■滝ケ原峠で県道から河原小屋三の宿林道が分岐する。1年ほど前は「通行止」の看板があったが、今回は「通り抜け出来ません」と書かれた看板に変わっていたので進入し、鹿沼市と日光市の市境まで車で入る。■市境は切通しになっていて、切通しを過ぎた所に車を置く。「基幹林道前日光線案内図」と書かれた看板がある。■滝ケ原峠の方向へ少し戻ると、切通しの反対側に踏跡があり、ここを入って尾根上に出る。■細い尾根を登っていくと小ピークに着く。ここで右折をして南進する。■細い尾根上をたどる。辺りにはアカヤシオの花がちらほら咲いていた。■切通しから15分ほどで標高973m地点を通過する。■標高973m地点から少し下った後、登りになる。右手の樹間に夕日岳、背後に三ノ宿山や大木戸山が見える。この辺りから所々にカタクリの可憐な花が見られる。■標高973m地点から標高1101m地点まで25分くらいだった。■標高1101m地点は今回の最高地点である。ここから右側に古い錆びた有刺鉄線の柵が現れ、これに沿って下っていく。■標高1101m地点から六郎地山との鞍部までおよそ140m下る。下山しているのと錯覚するような下りである。■鞍部は痩せた尾根となっている。ここを通過すると今度は一気に急な斜面を90mくらい登り返す。■尾根上に出たら左折する。帰りに分からなくならないように下降点を覚えておく。■尾根上を緩やかに登っていき、植林の脇を通り過ぎる。■やがて少し下って登り返すと六郎地山頂上に到着した.。■六郎地山頂上には標識と三角点があった。小さい頂上だが何となく落ち着く場所だった。■六郎地山頂上でしばらく休んだ後、元来た道を戻った。■市境の切通しから六郎地山にかけて、尾根は木々で覆われていて眺めは良くないが、まだ冬枯れで樹間に眺望を得ることができた。周囲の山や花を見ながら歩いたため、帰路の方が時間がかかった。■六郎地山付近は、季節が違うとだいぶ趣も変わるのではないかと思った。■河原小屋三の宿林道は大滝の数百m手前で通行止になっていた。■河原小屋三の宿林道でニホンザルを数匹見かけたので、この付近の山にはある程度生息していると思われた。■山中では誰にも会わず、短時間だったが静かな山歩きを楽しみことができた。(2013年4月26日記載) |