2012年4月7日(土)
安蘇山塊

根本山 三境山

4月7日 晴〜曇

不死熊橋615 →歩→ 籠堂跡800 →歩→ 根本山神社815−830 →歩→ 中尾根十字路910 →歩→ 根本山915−925 →歩→ 三境山1125−1145 →歩→ 不死熊橋1310

日帰り 単独

根本沢から根本山を目指す。前週に続いて不死熊橋まで車で入る。不死熊橋を渡るとすぐ左にロープが下がっている岩場がある。ここが根本沢コースの入口になる。岩場を登り切るとよく踏まれた山道があり、これに従って進んでいく。15分くらい行くと右から踏跡が合流する。根本沢林道から来る踏跡かもしれない。さらに5分ほど進むと、護岸工事が施されている箇所があり、ここで対岸に移る。不死熊橋から40分ほど歩いた歩いた所で左からヒデノキ沢という沢が合流する。踏跡は沢の右岸を行ったり左岸を行ったりする。沢を渡る箇所には標識があるので、これらに従う。途中で「十丁」と書かれた石柱が現れ、進むにつれて数が少なくなっていく。踏跡は沢を高巻く部分も多い。枯葉が堆積していたり、路肩が弱そうな箇所が多いので注意が必要である。ヒデノキ沢出合から約30分で左から大割沢という沢が合流する。大割沢出合から10分ほど行くと小さな滝が現れる。上の方にロープが張ってあるが、ここは水流近くを通過した方が安全である。小さな滝から10分くらい行くと、右岸に2基の石祠を見る。沢は細くなり沢の中を進んでいくと、石祠から15分ほどで根本山神宮と書かれた石灯籠が現れる。この辺りが籠堂跡である。左岸に踏跡があるので、この踏跡を少し戻ると石段がある。参道のような趣である。籠堂跡には「←黒坂石方面」と書かれた道標がある。地図に無い道のようだが、荒れていそうな雰囲気である。籠堂跡から数分行くと沢は二手に分かれる。「根本山周回ハイキングコース」と書かれた道標に従って左に進むとすぐに古い鉄梯子が現れる。鉄梯子を登り切ると、その上は凍結していて注意して通過する。鉄梯子から5分くらい行くと石碑や石像が現れる。右上方を見上げると建造物があるのが見える。ここで右折して、沢を離れて上方の建造物を目指して鎖場を登っていく。鎖場を登り切ると、右手に根本山神社奥ノ院がある。鐘楼があり、その奥に社がある。社の左側は舞台のようになっている。老朽化が激しく床が抜けないように慎重に舞台に乗る。社の中を覗くと小祠が設置されていた。根本山神社奥ノ院から鐘楼の向かいにある岩場を登っていく。垂直に近く見える鎖場が連続する。高度感があるが、岩は安定しているので、慎重に登っていけば問題ない。途中で振り返ると、根本山と三境山を結ぶ稜線上の小ピークや男体山の眺めが良い。岩場が終わると石祠を見る。根本山神社から約20分だった。さらに5分ほどで峰ノ平というピークに達する。峰ノ平から一旦下った後登り返し、10分ほどで三境山方面への分岐に着く。道標がある。さらに5分くらい行くと中尾根十字路に着いた。中尾根十字路から稜線上に出て5分も行くと根本山頂上に到着した。根本山頂上から北側の尾根に進む。頂上部の北端まで来ると道標だったと思われる杭があり、ここから西側の急斜面を下っていく。いつの間にか峰ノ平と中尾根十字路の間の分岐からの道と合流している。この道が本来のルートであり、北尾根から下る道は旧ルートで現在は廃道扱いと思われる。やがて鎖やロープが張られた斜面をトラバースするような箇所を通過する。「危険 足元注意」と書かれた標識がある。足元から切れているが注意して通行すれば問題ない。標高1041m地点を過ぎ、その先の鞍部には「根本山登山口←」及び「→根本山神社」と書かれた道標があり、稜線から左右に山道が分岐する。前者は金五郎橋・黒坂石方面への道である。後者は籠堂跡へ続く道だろうか?根本山頂上からここまで約30分だった。次のピークは三角山と言うらしい。根本山神社奥ノ院の先の岩場から見えた小ピークはこの山かもしれない。先程の分岐から15分ほどだった。三角山から標高1091m地点まで約15分、白浜山分岐まで約40分、標高1069m地点まで約50分だった。基本的に稜線の東側は植林で西側は自然林である。標高1091m地点の先の鞍部で錆びた林業用の機具やワイヤーの残骸を見る。その後、稜線から下っていく踏跡があり、道標には「←黒坂石方面」と書いてあったが、地図には無い道のようだ。白浜山への分岐には「←三境山 根本山→」と書かれた道標があり、その上に手書きで「↑白浜山」と書き加えてあった。しばらく右手の樹間に白浜山が見える。三境山に近づくと稜線が広い部分があるが、違う尾根に入らないように注意する。三境山頂上は、眺望は無いが広くて標識や三角点がある。傍らに石祠もある。三境山頂上から南へ大きな岩が堆積した尾根を下り、勾配が緩くなった所で2万5千万分の1地形図にある屋敷山沢沿いの道に入ることにする。下り口と思われる地点の立木にテープが巻き付けられているが、尾根上から覗くと急で下りるのは難しそうに見える。さらに尾根上を少し進むと左後方に戻るような踏跡を認めたのでここを入る。2万5千万分の1地形図に道が描かれている尾根からひとつ南にある小尾根に乗るが、すぐに踏跡は怪しくなり、強引に尾根から下って屋敷山沢に入る。屋敷山沢は倒木等で荒れていて踏跡がはっきりせず、道があるとは言い難い。歩けそうな所をうまく拾っていく。やがて左岸に作業道の跡が現れ、これを下っていくとまもなく林道に出た。林道をわずかに下ると三境林道と合流した。三境山頂上から50分くらいだった。ここから屋敷山沢沿いに下ると石鴨付近に出るようだが、三境林道より下部は堰堤の工事をしているようで道があるか分からない。三境林道(舗装路)を下って不死熊橋へ戻った。屋敷山沢出合から不死熊橋まで約35分だった。根本沢コースは、沢登りや岩登りの雰囲気を味わうことができ、変化に富んだ面白いコースだった。(2012年5月20日記載)

 

不死熊橋にて−根本沢出合(2012年4月7日)


根本沢にて1(2012年4月7日)



根本沢にて2(2012年4月7日)



根本沢にて3(2012年4月7日)


根本沢にて4(2012年4月7日)


根本沢にて5(2012年4月7日)


根本沢にて6(2012年4月7日)



根本山神社(2012年4月7日)


根本山神社の梵鐘(2012年4月7日)



根本山神社と峰ノ平の間は鎖場が連続する(2012年4月7日)



鎖場から振り返ると根本山と三境山を結ぶ稜線上にあるピークが見える(2012年4月7日)



根本山頂上(2012年4月7日)


根本山頂上の標識(2012年4月7日)


根本山と三境山を結ぶ稜線上から男体山を望む(2012年4月7日)


三境山頂上1(2012年4月7日)



三境山頂上2(2012年4月7日)


三境山頂上の標識(2012年4月7日)


三境山頂上の三角点(2012年4月7日)



三境山頂上で空を見上げる(2012年4月7日)




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