■赤城で未踏の小黒檜山に登りに出かける。■赤城神社の駐車場に車を停め、ピッケル、アイゼン、ワカン等を持参して冬山装備で出発する。■赤城神社から黒檜山の登山口まで車道を5分くらい歩く。■登山口から登山道には積雪がある。前日までに黒檜山に登った人が大勢いたようで、道はよく踏まれている。使わなかったが、踏み固められていて滑りやすいのでアイゼンを使用しても良い状況だった。■登山口から10分ほどで猫岩を通過する。■急登が続くが、着実に登って登山口から約1時間10分で稜線に到達し、駒ケ岳からの道と合流する。■左折して稜線上を数分行くと、黒檜山頂上に到着した。三角点は雪の下だった。■黒檜山頂上から稜線をさらに北へ5分くらい進むと、展望の良い場所があるが、今回は雪が舞うような天候で眺望は全く得られなかった。■ここから北西の斜面を下り、小黒檜山を目指す。■天気が悪い上にすぐに樹林の中に入って、方向がよく分からない。コンパスを使いながら急斜面を下っていく。積雪は腿くらいまであり、進路を間違えた場合、戻るのは困難を伴うので細心の注意を払う。■小黒檜山に続く稜線に乗ると傾斜が緩くなった。古いヒモの目印のようなものが認められ、間違っていないと確信する。ここでワカンを装着する。■標高1600mの黒檜山と小黒檜山の鞍部の先には岩場があるが、ここは東側を巻く。■岩場を巻いた後、小黒檜山手前の小ピークまでカラマツ林の好ましい雰囲気の稜線上を行く。しかし、積雪が多く、ワカンを履いていても膝くらいまで沈み、なかなか先に進まない。■小黒檜山手前の小ピーク付近から桃色のテープの目印が現れる。目印は左の斜面の方にも見え、左後方から山道が合流しているのかもしれない。一方、小出屋峠方面への分岐はよく分からなかった。■黒檜山頂上から小黒檜山手前の小ピークまで1時間25分くらい要した。■その後、稜線は登りになり、登り着いた所が小黒檜山頂上である。天気が良ければ背後に黒檜山を望むことができそうだが、ガスで見えなかった。足尾山塊や上州武尊山方面の眺望も良さそうだが、天気が悪くて望むことはできなかった。■小黒檜山頂上には巨大な反射板が建っている。ここは国有林で、傍らに土地の借受人や面積、用途などが書いてある標柱があった。小黒檜山頂上を示す標識等は皆無だった。■小黒檜山頂上からさらに北へ稜線をたどる。■小黒檜山頂上から細い稜線をしばらく下っていくが、やがて緩やかになる.。左手の樹間には船ケ鼻山が見える。■標高1515m地点までは行かず、雪で覆われているが、大きな岩が積み重なっているように見える地点から左に分かれる尾根筋を下っていく。■積雪を利用して、歩きやすい所をどんどん下っていく。■途中で斜面を北の方へ横切っていき、和久土也山から南に続く稜線の末端に出る。小黒檜山頂上から35分くらいだった。ここは20日ほど前に和久土也山に登りに行った時に通った場所である。その時は樹間に重機が置いてあるのが見えたが、今回は無かった。■ここから和久土也山に登った時に通ったルートを下って赤城北面道路の途中にある「ヒカリゴケ駐車場」に下山した。■ヒカリゴケ駐車場から県道を歩いて赤城神社に戻った。県道は積雪と凍結で歩きにくかった。時折、車が通り過ぎるが、今冬は2日後の1月6日から冬期通行止ということである。■黒檜山から先は思いのほか積雪が多かった。黒檜山と小黒檜山の間は所々雪上に人が歩いた形跡も若干見られたが、大部分は雪で埋まっていてほとんど役に立たなかった。雪がもう少し締まっていれば歩き易かったのではないかと思う。■下山する頃には天候も回復し、大沼付近から黒檜山頂上を望むこともできた。山中では天気が今一つで、黒檜山や小黒檜山から眺望を得ることができなかったのは残念であるが、小黒檜山頂上に立つことができて良かったと思う。(2014年1月12日記載) |