2014年9月6日(土)

磐梯山周辺

厩岳山 猫魔ケ岳

9月6日 曇〜晴

途中715 →歩→ 馬頭観音堂825−835 →歩→ 厩岳山850−900 →歩→ 猫石935 →歩→ 猫魔ケ岳950−1050 →歩→ 猫石1105−1115 →歩→ 厩岳山1145−1155 →歩→ 馬頭観音堂1205−1210 →歩→ 途中1255

日帰り 単独

磐梯山ゴールドラインの入口近くにある酒造会社の手前から分岐する「林道北堰赤枝線」という林道に車で入る。「熊注意」と書かれた看板や「磐梯町内の山林で人がクマに襲われる事故が発生しました。十分に注意してください。」と書かれた貼紙が物々しい。車で少し行くと「厩岳山登山口 厩嶽山の由来」と書かれた看板がある。ここが厩岳山の登山口であるが、右に林道が分岐するので、さらに車で乗り入れる。ここにも「※クマ出没注意※」と書かれた看板や「入山者の方へ クマによる事故が発生しています! クマよけ対策は万全ですか? 磐梯町」と書かれた貼紙がある。車で行ける所まで入ることにする。しばらく進んで、「一般車通行禁止 これから先は、造林用作業道です。交通安全及び山火事防止対策上、一般車の通行を固くお断りします。山火事注意」と書かれた看板がある場所に車を置いた。林道は狭く、路面の状態も良くないので、普通の車は登山口付近に置いた方が無難と思われる。車を置いた地点からさらに奥へ続く林道を歩いていく。最近車が通った形跡はなく、夏草で覆われている。車を置いた地点から5分ほど行くと林道終点となった。「厩嶽山山頂→」と書かれた道標があるので、これに従って山道に入る。夏草の生い茂った山道を、祓川が流れる音を聞きながら進んでいく。思いのほかヤブが煩く、これが頂上まで続くとなると気持ちが挫けるかもしれないと思う。川の音が離れて森に入り、林道終点から15分くらいで御寶前と言われる地点に着く。少し広くなっていて、山道の両脇に小さな古い石灯篭のようなものがある。厩岳山は信仰の山であり、御寶前から路傍に西国三十三所を模した石仏が数分毎に現れる。第一番から第三十三番まで石仏の近くには看板があり、本尊の名や山号、寺号、宗派、御詠歌などが記載されている。どのくらい登ったかおよその目安となる。御寶前から実質的な登拝道となる。道は明瞭になり、峠道のようにカーブしながら緩やかに登っていく。第十四番の石仏を過ぎると、道は一旦尾根に乗り、やや道が細くなる。第三十一番の石仏を過ぎると、上方の森の中に馬頭観音堂が見えてくる。右方からは機械のような音が聞こえてくるが、アルツ磐梯スキー場でリフトの試運転でもしているのかもしれない。第三十二番の石仏のすぐ上に馬頭観音堂が建っている。ヤブで道が不明瞭となるが、右側に何となく踏跡があるので、ここを登ると第三十三番の石仏があり、馬頭観音堂に到着する。馬頭観音堂は歴史を感じさせる建物である。近くには「観音堂再建碑」と書かれた石碑と行基清水という水場があるが、水は流れていなかった。馬頭観音堂から厩岳山頂上まで部分的に急登となる。濡れていると滑りやすく、ロープが付けられている箇所もある。厩岳山頂上に着いた時、曇っていて周囲の眺望が得られなかった。この後、猫魔ケ岳を往復するので、帰りには天気が良くなるだろうと考えて先に進む。厩岳山頂上から小さな登り下りを数回繰り返した後、細い山道を下っていくと、厩岳山頂上から15分ほどで金沢峠と猫石を結ぶ雄国沼南岸の登山道との分岐に達した。分岐には道標が無いので、金沢峠や猫石から厩岳山に向かう場合は注意が必要である。分岐から20分くらい緩やかに登ると、猫石に着いた。ここも帰りに時間を取ることにして猫魔ケ岳に向かう。猫石から一旦下って登り返すと、猫魔ケ岳頂上に到着した。猫魔ケ岳頂上は非常に眺めが良い。天気が良くなり磐梯山や猪苗代湖、檜原湖、小野川湖、秋元湖などを望むことができた。また、先ほど登った厩岳山も見ることができた。1時間ほど休憩をした後、元来た道を戻る。猫石から雄国沼や周囲の山々の眺めもとても良かった。帰りは厩岳山頂上からも雄国沼や磐梯山を望むことができた。隣の古城ケ峰が思いのほか立派に見える。猫石と猫魔ケ岳の間では何人か会ったが、厩岳山の南側と厩岳山と猫石の間では誰にも会わなかった。厩岳山付近は歩く人も少ないのかもしれない。下山後、林道を車で下っていくと、途中でカモシカが逃げて行った。(2014年9月11日記載)



御寶前(2014年9月6日)


石仏〜第四番(2014年9月6日)


石仏〜第十七番(2014年9月6日)


馬頭観音堂1(2014年9月6日)


馬頭観音堂2(2014年9月6日)


馬頭観音堂3(2014年9月6日)


猫魔ケ岳頂上の標識(2014年9月6日)


猫魔ケ岳頂上1(2014年9月6日)


猫魔ケ岳頂上2(2014年9月6日)


猫魔ケ岳頂上から磐梯山を望む1(2014年9月6日)


猫魔ケ岳頂上から磐梯山を望む2(2014年9月6日)


猫魔ケ岳頂上から吾妻山、秋元湖、白布山方面の眺め(2014年9月6日)


猫魔ケ岳頂上から桧原湖を見る(2014年9月6日)


猫魔ケ岳頂上から見た厩岳山(2014年9月6日)


猫魔ケ岳頂上から古城ケ峰を見る(2014年9月6日)


猫魔ケ岳頂上の三角点1(2014年9月6日)


猫魔ケ岳頂上の三角点2(2014年9月6日)


猫魔ケ岳(2014年9月6日)


猫石(2014年9月6日)


猫石から猫魔ケ岳と磐梯山を望む(2014年9月6日)


猫石から雄国沼の眺め(2014年9月6日)


猫石から古城ケ峰を見る(2014年9月6日)


猫石から見た厩岳山(2014年9月6日)


厩岳山頂上1(2014年9月6日)


厩岳山頂上2(2014年9月6日)


厩岳山頂上の標識(2014年9月6日)


厩岳山頂上から磐梯山を望む(2014年9月6日)


厩岳山頂上から猪苗代湖を見る(2014年9月6日)


厩岳山頂上から見た雄国沼(2014年9月6日)


厩岳山頂上から古城ケ峰を見る(2014年9月6日)


厩岳山山中にて(2014年9月6日)



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