出る。登山口からここまで25分くらいだった。■「→塩原線17号」と書かれた標柱に従い、尾根の北方へ続く送電線巡視道を進む。■道は尾根の右側に外れるが、すぐに再び尾根上に乗る。途中で「昇り口 1170m 20分 ⇔ NO.17 1500m 20分」と書かれた看板を見る。■小ピークを2つ越えるが、2つ目の小ピークの付近はイワウチワの群生地で林床に可憐な花がたくさん咲いていた。■その先の鞍部で送電線巡視道を右に分け、若見山への登りにかかる。左側が崩壊している箇所があるので注意する。送電線鉄塔から分岐まで約15分だった。■やがて傾斜が緩くなると若見山頂上に到着した。分岐から15分ほど。■若見山頂上は木々に覆われていて眺めは無い。若見山頂上であることを示す標識があった。■若見山頂上から南東方向の尾根を下っていく。自然林の好ましい雰囲気の尾根である。■若見山頂上から10分くらい下ると、右後方から若見山頂上を巻いた送電線巡視道と合流する。「→塩原線18号」と書かれた標柱がある。■分岐から道は平らになる。5分ほど尾根上をたどると送電線鉄塔に出た。特に眺望も良くなかったので元来た道を戻る。■途中で若見山頂上を巻く送電線巡視道に入る。10分ほどで若見山頂上を巻き終わり往路と合流した。■ここから元来た道を戻った。行きは気が付かなかったが、送電線鉄塔の付近でもイワウチワが咲いていた。■若見山は比較的容易に登ることができる山だが、思いのほか深山の雰囲気を味わうことができる山だった。■下山後、元湯温泉に立ち寄ってから帰宅の途に就いた。(2011年5月22日記載) |