2014年10月25日(土)

南会津

七ケ岳

10月25日 晴

黒森沢登山口615 →歩→ 護摩滝730−735 →歩→ 七ケ岳840−930 →歩→ 下岳1055−1105 →歩→ 下岳登山口1210 →歩→ 黒森沢登山口1235

日帰り 単独

黒森沢登山口まで車で入る。黒森沢登山口は針生登山口とも言うらしい。黒森沢登山口から分岐している林道跡のような道を行く。25分くらい行くと、林道跡がUターンするようにカーブしている。ここから「七ケ岳登山コース」と書かれた道標に従って登山道に入る。登山道はしばらく水が流れていたり、ぬかるんでいたりして歩きにくい。しばらく行くと沢に突き当たるが、右に曲がって斜面を登っていく。この後、支沢を二度横切ると、やがて黒森沢に出る。黒森沢登山口から約1時間だった。ここから、沢の中を登っていく。沢は若干荒れた感じであるが、歩きやすそうな所を登っていく。沢に入ってから15分くらいで護摩滝の下に着く。護摩滝の脇にはロープが付けられていて、登ろうと思えば登れそうであったが、左岸に高巻くように明瞭な巻道があったので、無理をせず巻道を利用する。少し登ると護摩滝の上に出た。護摩滝は下から見たよりも急に見えたので、巻いて正解だった。沢登りの装備が無い場合は、巻道を利用した方が無難だと思う。護摩滝の上はナメ滝となっている。滝の左岸にロープがあり、ここを登っていく。傾斜がだんだん緩くなり、きれいなナメを行くようになる。時々支流があり、目印があるようにも見えるが、主流を進んでいく。護摩滝から40分ほど行った所で、道標が現れ、左に分岐する水流のほとんどない沢に入る。ヤブのトンネルのような所を登っていくと、やがて刈り払われた山道となる。分岐から約15分でたかつえスキー場からの登山道と合流する。ここで雄大な眺望が広がる。賽ノ河原と呼ばれる所を通り、羽塩登山口からの道を合わせると、まもなく七ケ岳頂上に到着した。七ケ岳頂上には「七ケ岳山頂」と書かれた看板があり、一等三角点が設置されている。非常に眺めが良く、那須連峰から男鹿山塊、高原山、日光連山などを一望できる。荒海山、大嵐山、会津駒ケ岳、燧ケ岳なども望むことができた。七ケ岳頂上から下岳方面へ稜線を縦走する。上部は森林限界を超えていて、振り返ると七ケ岳本峰の眺めが良い。ピークを着実に越えていく。標高が下がると低木が少々煩く感じられるが、眺望の良い箇所も多く、気持ちが良い。下岳と思ったピークには三角点は無く、そろそろ下岳登山口方面と古内登山口方面への分岐に着くと思ったが、先にはまだピークが続いている。GPSを確認すると、下岳の一つ手前のピークだった。自分の読図も当てにならないと思う。下岳には「下嶽頂上」と書かれた看板がある。傍らには三角点もあり、間違いようもない。下岳からアップダウンは緩くなるが、道が若干荒れた感じの箇所もある。下岳から約30分で標高1326m地点に着いた。ここで下岳登山口方面と古東登山口方面に道が分岐している。古内登山口方面の道の方が歩く人が少なそうに見えた。分岐で左折して樹林の中を下っていき、傾斜が緩くなると、やがて下岳登山口で林道に出た。分岐から20分ほどだった。ここから七ケ岳林道をたどる。緩やかなダートの道である。途中、伐採した木材の積み下ろし作業をしているトラックが停まっていた。車だと通過できなかったであろう。下岳登山口から約25分で黒森沢登山口に戻った。沢登りや縦走の雰囲気を味わうことができる良いコースだった。黒森沢は、足を濡らすこともなく登ることができる。水が流れている所は滑りやすいが、そうでない場所はグリップも効くので、登山靴でも特に問題ない。稜線の紅葉は終わっていたが、麓から中腹にかけてはちょうど見頃であった。(2014年11月10日記載)



黒森沢登山口付近にて(2014年10月25日)


途中から黒森沢を登っていく(2014年10月25日)


護摩滝1(2014年10月25日)


護摩滝2(2014年10月25日)


黒森沢のナメ滝1(2014年10月25日)


黒森沢のナメ滝2(2014年10月25日)


黒森沢から振り返ると中の森が見える(2014年10月25日)


黒森沢のナメ滝3(2014年10月25日)


黒森沢を登っていく1(2014年10月25日)


黒森沢を登っていく2(2014年10月25日)


黒森沢上部のナメを行く(2014年10月25日)


稜線に出ると七ケ岳頂上も近い(2014年10月25日)


七ケ岳頂上手前からたかつえスキー場方面のピークを見る(2014年10月25日)


七ケ岳頂上付近より高原山方面を望む(2014年10月25日)


七ケ岳頂上付近から荒海山・日光連山方面の眺望(2014年10月25日)


七ケ岳頂上付近から丸山や八総佐倉山、大嵐山、燧ケ岳などを望む(2014年10月25日)


七ケ岳頂上1(2014年10月25日)


七ケ岳頂上2(2014年10月25日)


七ケ岳頂上の三角点(2014年10月25日)


七ケ岳頂上から下岳方面の稜線を見る(2014年10月25日)


七ケ岳頂上から東側の眺望(2014年10月25日)


七ケ岳頂上から全山縦走に出発する(2014年10月25日)


七ケ岳(2014年10月25日)


下岳方面への縦走路1(2014年10月25日)


下岳方面への縦走路2(2014年10月25日)


七ケ岳を振り返る1(2014年10月25日)


下岳方面の稜線1(2014年10月25日)


七ケ岳を振り返る2(2014年10月25日)


七ケ岳を振り返る3(2014年10月25日)


中の森とその向こうに博士山が見える(2014年10月25日)


下岳方面の稜線2(2014年10月25日)


七ケ岳方面の稜線1(2014年10月25日)


下岳方面の稜線3(2014年10月25日)


七ケ岳方面の稜線2(2014年10月25日)


下岳方面の稜線4(2014年10月25日)


七ケ岳方面の稜線3(2014年10月25日)


下岳方面の稜線5(2014年10月25日)


男鹿山塊を背景に家老岳や貝鳴山を見る(2014年10月25日)


下岳付近から七ケ岳を振り返る(2014年10月25日)


下岳にて(2014年10月25日)


下岳の三角点(2014年10月25日)


下岳と標高1326m地点の間で高倉山を見る(2014年10月25日)


下岳と標高1326m地点の間で二岐山を望む(2014年10月25日)


標高1326m地点で下岳登山口と古内登山口への道が分かれる(2014年10月25日)


標高1326m地点から下岳登山口へ下山する(2014年10月25日)


七ケ岳−GPS軌跡(2014年10月25日)
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情複、 第537号)
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