2012年5月5日(土)
安蘇山塊

石倉山 地蔵岳 氷室山

5月5日 晴

黒坂石515 →歩→ 大春橋550 →歩→ 山神参道石碑600−605 →歩→ 石倉山735−745 →歩→ 前地蔵岳930−940 →歩→ 地蔵岳950−1000 →歩→ 前地蔵岳1010 →歩→ 氷室山1235 →歩→ 氷室山神社1240−1245 →歩→ 山神社1345−1355 →歩→ 黒坂石1415

日帰り 単独

前々週に続き黒坂石まで車で入る。黒坂石から黒坂石沢沿いの車道を上流方向へ歩いていく。黒坂石から15分ほどで左に奥小屋林道が分岐するので、そちらに進む。沢沿いの林道を15分ほど行くと小春橋という橋があり、道は左岸に移る。さらに5分くらい行くと大春橋という橋があり、左に林道が分岐する。以前、ここまで車で入ったことがある。以前は山神参道石碑まで車で入れそうだったが、今回、大春橋から先は倒木や崖崩れで荒れていて、車の進入は不可能な状況だった。山神参道石碑から左に分岐する林道跡に入る。山神参道石碑から5分くらい登ると尾根上に出る。右折して尾根上を登っていく。最近、間伐のために周囲の植林に人が入っているようで、所々に焚火の跡が見られた。山神参道石碑から40分ほどで地蔵岳と大萱山を結ぶ稜線に出る。右折して5分も行くと、標高1105.5m三角点に着く。この先の小ピークから北へ延びる尾根に入り石倉山を目指す。始めはアップダウンが多く地形がやや複雑だが、尾根を外さないように進む。標高約1110mの細長いピークの南側には「次三角點」と書かれた石柱がある。このピークの手前は開けていて、大萱山や袈裟丸山を望むことができた。次の小ピークで西に向きを変え、なお尾根をたどる。石倉山手前の鞍部は三叉路のようになっていて、左に少し登ると石倉山三角点に着いた。標高1105.5m三角点から約35分だった。鞍部から右に尾根を5分くらいたどると石倉山頂上に到着した。目印等は無く、一番高い所が石倉山頂上と判断する。石倉山頂上は南北に細長く、尾根の途中のような雰囲気である。樹間に地蔵岳が見える。地蔵岳と大萱山を結ぶ稜線まで元来た道を戻る。石倉山から35分くらいかかった。石倉山への分岐から稜線を東へたどり地蔵岳を目指す。群馬県側は植林、栃木県側は自然林が多い。石倉山分岐から標高1143m地点まで約25分だった。標高1143m地点の先の鞍部で地図に記載されていない林道が右側に近づく。前地蔵岳の南側へ続いていると思われる。標高1143m地点から前地蔵岳まで45分くらいだった。前地蔵岳から地蔵岳を往復する。その間の登下降はかなり急である。地蔵岳頂上で柏尾峠からの道と合流するが、誰にも会わなかった。地蔵岳頂上には石祠や三角点があり、横根山方面の眺望が得られる。2万5千分の1地形図では前地蔵岳と地蔵岳の鞍部から氷室山方面へ道が記載されているが、実際には道は認められず、かなりの急斜面で下るのは難しそうである。前地蔵岳から大萱山方面に戻ると群馬県と栃木県の県境に石柱があり、これに従って急斜面を南東に下っていく。やがて傾斜が緩くなり林道に出る。前地蔵岳から約20分だった。標高1143m地点の先で見た林道はここにつながっているのではないかと考える。林道は稜線を巻くように付けられている。稜線上に踏跡がありそうだが、林道を行くことにする。林道には最近車が入った形跡は無く、崩れている箇所もあったので、林道跡と言った方が相応しいかもしれない。途中で林道は二手に分かれるが右に進む。林道に入ってから約20分で大岳沢林道に出た。左折する。右に行くと黒坂石に下ることができると思われる。大岳沢林道は比較的整備されていて、車が入った形跡も認められる。大岳沢林道に入ってから15分ほどで地蔵岳と氷室山を結ぶ県境の稜線に達する。南へ少し行くと広場のような場所があり、袈裟丸山や先程登った地蔵岳の眺めが良い。さらに林道を南下するが、この先、落石や路肩の崩壊があり、最近車は入っていないようである。2万5千分の1地形図では、標高約1020m地点付近から黒坂石方面に続く南西の尾根に道があるが、これは送電線巡視道となっているようである。分岐に「南いわき幹線」と書かれた黄色い標柱がある。大岳沢林道下降点からここまで10分くらいだった。標高1025.6m三角点の先の鞍部から椀名条山方面の稜線が見える。さらに林道をたどり、やがて送電線の下を通り過ぎる。標高1027m地点は西側から巻く。林道はさらに先に続いているが、標高1027m地点の先の鞍部から山道に入る。「狩猟鳥獣捕獲禁止区域(シカを除く)栃木県」と書かれた赤い標識がある。この山道は大荷場木浦沢林道からの道と思われる。次のピークを南側から巻くと右後方から先程の林道が合流するが、この辺りが終点のようである。標高1109m地点を左から巻くと、その先の鞍部で椀名条山方面からの道と合流する。山道に入ってから25分くらいだった。さらに南へ進むと、道が二手に分かれる。右は巻道で、左の稜線上の道を行くと氷室山頂上に到着した。椀名条山分岐から10分ほどだった。氷室山頂上から少し下ると氷室山神社に着いた。社殿は無いが、石祠や石灯籠がある。氷室山神社から宝生山を経て中ノ沢を下る予定だったが、氷室山神社から数分行った所にある「黒坂石120〜150分←」と書かれた道標に惹かれて、作原沢入林道へ下ることにする。数分下ると水場があり、ここから沢沿いに付けられた道を下ることになる。道は荒れ気味で分かりにくい箇所もあるが、基本的に沢に沿って道があるので、これを忠実にたどる。途中、沢に渡してある橋は朽ちているものが多い。前日の雨で増水していたので慎重に渡った。氷室山神社から約35分で林道に下り立った。「氷室山登山口」と書かれた標識がある。沢沿いの林道を20分くらい行くと、中ノ沢からの林道と合流した。さらに5分ほどで山神社に着いた。山神社から前々週も歩いた林道を通り、黒坂石に戻った。後半は大部分が林道歩きだったが、歩行距離が長く、好天で気温も上がり、思いのほか疲れた。無事歩き通すことができたので良かった。(2012年6月3日記載)
 

山神参道石碑(2012年5月5日)


石倉山の三角点1(2012年5月5日)



石倉山の三角点2(2012年5月5日)



石倉山頂上付近から地蔵岳を見る(2012年5月5日)


石倉山頂上(2012年5月5日)


石倉山頂上の立木に「石倉山」と書いてあった(2012年5月5日)


前地蔵岳頂上(2012年5月5日)



前地蔵岳頂上の標識(2012年5月5日)


前地蔵岳から樹間に地蔵岳を見る(2012年5月5日)



地蔵岳頂上1(2012年5月5日)



地蔵岳頂上2(2012年5月5日)



地蔵岳頂上の三角点(2012年5月5日)


地蔵岳頂上から横根山を望む(2012年5月5日)


地蔵岳頂上から方塞山を見る(2012年5月5日)


大岳沢林道下降点付近から地蔵岳を振り返る(2012年5月5日)



大岳沢林道下降点付近から袈裟丸山を望む(2012年5月5日)


標高1025.6m三角点付近の林道から椀名条山を見る(2012年5月5日)



氷室山頂上の標識(2012年5月5日)



氷室山神社(2012年5月5日)



氷室山神社付近から袈裟丸山を見る(2012年5月5日)


氷室山から沢沿いに下山する途中、朽ちた橋がいくつかあった(2012年5月5日)


山神社にて(2012年5月5日)




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