2012年10月21日(日)

明神ケ岳周辺

芝草山

10月21日 晴

太郎温泉600 →歩→ 大岩710 →歩→ 芝草山740−800 →歩→ 太郎温泉1055

日帰り 単独

中ノ沢林道が分岐する地点まで車で入る。近くに太郎温泉の一軒宿があるが営業していないと思われる。中ノ沢林道分岐から車道を少し行くと芝草山の登山口がある。「芝草山登山口」と書かれた道標と登山届を入れる箱がある。しばらくの間、登山道は送電線巡視道を兼ねているので、よく踏まれている。登山口から約25分で送電線鉄塔に到着する。「→塩原線34号」と書かれた黄色い標柱に従い、さらに送電線巡視道を進む。送電線鉄塔から5分くらい行くと「芝草山→」と書かれた道標があり、送電線巡視道から分かれて尾根上を登っていく山道に入る。展望のない樹間の道を登っていく。途中でサルの群れと遭遇する。仲間が逃げ去るまでボスザルがこちらを監視しているようで、行き過ぎるのをしばらく待った。山中では何ケ所かクマの大きな糞も見られた。送電線鉄塔から35分くらいで大岩の下に着く。左側の急斜面にロープが設置されていて、木の根をつかみながら登っていく。10分ほどで大岩の上に出ることができた。大岩からさらに尾根を登っていく。大岩から芝草山頂上にかけてブナなどの広葉樹が多く、既に紅葉が始まっている。最後の急登を登り切ると、芝草山頂上に到着した。芝草山頂上には標識と三角点があった。日向倉山方面の展望が開けている。芝草山頂上から北方の尾根に進む。すぐにヤブが激しくなる。踏跡も不詳で、尾根を外さないように注意が必要である。芝草山頂上から小ピークをいくつか越えていく。途中、東側の眺望が得られる箇所がある。標高約1310m地点から古いロープが付けられた急斜面を下る。前方に標高1288mのピークが大きく見え、樹間に荒海山が全容を現す。鞍部から標高1288mのピークまで登り返す。振り返ると、先ほど歩いてきた尾根が尖ったピークのように見え、かなり険しそうに見える。芝草山頂上から標高1288mのピークまで約55分かかった。標高1288mのピークには「←北口」と書かれた道標があり、これに従って西側の尾根を下る。入山沢の林道終点付近を目指すが、一本北側の尾根に入ってしまったようだったので、沢の源頭部を横切って進路を修正した。踏跡は不明瞭で見通しも悪く、尾根を外さないように下っていく。やがて右後方から送電線巡視道が合流する。「芝草山→」と書かれた道標があり、道を間違っていなかったと確信する。送電線巡視道を数分下ると、右側に送電線鉄塔が建っている。標高1288mのピークから40分ほどだった。送電線鉄塔から荒海山がとても大きく見える。なかなか迫力のある山容である。送電線鉄塔から明瞭な送電線巡視道を下っていく。沢の音がしてくると林道に出た。送電線鉄塔から25分ほどだった。左折して少し行くと、「芝草山(三依富士)北登山口→」と書かれた道標がある。また、「太郎岳登山口」と書かれた標識もあり、荒海山への道が分かれている。入山沢沿いの林道を行く。登山口付近から右岸を行くが、25分ほど行った所で橋を渡り左岸に移る。ゲートがあり、ここまで車が入ることができるようである。左岸に移ってから20分くらい歩くと、未舗装路から舗装路に変わり、さらに10分ほどで三依渓流つり場の脇を通過する。三依渓流つり場から5分も行くと、スタート地点の太郎温泉に到着した。芝草山の頂上部は紅葉が始まっていてきれいだった。芝草山の北方の尾根ルートは、数年前に道が開かれたことを聞いていたが、現在は廃道同然であり、一般向けではないと思われる。古い赤ペンキのマークなども見られるがあまり当てにならない。(2012年10月28日記載)

 

芝草山頂上へ向かう途中1(2012年10月21日)


芝草山頂上へ向かう途中2(2012年10月21日)



芝草山頂上へ向かう途中3(2012年10月21日)



芝草山頂上(2012年10月21日)


芝草山頂上の標識(2012年10月21日)


芝草山頂上の三角点(2012年10月21日)


芝草山頂上から日向倉山を望む(2012年10月21日)



芝草山頂上から西側の眺望(2012年10月21日)


芝草山頂上から男鹿山塊方面を見る(2012年10月21日)


芝草山の北方の尾根上から男鹿山塊方面を見る(2012年10月21日)


芝草山の北方の尾根上から芝草山を振り返る(2012年10月21日)


芝草山の北方の標高1288mのピーク(2012年10月21日)


芝草山の北方の尾根上から樹間に荒海山を見る(2012年10月21日)


下山途中の送電線鉄塔から荒海山を望む(2012年10月21日)


入山沢(2012年10月21日)



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