2013年10月12日(土)

明神ケ岳周辺

明神ケ岳

10月12日 晴

滝倉橋655 →歩→ 明神ケ岳855−920 →歩→ 滝倉橋1100

日帰り 単独

旧栗山村の明神ケ岳は、この付近の盟主と言える山である。湯西川方面から前沢稲ケ沢林道の滝倉橋まで車で入る。滝倉橋から尾根に取り付く。道標は皆無であるが、登り口に目印があった。しばらく植林の混じる樹林の中を登っていく。かなりの急登である。20分くらい登ると、金剛ゾネと言われる尾根に乗り、道は緩やかになる。標高1159m地点に近づくと林床は笹ヤブになる。尾根に乗ってから15分ほどで標高1159m地点を通過する。「1159m」と書かれた標識がある。標高1361m地点の手前には古いワイヤーやバッテリーのような物が放置されている箇所があり、昔、辺りは林業が盛んだったのではないかと思われた。左手の沢の向かいに湯西明神から明神ケ岳に続く稜線を望むことができる。標高1361m地点には「1361m」と書かれた標識があった。滝倉橋からここまで約1時間5分だった。標高1361m地点の少し先には「金剛ゾネ」と書かれた標識がある。右に微かな踏跡が分かれているようにも見えたが不詳である。標高1361m地点からシャクナゲヤブの細い尾根筋を行くようになるが、道形は明瞭でこれに従って進めば問題ない。標高1361m地点から15分ほどで標高1400m地点に達する。ここで左に向きを変える。すぐに稜線上は広くなり、ヤブの中に付けられた踏跡をたどる。正面の樹間に明神ケ岳が大きく見える。明神ケ岳手前の鞍部はヨガタァと言う。「ヨガッタァ」と書かれた標識が木にぶら下がっていた。この付近から右手に日向明神と思しきピークが見える。ヨガタァから明神ケ岳頂上まで急登が続く。標高差は約210mで、なかなかきつい登りである。斜面は笹ヤブで道形はあるが、部分的にヤブ漕ぎとなる。やがて傾斜が緩くなると、まもなく明神ケ岳頂上に到着した。ヨガタァから25分ほどだった。明神ケ岳頂上は木々で覆われていて眺望は無いが、南東方向の樹間に日向明神が見える。頂上部は広く、標識や三角点があるが、周囲はヤブである。明神ケ岳から元来た道を忠実に戻り下山した。明神ケ岳は道の無い山だと思っていたが、滝倉橋から標高1400m地点までは山道があると言っても差支えなく、標高1400m地点から明神ケ岳にかけてはヤブの部分もあるが、踏跡があり注意すれば道形を拾うことも可能である。思っていたよりも容易に登頂することができた。山中では誰にも会わず、静かな山歩きを楽しむことができた。(2013年11月4日記載)


ヨガタァ手前の標高1400m地点付近より樹間に明神ケ岳を見る(2013年10月12日)



ヨガタァ手前の標高1400m地点付近の稜線上にて(2013年10月12日)



ヨガタァから明神ケ岳へ登る途中で樹間に日光連山方面を望む(2013年10月12日)



明神ケ岳頂上1(2013年10月12日)



明神ケ岳頂上2(2013年10月12日)



明神ケ岳頂上の標識(2013年10月12日)



明神ケ岳頂上の三角点(2013年10月12日)



明神ケ岳頂上にて空を見る(2013年10月12日)



明神ケ岳頂上付近にて(2013年10月12日)



明神ケ岳付近より日光連山方面を望む(2013年10月12日)


下山途中、ヨガタァ付近で日向明神を望む(2013年10月12日)



下山途中、標高1361m地点付近より明神ケ岳を見る(2013年10月12日)



下山途中、高倉山を見る(2013年10月12日)




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