2014年11月8日(土)

会津

高森山 高久原山

11月8日 晴

玉梨登山口705 →歩→ 山ノ神730−735 →歩→ 高森山850−925 →歩→ 山ノ神1030−1035 →歩→ 高久原山1105−1115 →歩→ 玉梨登山口1235

日帰り 単独

玉梨沼沢林道に入り、玉梨放牧場跡近くの玉梨登山口に車を停める。「廣域基幹林道開通記念碑」と書かれた石碑がある。登山道の入口には「登山者の皆さまへ 滑落注意 登山道には危険な箇所もありますので、足元には十分お気を付け下さい。また、体調がすぐれない方は無理をせず、安全な登山を心がけて下さい。金山町」と書かれた立看板があった。「←高森山」と書かれた道標に従って登山道に入り、植林の中を緩やかに登っていく。樹間に高久原山の急な斜面が見える。やがて、高久原山と高森山の鞍部に着く。「山ノ神 高森山山頂まで2km→」と書かれた標柱と古い石祠がある。ここで右折して高森山に向かう。「高森山登山道」と書かれた古い標柱もある。山ノ神から高森山に続く稜線は、始めは急登である。ロープも付けられている。道が緩やかになると、細い尾根上を行くようになり、足元から切れているような箇所もある。北側の眺めが良い場所があり、沼沢湖が見えるはずであるが、雲海の下のようである。山ノ神から標高968m地点まで約30分だった。この辺りも北側の眺めが良い。標高968m地点を過ぎると、尾根が広がって樹林の中を行くようになる。ピークを一つ越えると、標高998m地点を通過する。標高968m地点から標高998m地点まで15分くらいだった。標高998m地点を過ぎると、再び尾根が細くなり、やがてちょっとした岩稜を通過する。ロープが渡してあった。標高998m地点から15分ほど行くと、人の横顔のようにも見える大きな岩の右側を通過する。高森山手前は急登で、ロープも付けられている。急登が終わると、道は平らになり、少し進んだ所が高森山頂上だった。標高998m地点から25分くらいだった。高森山頂上には、高森山頂上を示す標識と三角点と古い石祠があった。西方向の眺めが良かった。反対側から通じている上野沢方面の道も利用できそうに見えた。しばらく休憩した後、元来た道を山ノ神まで戻った。途中、標高968m地点付近で雲が流れて、沼沢湖が見えるようになった。なかなか良い眺めだった。山ノ神から高久原山を目指す。道は無いが、冬枯れでヤブもそう深くなさそうに見えたので、稜線を目指して歩き易そうな場所を選んで斜面を登っていく。やがて稜線に乗る。稜線上は中央付近が窪んでいた。その窪みは稜線に沿って、結局、高久原山頂上付近まで続いているように見え、古い山道のようにも思えた。窪みも含めて稜線上は低木のヤブとなっているが、そう濃くはないので、薄い所を選んで進んでいく。高久原山の上部に行くに連れて、笹のヤブが出てくるが、それほど深くはなかった。高久原山頂上は東西になだらかであり、どこが頂上かよく分からない。GPSによると、一番高いと思われる場所は2万5千分の1地形図に記されている標高1004mの標高点よりも東側のように思われた。周囲は笹ヤブで、高久原山頂上を示す標識などは全く見当たらなかった。樹林で眺望も無い。高久原山頂上の西側には何となく踏跡があるように見え、山ノ神と高久原山頂上の間ほどヤブも煩く感じなかった。高久原山頂上から10分くらい緩やかに下り、ヤブの中に黄色と黒の縞々の杭のような物が倒れているのを見ると、まもなく目の前に反射板が現れた。道が無いはずの山中に、突然、巨大な人工物が現れたので少々驚いたが、この先は山道があると予想され、一安心して反射板の下で休憩を取った。北側が切り開かれていて眺めが良い。予想通り反射板の先には薄い踏跡があり、その後ヤブを漕ぐこともなかった。大きな岩の転がる尾根上を進み、反射板から10分ほど行くと、突然、今度は朽ちたベンチが現れた。西側は急な下り坂で、このベンチがある場所はちょっとした小ピークになっていて、ここも北側の眺めが良い。ベンチがある小ピークから下った所に「見晴し台」と書かれた比較的新しい道標があったのも驚きだった。道標から林がきれいな尾根を緩やかに下っていく。しばらく進むと踏跡は尾根の北側へ逸れていくが、これに従って下っていく。この辺りには、古い木製の階段も付けられていた。どこへ行くのだろうかと考えているうちに舗装された林道に飛び出した。ベンチのある小ピークから15分ほどだった。山道の入口はヤブで覆われていたが、ここにも「見晴し台」と書かれた道標があった。山道の入口はちょうど送電線の下で、左にわずかに行くと、送電線巡視道が尾根の方に分岐していた。林道は玉梨沼沢林道であり、少し登って尾根を回り込むと、玉梨放牧場跡の方へ下っていく。途中、高久原山の南面の岩場を見ながら、林道を30分くらい歩いて玉梨登山口に帰着した。当初、高久原山は山ノ神から往復する予定だったが、周回することができて良かったと思う。高森山に加え、高久原山に登ることができて満足だった。高久原山のみを登る場合は、今回と逆コースで往復するのが良いと思われる。高久原山は、木の高い位置に赤ペンキやリボンの目印が見られたので、積雪期に登る人がいるようだ。麓にある玉梨温泉共同浴場に寄ってから、帰途に就いた。なかなかいい湯だった。(2014年11月22日記載)



山ノ神と高森山の間の稜線から雲海の向こうに飯豊連峰を見る1(2014年11月8日)


沼沢湖は雲の下で見えない(2014年11月8日)


振り返ると高久原山が見える1(2014年11月8日)


遠くに見えるのは守門岳であろうか?(2014年11月8日)


山ノ神と高森山の間の稜線から南側の眺望1(2014年11月8日)


山ノ神と高森山の間の稜線から南側の眺望2(2014年11月8日)


山ノ神と高森山の間の稜線から前山と惣山を見る(2014年11月8日)


高久原山と前山、惣山を望む(2014年11月8日)


振り返ると高久原山が見える2(2014年11月8日)


山ノ神と高森山の間の稜線から雲海の向こうに飯豊連峰を見る2(2014年11月8日)


人面岩?(2014年11月8日)


高森山頂上1(2014年11月8日)


高森山頂上2(2014年11月8日)


高森山頂上の標識(2014年11月8日)


高森山頂上の三角点(2014年11月8日)


高森山頂上から高久原山を望む(2014年11月8日)


高森山(2014年11月8日)


下山途中で沼沢湖方面の雲が晴れてきた(2014年11月8日)


飯豊連峰を望む(2014年11月8日)


沼沢湖が姿を現す(2014年11月8日)


洞厳山を望む(2014年11月8日)


沼沢湖(2014年11月8日)


高久原山頂上の東側にて(2014年11月8日)


高久原山頂上1(2014年11月8日)


高久原山頂上2(2014年11月8日)


高久原山頂上3(2014年11月8日)


高久原山頂上4(2014年11月8日)


高久原山頂上の西側にて(2014年11月8日)


反射板から来た側の眺望(2014年11月8日)


「見晴し台」から飯豊連峰を望む(2014年11月8日)


高久原山東側の尾根にて1(2014年11月8日)


高久原山東側の尾根にて2(2014年11月8日)


高久原山東側の尾根にて3(2014年11月8日)


高久原山東側の尾根にて4(2014年11月8日)


高久原山東側の尾根にて5(2014年11月8日)


高久原山南面にはいくつか岩場があり、これらを見ながら林道を下る(2014年11月8日)


高森山・高久原山−GPS軌跡(2014年11月8日)

この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情複、 第537号)
 承認を得て作成した複製品を第三者がさらに複製する場合には、国土地理院の長の承認を得なければならない。



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