2012年5月26日(日)
南会津

山椒山 長卸山

5月26日 晴

木賊610 →歩→ 前山650−710 →歩→ 山椒山720−730 →歩→ トヤノ山755−805 →歩→ 木賊855−900 →歩→ 熊野神社920 →歩→ 長卸山1010−1030 →歩→ 木賊1050

日帰り 単独

木賊温泉広瀬の湯の前に駐車場があるので、ここに車を止める。広瀬の湯から南へ5分ほど行くと、「さいたま市立舘岩少年自然の家 ←0.5km」と書かれた看板があるので左折する。左折するとすぐに宮里大橋があり西根川を渡る。宮里大橋を渡ると突き当たりに「←前山 山椒山←」と書かれた道標があり左折する。「登山をする際には、さいたま市の敷地が含まれるため、事前に事務所まで連絡してください。さいたま市立舘岩少年自然の家 TEL0421(78)2311」とも書いてあるが、早朝であるし連絡手段も無いので、そのまま入山する。林道のような道を数分行くと、「前山登山口→」と書かれた道標があり、登山道が始まる。林間学校で利用するためか道はよく整備されている。やがて尾根上に出ると東側に踏跡が分岐する。2万5千分の1地形図にある高野川方面に下る道と思われるが、ロープが張ってあった。宮里大橋からここまで15分ほどだった。尾根上を進む。途中、前方に山椒山と思われるピークが見える。先ほどの分岐から10分くらい行くと右に山道が分岐する。道標があり「前山中腹コース→」と書いてあった。山椒山方面には「前山コース→」と書かれた道標があり、ここから道は急登となる。前山中腹コースの分岐から約10分の登りで前山に着いた。山椒山の北西に位置する標高1040mのピークが前山である。前山頂上は広くて西側の眺望が得られる。樹間に見える袴腰山や白身山は印象的だった。前山から山椒山方面には道標が数枚あり、「山椒山へ→」「山椒山→20分」「←山しょう山 トヤノ山」と書いてあった。しかし、山椒山方面の道はロープで塞がれていた。林間学校で来た児童・生徒は前山で引き返すと思われるが、先に進むことにする。前山から山椒山方面への道は整備していないようで、急に道が悪くなるが、道形は明瞭である。前山から鞍部まで下り、登り返すと山椒山頂上に到着した。山椒山頂上は木々で覆われていて眺望はない。2万5千分の1地形図には三角点は無いが、古い「主三角點」と書かれた石柱が設置されている。山椒山からトヤノ山に向かう。トヤノ山は山椒山の南東にある標高1135mのピークである。山椒山から道はますます怪しくなるが、道形はあり尾根を外さなければ迷うことはない。山椒山から鞍部まで下り、トヤノ山まで登り返す。周辺のブナやミズナラの自然林はすばらしい。トヤノ山頂上も木々で覆われていて眺めは無い。道の途中のような場所である。ブナの倒木に「トヤノ山」と書かれた標識が付いていた。トヤノ山で向きを変え、西側の尾根を下っていく。トヤノ山に「下山口→」と書かれた道標があり、これに従う。トヤノ山から15分ほど行くと、ワイヤーが付いた倒木で塞がれている小ピークに着く。トトロ山と言われている地点かもしれない。道が分からないが、倒木を越えて右の方へ行くと道が現れた。尾根を忠実にたどり、最後は急な下りとなる。沢の音が聞こえてくるとまもなく林道のような道に出た。トヤノ山から約35分だった。逆コースの場合、道標が無いので分かりにくいと思う。この付近はさいたま市立舘岩少年自然の家の敷地のようで、テントサイトや「炊飯広場」と書かれた炊事場がある。林道のような道を歩いていくと、左からさいたま市立舘岩少年自然の家の本館に続く車道と合流する。「敷地内につき関係者以外の立ち入りをご遠慮下さい」「活動中につき一般の方立入禁止」などと書かれた看板が多い。ちょうど児童の集団が出てきたが、逃げるように宮里大橋へ向かう。林道のような道に下り立ってから10分くらいで宮里大橋に着いた。児童たちは、これから前山に登山に出かけるところだったようである。宮里大橋から5分ほどで広瀬の湯に戻った。時間が早いので、予定していなかったが長卸山も登ることにする。広瀬の湯から車道を行く。途中で「歓満の滝」と書かれた看板を見るが、下山後に立ち寄ることにする。広瀬の湯から15分ほど行くと「奥会津総鎮守 室山熊野神社」と書かれた幟と「長卸山登山口」と書かれた標識があり、ここで左折する。5分くらい行くと、橋を渡って熊野神社に着く。木賊温泉にあった案内板によると、ここは拝殿とのことである。。ここにも「長卸山登山口」と書かれた標柱がある。拝殿の裏手に山腹を登っていく山道があるが、「長卸山登山道←」と書かれた道標に従って川沿いに少し行くと、石造りの鳥居が現れる。ここから急な石段を登っていく。石段を登り終えると再び社殿が現れる。ここは権現様というらしい。拝殿の裏手に見えた山道とここで合流する。ここにも「長卸山登山口」と書かれた標識があり、これに従って登山道に入る。尾根を35分くらい登ると木賊からの道と合流する。途中、ブナの森がきれいだった。先ほど登った山椒山を望むことができる場所もあった。分岐から数分登ると、長卸山頂上に到着した。長卸山頂上は木々で覆われていて眺めは良くないが、樹間に雪の付いた会津駒ケ岳方面の山を望むことができた。傍らには石祠がある。休憩していると、茂みから音がして動物がいるのかと思ったら、山菜採りに来たと思しき老人が現れた。こちらには気付いていないようで、石祠に深々とお辞儀をするとすぐに下っていった。長卸山頂上から分岐まで戻り、木賊への道に進む。きれいなブナの森の中に付けられた山道はかなり急である。やがて沢と合流すると、まもなく森を抜けて広瀬の湯の向かいに出た。下山後、広瀬の湯に入ろうと思っていたが、「入浴時間 午后2時30分より午后7時30分までと致します 区長」との貼紙があり、残念ながら諦める。代わりに木賊温泉の岩風呂に浸かってから帰宅の途に就いた。なかなか野趣溢れる温泉だった。今回は、木賊温泉を中心とした8の字登山となった。(2012年7月29日記載)
 

前山にて(2012年5月26日)


前山から袴腰山を望む(2012年5月26日)



前山から白身山を見る(2012年5月26日)



山椒山頂上1(2012年5月26日)


山椒山頂上2(2012年5月26日)


ミズナラ(2012年5月26日)


ブナ1(2012年5月26日)



トヤノ山にて(2012年5月26日)


山椒山(2012年5月26日)


宮里大橋付近から長卸山を見上げる(2012年5月26日)



長卸山(2012年5月26日)



室山熊野神社(2012年5月26日)


室山熊野神社の石段(2012年5月26日)


長卸山を目指す(2012年5月26日)


長卸山中腹から山椒山を見る(2012年5月26日)



長卸山頂上1(2012年5月26日)


長卸山頂上2(2012年5月26日)


長卸山頂上から会津駒ケ岳方面の眺め(2012年5月26日)


ブナ2(2012年5月26日)


歓満の滝(2012年5月26日)




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