2013年2月10日(日)

赤城周辺

船ケ鼻山 薬師岳

2月10日 晴

沼尻715 →歩→ 野坂峠755 →歩→ 船ケ鼻山1010−1030 →歩→ 野坂峠1245 →歩→ 薬師岳1250−1310 →歩→ 野坂峠1315 →歩→ 沼尻1330

日帰り 単独

五輪尾根の北方に位置する標高1466mのピークが船ケ鼻山である。船ケ原山とする文献もある。大沼湖畔の沼尻まで車で入る。沼尻からさいたま市立赤城少年自然の家まで車道を行く。さいたま市立赤城少年自然の家の裏手から入山する。積雪で登山道が分からないので、歩きやすい所を登っていく。沼尻から約15分で五輪尾根上に出た。尾根上には足跡は無く、脛くらいまでのラッセルとなる。北風が強いためか南側に雪庇が張り出している。五輪尾根に乗ってから野坂峠まで15分くらいかかった。思っていたよりも出張山寄りで五輪尾根に乗ったようである。野坂峠に「至 沼田 20km」と書かれた道標があるが、雪が多く道が分からないので、もう少し薬師岳方向に進んでから船ケ鼻山方面へ続く北側の稜線に入る。まもなくかなり痩せた尾根上を通り過ぎると、アンテナの脇を通過する。稜線を忠実にたどる。しばらく緩やかな下り主体の尾根上を進む。雪が深く、途中でワカンを装着した。途中、右手の樹間に黒檜山や小黒檜山が見える。尾根が痩せている箇所が数ケ所ある。いずれも距離は短いが両側が切れていて平均台のようである。野坂峠から45分くらいで「蟻の戸渡り」という箇所を過ぎると、雪で覆われていてよく分からないが、右に沼田方面への峠道と思われる道を分ける。蟻の戸渡りから10分ほどで標高1480m地点に着く。平らで一息つくのに良い場所である。右から登ってくる尾根と左の船ケ鼻山方面の稜線に赤ペンキや赤テープの目印が現れる。次の標高1460mの小ピークから赤ペンキや赤テープの目印は右に下っていく尾根に付けられている。稜線を進むと、右にもう一本尾根が分岐するが、この付近から左側に鈴ケ岳が大きく見える。その先で一旦下ってから登り返すと、稜線の右側を巻くように進む。稜線上に出ると左側は恐ろしいほどの絶壁である。船ケ鼻山手前の標高1460mピークから少し下り、稜線上を登り返していくと前方に大きな岩が現れ、その先に船ケ鼻山頂上を示す標識が立木に付けられていた。船ケ鼻山頂上は南北に細長い。木々で覆われていて眺望はない。北側は防火帯のようになっていて、その先に赤と白の塗装が施された送電線鉄塔が建っているのが見える。船ケ鼻山頂上から元来た道を忠実に五輪尾根まで戻る。五輪尾根に着いたら左折して薬師岳に寄る。往路は、五輪尾根に足跡は無かったが、スノーシューの跡が見られた。薬師岳から野坂峠まで戻り、野坂峠から沼尻へ下る。登山道があるはずだが、足跡は無く、歩きやすい所を下っていった。山中では誰にも会わなかった。積雪が多く、体力的に思いのほか疲労した。標高1480m地点から先は、前方に見える船ケ鼻山の送電線鉄塔が目安なったが、だいぶ遠くに見え、船ケ鼻山はとても遠く感じた。天気が悪ければ、船ケ鼻山に到達するのは難しかったと思う。夏場であれば、もっと容易に登頂可能と思われた。(2013年2月24日記載)



船ケ鼻山頂上1(2013年2月10日)



船ケ鼻山頂上2(2013年2月10日)



船ケ鼻山頂上の標識(2013年2月10日)



船ケ鼻山付近にて(2013年2月10日)



鈴ケ岳(2013年2月10日)



鈴ケ岳、子双山及び木津山(2013年2月10日)



五輪尾根の向こうに地蔵岳が見える(2013年2月10日)



モロコシ山とヤハズ山(2013年2月10日)



黒檜山(2013年2月3日)


小黒檜山(2013年2月3日)



薬師岳頂上(2013年2月10日)



薬師岳頂上の標識(2013年2月10日)



薬師岳頂上から黒檜山を望む(2013年2月10日)



薬師岳頂上から駒ケ岳を見る(2013年2月10日)



野坂峠付近から見た地蔵岳(2013年2月10日)



野坂峠付近から見た地蔵岳と大沼(2013年2月10日)



全面結氷した大沼の向こうに黒檜山と駒ケ岳を望む(2013年2月10日)




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