■前々週に赤城キャンプ場からの登頂を断念した子双山に登りに出かける。■箕輪の姫百合駐車場に車を停める。■県道を前橋方向へ少し下り、赤城白樺林道に入る。■花窪林道との最初の交差地点から花窪林道を行く。雪の上に轍があった。■次の赤城白樺林道との交差地点を過ぎると途中で轍は消え、足首くらいまでの積雪の上を歩いていく。■大箕山の登山口から再び赤城白樺林道に入り六道の辻を目指す。■赤城白樺林道にも轍があったが、途中で無くなる。雪が多く途中で引き返したようである。■六道の辻の手前で遠くに富士山が見えた。■六道の辻から赤城白樺林道は下りとなる。■旧花窪林道を左に分けると、前方に鈴ケ岳とこれから目指す子双山が見える。途中、モロコシ山やヤハズ山、木津山など周囲の山も見えた。■林道は最近建設されたもので部分的に舗装が施されているようだが、雪で覆われていて雪上を歩いていく。凍結している箇所もあり滑りやすい。車は入っていないが、途中からスノーモービルの通った跡があった。■六道の辻から20分ほどで深山の方から延びている前山林道と合流する。子双平方面にはゲートがあり「この道路は国有林の専用道路です。一般車両の通行を禁止します。群馬森林管理署長」と書いてあるが、開放してあった。■林道には雪が積もっているが、スノーモービルが何台か通った後があり、踏み固められていて歩きやすく助かった。■林間の道を緩やかに登っていく。右手の沢筋も雪で覆われている。■林道がUの字にカーブする地点でスノーモービルの跡は左右に分かれていたが、地図にある左の道へ進む。■林道は山腹を登っていくようになる。左手は谷間となっていて樹間に眺望が得られる。■道が緩やかになると子双平に入っていく。■やがて木で作った柵がある広場のような場所に着く。前方に鈴ケ岳が大きく、左手の木々の間に子双山が見える。■ここで林道を離れ、子双山を目指す。■広い尾根上を緩やかに少し下った後、子双山への登りにかかる。最初は少しだけスノーモーピルが通った跡があり歩きやすいが、すぐに膝くらいまでのラッセルとなる。■しばらく急登が続く。雪も重く、なかなか先に進めず、苦しい登りが続く。■傾斜が緩くなり肩のような場所を過ぎ、やや低木がうるさい尾根筋をさらに緩やかに登っていくと子双山頂上に到着した。■子双山頂上は東西に細長く、一番高い所に標識とケルンのような石積みがあった。標識は「コブタ山」と書かれたものと「児双山」と書かれたものがあった。木々で覆われていて眺望はないが、樹間に鈴ケ岳が大きい。■子双平から子双山頂上まで雪上に足跡はなかったが、子双山頂上には足跡があり、数日のうちにモロコシ山方面から登った人がいたようだ。■子双山から箕輪まで元来た道を戻る。■子双平から林道を下っていくと、スノーモービルで猟に来た人達とすれ違った。どこに登ってきたのか尋ねられたので、子双山に登ってきたと答えると、あれは「コスズ」と言うと教えてくれた。鈴ケ岳の前衛峰ということで「子鈴」が「子スズ」→「子ヌヌ」→「子双」と変遷したのではないかと勝手に想像するが、子双平から見ると子双山は双耳峰のように見えるので、双子山が転じて子双山になったようにも想像できる。■猟に来た人達にシカがいたか聞かれ、足跡はたくさんあったが姿は見なかったと答える。シカ猟が行われているようだ。猟が行われているためか気を付けるように告げられた。■山中では他に誰にも会わなかった。ほとんど林道歩きであったが、積雪が結構あったので雪山登山の気分を味わうことができた。■前々週、登ることができなかった子双山に登ることができて満足だった。(2013年2月10日記載)
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