■旧富士見村・富士見村観光協会発行の赤城山のパンフレットに掲載されている地図に大箕山と硯石山、穴山の記載がある。以前から気になっていたので、出かけることにする。■箕輪の姫百合駐車場に車を停める。■県道を前橋方向に10分ほど行くと、右に舗装された新しい林道が分岐するので、そこを入る。入口に「林道 赤城白樺線」と書かれた標識がある。■林道に入るとすぐに左に並行して古い林道があるのに気が付く。この後、新しい林道と古い林道は絡みながら登っていくが、新しい林道を進む。■林道入口から約15分行った新しい林道と古い林道の2回目の交差地点に「全面通行止」と書かれた看板があるが、雪の上には車の轍が見られる。■さらに林道を登っていく。林道入口から20分くらいで新しい林道と古い林道の3回目の交差地点に着く。ここが大箕山の登山口である。■南側の標高1201mのピークが大箕山である。さらに南の標高1122mのピークが硯石山である。■微かに踏跡がある尾根を登っていく。■登山口から10分ほどで大箕山頂上に到着する。■大箕山頂上は木々に覆われていて眺望は無いが、樹間に地蔵岳や荒山が見える。古い標柱と三角点があるが、標柱には何が書いてあったか分からない。■大箕山頂上から南に尾根をたどる。尾根上には何となく踏跡があるが、低木がややうるさい箇所もある。■始めは緩やかだが、少し行くと急な下りになる。前方の硯石山はだいぶ遠そうに見える。■傾斜が緩くなると、右側は植林となり、右後方から来た明瞭な山道と合流する。植林に向かう作業道であろうか?■道端に大きな岩を見ると、道は登りに転じる。岩の間を縫って山道は付けられている。■やがて緩やかになると、まもなく硯石山頂上に到着する。■硯石山頂上も木々で覆われていて眺望はない。広いが道の途中のような頂上である。林業で使用したと思われる錆びた一斗缶や部品のようなものが散乱している。■硯石山頂上からさらに南方へ明瞭な山道は続いているが、どこへ行くのかは分からない。■硯石山頂上から大箕山を経て林道まで戻る。行きは気が付かなかったが、大箕山の南側にとても眺めが良い場所があった。■大箕山の登山口で新しい林道と古い林道は分岐するが、新しい林道を奥へ進む。林道は凍結していて滑りやすい。途中、南側の眺めが良く、先程登った大箕山や硯石山も見える。■大箕山の登山口から約20分で六道の辻に到着する。傍らに古い石仏がある。■六道の辻にはゲートがあり林道はここで終点となる。現在、車が入ることができるのはここまでだが、この先も建設が進んでいるように見えた。■六道の辻の南西に位置する標高1246mのピークが穴山である。■六道の辻から穴山頂上へ明瞭な山道があり、これを登っていくと穴山頂上に到着した。■穴山頂上で山道は左に曲がり下っていくが、どこに続いているのかは分からない。■穴山頂上は眺望も無く、道の途中のような何の変哲もない頂上である。穴山頂上を示す標識等も皆無である。■穴山頂上から元来た道を下り、六道の辻に戻る。■六道の辻から大箕山の登山口まで戻る。約15分だった。■途中で狩猟に来たと思われる数台の車と擦れ違った。狩猟が始まる前に山に登ってくることができ、一安心した。■帰りは、大箕山の登山口から古い林道に入る。■古い林道は簡易舗装が施されていて、辛うじて車の通行もできそうだが、荒れ気味でいずれ廃道になるのではないかと思った。歩く分には新しい林道よりも近道であるように感じた。■古い林道を下っていき、大箕山の登山口から約15分で県道に出た。■林道の入口には「林道 花窪線」と書かれた標識があった。また、「お知らせ 平成24年4月15日から平成25年3月30日まで赤城山ニホンジカ個体調整事業としてこの付近においてわなおよび銃器によるニホンジカの捕獲を行いますのでご注意ください」と書かれた立て看板があった。■県道を横切って前方の道へ進み、少し行くと旧道に突き当たる。左折して15分も行くと、スタート地点の箕輪の姫百合駐車場に戻った。■新しい赤城白樺林道と古い花窪林道を利用して赤城の寂峰を訪ねた。軽い山歩きだったが、眺めが良い場所や気持ちの良い山林もあり、もう少し注目されても良い山のように感じた。(2013年1月4日記載) |