2012年12月9日(日)

榛名周辺

幡矢ケ岳

12月9日 晴

榛名神社700 →歩→ 九折岩730 →歩→ 幡矢ケ岳840−855 →歩→ 地蔵峠1015−1020 →歩→ 榛名神社1045

日帰り 単独

榛名神社の西側に位置する標高1271mのピークが幡矢ケ岳である。幡矢ケ岳は旗矢ケ岳とも書くらしい。榛名神社の駐車場に車を置いて出発する。榛名神社の境内を通過する。随神門から本殿まで10分ほどだった。本殿の裏手の階段を下りると、川沿いの遊歩道と合流する。榛名山番所跡の門を過ぎると、前方に大きな古い砂防堰堤が聳え立っている。国登録有形文化財との事である。左側から堰堤の上に出る。「クマの出没に注意して下さい 群馬県」と書かれた貼紙がある。堰堤から川沿いに数分行き、右手に奇妙な形をした九折岩を見ると、「←榛名神社 約0.2km 天神峠・ヤセオネ峠 約1.7km 約7.3km→」という道標があり、ここで遊歩道から離れて対岸に渡渉する。すぐに川は二手に分かれ、右の沢に入っていく。2万5千分の1地形図には道が書かれているが、道形は不詳である。少し行くと沢が二つに分かれ、右の沢に入る。実は地図を持参していなかったので、後で分かったのだが、2万5千分の1地形図にある道は左の沢であった。沢は落葉が堆積していてよく分からないが、ほぼ枯れているようだった。しかし、凍結した上に落葉が積もっている部分もあり歩きにくい。少し行くと勾配がきつくなる。前方の上の方に見える尾根を目指して、登れそうな所を登っていく。九折岩から約25分で尾根に乗る。尾根上には何となく踏跡があり、左折して尾根をたどる。尾根は少しずつ右にカーブしていく。樹間に杏ケ岳や掃部ケ岳などが見える。やがて幡矢ケ岳と思しき大きな山が前方に近づく。徐々に踏跡は不確かになるが、前方の稜線を目指して登っていく。急登を終えると、踏跡のある尾根上に出た。九折岩から約55分。ここは天目山と幡矢ケ岳を結ぶ尾根だった。天目山と幡矢ケ岳の間の鞍部に出る予定だったが、幡矢ケ岳寄りの尾根上に出たようである。ここから15分ほど登ると傾斜が緩くなり、幡矢ケ岳の頂上部に着いた。少し行くと「旗矢ケ岳」と書かれた標識を見る。さらにわずかに行くと「旗矢岳」と書かれた標識があった。幡矢ケ岳頂上は木々で覆われていて眺望はないが、樹間に榛名の山々が見える。南北に細長い幡矢ケ岳頂上部を南へ進む。やがて尾根は下りになり、徐々に細くなる。幡矢ケ岳頂上から10分くらい行ったところにある小ピークはとても眺めが良く、目の前に大きく見える鐘原ケ岳の山容はなかなかの迫力である。西には杏ケ岳や妙義の山が見える。さらに細い尾根をたどる。尾根上には何となく踏跡がある。忠実に尾根をたどると、やがて小さい岩峰の上のような場所に出る。絶壁の上のようで前進は無理そうだが、よく見ると左側の尾根を下ることができそうなので、そこを下る。右下に岩が見えるが、おそらく覗岩であろう。急な尾根を下っていく。踏跡があり、白いビニール紐の目印も見られる。やがて傾斜が緩くなる。「探鳥コース←」「榛名山小鳥がさえずる森」と書かれた標識があり、左側から来た明瞭な山道と合流する。少し行くと、山道は左折して階段が付けられた道となって尾根から外れて下っていく。下から車の音が聞こえ、すぐに県道に出るように思われたので、そちらには進まず直進方向の尾根上の踏跡を進む。まもなく尾根から右下の方へ下っていくと林業用の作業道のような道に出る。右折するが、すぐに左下に林道が並行しているのに気が付き、そちらに移る。林道を少し行くと「←榛名神社 唐松→」という道標が現れ、この道が地蔵峠越えの道であることを確信する。やがて林道の終点となり、笹の中に付けられた踏跡を緩やかに登っていく。踏跡はやや錯綜しているが、幡矢ケ岳と鐘原ケ岳の鞍部を目指して登っていく。首の無い石像を見ると、まもなく地蔵峠に到着した。地蔵峠から岩の間を下っていくと、林道跡のような道となる。地蔵峠から20分ほど行き、左手に新しい堰堤を見ると、まもなく天狗山・鏡台山方面への林道と合流する。さらに5分ほど林道を下ると榛名神社の随神門の脇に出た。幡矢ケ岳の東側はかなりの急斜面と思われ、だいぶ遠回りをして地蔵峠に至った。榛名神社から幡矢ケ岳まで往復できれば良いと思っていたが、周回することができて良かった。(2012年12月24日記載)

 

九折岩(2012年12月9日)


幡矢ケ岳頂上1(2012年12月9日)



幡矢ケ岳頂上2(2012年12月9日)



幡矢ケ岳頂上3(2012年12月9日)


幡矢ケ岳頂上の標識(2012年12月9日)


天目山と榛名富士(2012年12月9日)


幡矢ケ岳を振り返る(2012年12月9日)



幡矢ケ岳南方の小ピークから鐘原ケ岳を望む(2012年12月9日)


幡矢ケ岳南方の小ピークから妙義方面を望む(2012年12月9日)


幡矢ケ岳南方の小ピークから杏ケ岳を見る(2012年12月9日)


地蔵峠(2012年12月9日)



戻る