2014年9月28日(土)

尾瀬周辺

物見山 鬼怒沼山

9月28日 晴

大清水540 →歩→ 物見橋610 →歩→ 物見山815−825 →歩→ 鬼怒沼湿原北端840 →歩→ 鬼怒沼湿原南端905 →歩→ 鬼怒沼巡視小屋925 →歩→ 鬼怒沼山955−1005 →歩→ 鬼怒沼湿原北端1035−1045 →歩→ 物見山1100−1115 →歩→ 物見橋1230 →歩→ 大清水1255

日帰り 単独

大清水まで車で入る。大清水から三平峠の方へは進まずに、物見小屋と大清水小屋の向かい側から分岐する未舗装の林道に入る。すぐに大清水橋で片品川を渡る。鎖が張ってあり、大清水橋から一般車は通行止である。大清水橋から10分ほど行くと左に送電線巡視道を兼ねた林道が分岐する。その少し先で送電線の下を通過する。沢沿いの平坦な林道を歩いていく。最近、車が通ったのか轍の跡も認められた。大清水から約30分で物見橋に着く。橋を渡った所が林道終点で広場になっている。この周辺は根羽沢鉱山跡のようである。コンクリートの擁壁が見られる。物見橋から左手の林道跡へ進むと、車止めの岩が3個置いてある。道標があり「鬼怒沼←4.8k 大清水→1.2k」と書いてある。大清水を出発してから物見山に着くまでの間で唯一の道標だったと思う。右に道が分岐しているように見えるが、「立入禁止 ここは登山道ではありません 無断立入怪我等されても一切の責任は負いません。尾瀬林業株式会社」と書かれた立看板がある。沢沿いに続く林道跡を進んでいくと、沢を高巻くようになり、道も細くなり山道となる。物見橋から15分ほど行くと、湯沢を渡渉して対岸に移る。古い丸木橋もあるが、「臨時巡視用です。高く危険ですので、下を御通行下さい。増水時通行不可。」と書いてある。対岸に渡ると回り込むようにして湯沢と北湯沢の間の尾根に取り付く。尾根はかなりの急登である。始めのうちは古い木製の階段が付けられている部分もある。眺めのない樹林の中を着実に登っていく。丸木橋から15分ほど登り小ピークのような箇所を過ぎると、傾斜がやや緩くなる。丸木橋から50分くらいで初めて眺望のある地点を過ぎる。燕巣山と四郎岳が右手に見える。その後も所々に眺めが良い箇所がある。振り返ると、上州武尊山や尾瀬の荷鞍山の稜線などを望むこともできた。物見山の手前もかなりの急登である。岩場のような箇所もある。色付き始めた紅葉や所々で開ける眺望で気を紛らわせながら、着実に登っていく。丸木橋から約1時間50分で物見山頂上に到着した。物見山頂上は樹林の中で、眺望は得られない。物見山から下っていくと、道はやがて緩やかになる。道端に古い錆びたドラム缶が放置されているのを見て、沢の源頭のような箇所を二度通り過ぎると、木道となり鬼怒沼湿原北端に着く。鬼怒沼湿原北端で右折すると、湿原に入っていく。右手には、物見山が見え、背後には燧ケ岳を望むこともできる。左後方から木道が合流するが、そちらに鬼怒沼巡視小屋がある。池塘が点在する湿原は、草紅葉が見頃であった。湿原の向こうには、白根山や根名草山が望まれる。木道は途中で左右に分かれるので、左の道に進んで鬼怒沼湿原南端に達し、鬼怒沼湿原南端から右の道を歩いて戻ってきた。鬼怒沼湿原を満喫した後、鬼怒沼巡視小屋に向かう。鬼怒沼巡視小屋には「登山者のみなさまへ 当施設は東京電力の巡視業務を目的として建てられたものです。登山者の方々のご利用は緊急時のみとさせていただきますのでご了承ください。施設所有者 東京電力株式会社 施設管理者 尾瀬林業株式会社」と書かれてあったが、開放されており、使用可能と思われた。鬼怒沼巡視小屋の裏手に山道が続いているので、ここを進むと数分で鬼怒沼湿原北端からの道と合流する。樹林の中を緩やかに登っていき、鞍部を過ぎると明るい感じに道になり、標高2141m地点の東側を巻いていく。標高2141m地点と鬼怒沼山の鞍部を過ぎると、「鬼怒沼山山頂→」と書かれた道標があり、これに従って分岐を右に入っていく。鬱蒼とした樹林の中を登っていき、分岐から10分ほどで鬼怒沼山頂上に到着した。鬼怒沼山頂上はヤブの中に少しスペースがあるだけである。周囲は木々に覆われていて、白根山の方向にわずかに眺望が得られるのみである。傍らに三角点があった。鬼怒沼山頂上から元来た道を戻る。途中で鬼怒沼巡視小屋へ向かわず、鬼怒沼湿原北端に向かう。鬼怒沼湿原北端で行きに通った道と合流し、ここから元来た道を大清水に戻った。途中、紅葉がきれいだった。今回、物見山新道から鬼怒沼山に登った。鬼怒沼湿原はとても良い場所だった。鬼怒沼へは女夫渕方面から登ってくる人が圧倒的に多いようであるが、距離的には大清水の方がはるかに近いと考える。急登の連続で体力的に大変であるが、道は明瞭で、眺望の良い場所もあり、もっと見直されても良いルートではないかと考えた。(2014年10月24日記載)



物見山新道から四郎岳を見る1(2014年9月28日)


物見山新道から四郎岳を見る2(2014年9月28日)


物見山新道から燕巣山を見る(2014年9月28日)


物見山頂上1(2014年9月28日)


物見山頂上2(2014年9月28日)


物見山頂上の標識(2014年9月28日)


物見山付近から鬼怒沼山(左)を望む(2014年9月28日)


鬼怒沼湿原北端付近にて1(2014年9月28日)


鬼怒沼湿原から物見山を見る1(2014年9月28日)


鬼怒沼湿原北端付近にて2(2014年9月28日)


鬼怒沼湿原の向こうに白根山が見える(2014年9月28日)


鬼怒沼湿原から物見山を見る2(2014年9月28日)


鬼怒沼湿原から物見山と燧ケ岳を見る(2014年9月28日)


鬼怒沼湿原の北側を見る(2014年9月28日)


鬼怒沼湿原から根名草山と白根山を望む1(2014年9月28日)


鬼怒沼湿原の池塘と鬼怒沼山手前の標高2141mのピーク1(2014年9月28日)


鬼怒沼湿原から根名草山と白根山を望む2(2014年9月28日)


鬼怒沼湿原から根名草山を望む1(2014年9月28日)


鬼怒沼湿原の池塘と鬼怒沼山手前の標高2141mのピーク2(2014年9月28日)


鬼怒沼湿原から根名草山を望む2(2014年9月28日)


鬼怒沼湿原から標高2141mのピークを見る1(2014年9月28日)


鬼怒沼湿原の池塘と鬼怒沼山手前の標高2141mのピーク3(2014年9月28日)


鬼怒沼湿原の南側を見る(2014年9月28日)


鬼怒沼湿原南端付近にて(2014年9月28日)


鬼怒沼湿原南端から北端へ向かう(2014年9月28日)


鬼怒沼湿原から標高2141mのピークを見る2(2014年9月28日)


鬼怒沼湿原から燧ケ岳を望む1(2014年9月28日)


鬼怒沼湿原から燧ケ岳を望む2(2014年9月28日)


鬼怒沼湿原から燧ケ岳を望む3(2014年9月28日)


鬼怒沼湿原北端付近にて3(2014年9月28日)


鬼怒沼湿原から燧ケ岳を望む4(2014年9月28日)


鬼怒沼巡視小屋(2014年9月28日)


鬼怒沼山(2014年9月28日)


鬼怒沼山頂上(2014年9月28日)


鬼怒沼山頂上の三角点(2014年9月28日)


鬼怒沼山頂上から白根山を望む1(2014年9月28日)


鬼怒沼山頂上から白根山を望む2(2014年9月28日)


鬼怒沼山頂上付近にて1(2014年9月28日)


鬼怒沼山頂上付近にて2(2014年9月28日)


鬼怒沼山付近から樹間に物見山が見える(2014年9月28日)


鬼怒沼湿原北端付近から見た物見山(2014年9月28日)


物見山新道の紅葉1(2014年9月28日)


物見山新道の紅葉2(2014年9月28日)


物見山新道から武尊山を望む1(2014年9月28日)


物見山新道からの眺望(2014年9月28日)


物見山新道から武尊山を望む2(2014年9月28日)


物見山新道から荷鞍山を見る(2014年9月28日)


物見山新道から荷鞍山や白尾山を望む1(2014年9月28日)


物見山新道から荷鞍山や白尾山を望む2(2014年9月28日)


物見山新道から燕巣山と四郎岳を望む(2014年9月28日)



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