■前週、荒海山に登った時に近くの高土山が気になったので、登りに出かける。■袋口のチェーン脱着場に車を置く。■国道から八総鉱山跡方面への道が分岐する。すぐに滝ノ原橋という橋があり、この手前の左手に分かれる山道を入る。入口には「森林資源保護のため村外者の入山禁止 滝原共有権利物組合」「告 入山禁止」と書かれた看板がある。■山道に入り少し行くと左に道を分け、さらに少し行くと右に道を分ける。■沢沿いに進むと小さい木橋があるので、これを渡る。ここから尾根を目指して登っていく。■道は送電線巡視道を兼ねているので、よく踏まれている。■左右にカーブしながら登っていくと、やがて尾根に乗り、少し行くと送電線鉄塔の脇を通過する。袋口から30分くらいだった。■送電線の右側の尾根をたどり、約15分で次の送電線鉄塔に着いた。標高1047mのピークである。■標高1047m地点から送電線の左側の尾根をたどる。何ケ所か左に尾根が分かれるが、道がはっきりしているので間違えることはない。■伐採跡なのか山火事の跡なのか、しばらく眺めの良い尾根を進んでいく。前方に高土山が見える。■標高1047mピークから30分ほど行くと道が分かれていて、送電線巡視道を示す黄色い標柱がある。直進方向には「下郷線 86」、右方向には「下郷線 87」と書いてある。直進して高土山を目指す。■冬枯れの明るい樹間の道を緩やかに登っていく。■先ほどの分岐から5分くらい進むと、尾根を回り込むような場所に再び黄色い標柱があり、直進方向は「下郷線 88」、右方向には「下郷線 87」と書いてある。■ここで左折して木々が若干うるさい踏跡を登っていくと、5分ほどで高土山頂上に到着した。■高土山頂上は木々で覆われていて眺望は無い。頂上を示す標識は無いが、三角点が地表から顔を出している。■高土山頂上から送電線巡視道まで元来た道を戻り、「下郷線 87」と書かれた方向に少し下ると送電線鉄塔が建っている。■ここから八総鉱山小学校跡まで尾根を下ることができると思ったが踏跡が見当たらないので、元来た道を戻ることにする。鉄塔の辺りを20分くらい徘徊した。■途中の黄色い標柱がある分岐で左折して「下郷線 86」と書かれた方向へ少し行くと送電線鉄塔が建っている。■この付近は眺めが良い。七ケ岳が近くに見えるが、頂上部はあいにく雲に覆われていた。■送電線鉄塔から下っていく山道があるので、ここを下っていく。■尾根上はもう冬枯れだったが、下る途中の自然林は見事で、まだ紅葉がきれいだった。■下り切ると黄色い標柱があり「→86 下郷線」と書いてある。送電線鉄塔から30分くらいだった。下ってきた山道も送電線巡視道のようである。■ここから藪の中の林道跡のような道を行くと、キャンプ場の跡地に入る。炊事場や便所の跡がある。■さらに行くとバンガローや大きな木造の建物の脇を通り過ぎる。近くに門柱の跡があり「田島町立八総鉱山小学校」と書いてある。現在、ここは「南会津町あらかい健康キャンプ村」という転地療養施設となっているようだ。■まもなく旭橋という橋を渡ると、袋口から八総鉱山跡に続く林道に出た。■荒海川沿いの林道を行く。■途中に「竜神様入口」と書かれた看板があったので寄ってみる。小さい滝と祠があった。■竜神様から15分ほど歩き、スタート地点の袋口のチェーン脱着場に戻った。■高土山は登る人も少なそうで、山中には道標や標識も皆無であるが、明瞭な送電線巡視道があるので迷うこともない。■尾根上からの眺望と尾根から八総鉱山小学校跡へ下る途中の自然林が良かった。(2012年12月15日記載) |