2014年11月23日(日)

南佐久

赤顔山 男山 天狗山

11月23日 晴

大深山遺跡645→歩→ 赤顔山805−815 →歩→ 男山945−1010 →歩→ 天狗山1145−1210 →歩→ 大深山遺跡1310

日帰り 単独

大深山遺跡の駐車場に車を置く。駐車場から奥へ林道が伸びているが、「一般車輌進入禁止」と書かれた立札がある。林道を進むと、すぐに左側に大深山遺跡があり、広場に復元された竪穴式住居がある。右側はマレットゴルフ場となっていて、辺りには小屋や公衆便所などがある。林道をさらに奥へ進んでいくと堰堤のある沢があり、林道は大きく左にカーブしている。沢を過ぎた所から入山する。道は無いので歩きやすい所を前方の尾根を目指して登っていく。尾根のように見えた所まで登ると、そこはゴルフ場の一角で柵に突き当たったので左に曲がる。柵に沿って側溝のようなものがあり、これに沿って進みゴルフ場から離れると、急な斜面を登るようになる。やがて先ほどの林道のもう少し奥の方から上がってきている尾根が左から近づくが、尾根上は岩場のようになっているので、右側から斜面を巻いていく。岩場を巻いていくと、右から尾根が近づくのでそこを目指して登っていく。尾根上に出ると何となく踏跡があり、これを登っていくと先ほど巻いた尾根と合流した。岩の出ている尾根を登っていくと、赤顔山の三角点に到着した。点名は「穴沢」である。大深山遺跡から約55分だった。三角点の脇に大きな岩があり、これに登ると天狗山方面を望むことができる。三角点から少し外れると、奥秩父や南アルプス、八ケ岳方面の眺望を得ることもできた。三角点から北西に尾根をたどると、岩場が現れる。左に踏跡があるが、すぐ先で途切れているようなので、この岩場は直登する。岩場を過ぎ、尾根上を少し登ると赤顔山頂上に到着した。朽ちた木の杭にマジックで「赤顔山」と書いてあった。周囲は木々で覆われていて眺望はないが、樹間に横尾山や女山を望むことができた。赤顔山頂上から天狗山と男山を結ぶ稜線を目指して、尾根を北へ向かう。基本的に尾根を外さないように進む。一部尾根を巻くような箇所もあるが、離れ過ぎないようにして、巻き終わったらすぐに戻るようにする。赤顔山頂上から標高1716m地点まで約30分だった。途中、八ケ岳方面などの眺望が良い場所もあった。昔、伐採のために利用したと思われるワイヤーが張られている所が何箇所かあり、以前林業が盛んであったようにも見える。尾根上に道は無いが、よく踏まれている感触がある。天狗山と男山を結ぶ稜線が近づくと尾根が狭まるが、最後は右から巻いていくと登山道と合流した。標高1716m地点から35分くらいだった。ここから男山を往復する。赤顔山の尾根よりも道がだいぶ良くなり歩きやすく感じる。登山道に合流してから20分ほどで御所平への分岐に着いた。ここから5分も登ると男山頂上に到着した。男山頂上は眺めがとても良く、八ケ岳や南アルプス方面の眺望が印象的だった。男山頂上でしばらく休憩した後、元来た道を赤顔山への分岐まで戻る。男山から分岐まで15分くらいだった。赤顔山への分岐から先は岩稜が続く。天狗山や奥秩父方面の眺めが良い。標高1797mのピークは垣越山と言うらしい。赤顔山への分岐から約25分だった。ここから一転して穏やかな尾根を行くようになる。垣越山から10分くらい緩やかに下ると、左後方から立原高原からの道と合流する。そこから数分行くと左に道が分かれ、立原高原への道かと思ったが、尾根上を少し行くと合流したので、どちらの道でも良かったようである。すぐに、今度は本当の立原高原への道が左前方に分岐し、天狗山への登りにかかる。「天狗山は岩場が多いので、非常に危険です。父兄引率者のいない小学生等は、登山を御遠慮下さい。川上村」と書かれた看板がある。天狗山頂上まで岩場や岩稜を通過するが、注意して進めば特に問題は無い。途中、茂来山や御座山方面の眺めが良い。立原高原への分岐から15分ほど登ると、「↑天狗山 大深山遺跡1.8km→」と書かれた立派な道標があった。大深山遺跡への分岐から約20分で天狗山頂上に到着した。天狗山頂上も眺めが良く、御座山や奥秩父の山を望むことができた。馬越峠方面から登ってきた人達で賑わっていた。天狗山から馬越峠の方を回って大深山遺跡に戻る予定だったが、先ほど大深山遺跡への分岐があったので、そこから下山することにして分岐まで戻る。分岐から大深山遺跡への道に入る。道は急な下りで、非常に不明瞭なので注意が必要である。下の方にゴルフ場が近づいてくると、ゴルフ場の東側の方へ進み、やがて林道跡のような所に着く。天狗山頂上から約25分だった。「登山道→」と書かれた道標があり、下ってきた道が登山道で間違いなかったようである。道標の向きからここで左折する。少し行くと、林道跡は終点となっているようで道がはっきりしないので、下の方に見えるゴルフ場の中の道を目指して下っていく。ゴルフ場の中の道に入るが、遠回りになりそうだったので、ゴルフ場の縁の林の中をショートカットする。今度は大深山からゴルフ場のクラブハウスへ向かう車道に出たので、ここを通って大深山遺跡に戻ることにする。やがてトンネルを過ぎると、道端に「天狗山→」と書かれた道標や「天狗山遊歩道」と書かれた標識がある。ここが天狗山への登山道の入口のようで、本来はここに下山するはずだったのではないかと思うが、道は不詳である。登山道の入口から車道を10分ほど歩き、スタート地点の大深山遺跡に帰着した。天狗山から下山に使ったコースは、稜線上に立派な道標があったので急遽下ることにしたが、実際はほとんど歩かれていないようで、ほぼ廃道状態であった。下山地のカワカミバレーカントリークラブというゴルフ場には人影が無く、シーズンオフのためかと思ったが、あとで調べてみると、本年10月13日をもって営業を終了し、閉鎖されたということだった。赤顔山は初めてだったが、天狗山と男山は約15年ぶりの登頂となった。(2014年12月23日記載)



赤顔山に登る途中で小川山や瑞牆山を見る(2014年11月23日)


赤顔山の三角点にて(2014年11月23日)


赤顔山の三角点(2014年11月23日)


赤顔山の三角点から天狗山を見る(2014年11月23日)


赤顔山の三角点付近から八ケ岳を望む(2014年11月23日)


赤顔山の三角点付近から御所平を見下ろす(2014年11月23日)


赤顔山頂上付近にて1(2014年11月23日)


赤顔山頂上1(2014年11月23日)


赤顔山頂上2(2014年11月23日)


赤顔山頂上3(2014年11月23日)


赤顔山頂上4(2014年11月23日)


赤顔山頂上5(2014年11月23日)


赤顔山頂上付近にて2(2014年11月23日)


赤顔山の北側の尾根から女山・横尾山方面を見る(2014年11月23日)


赤顔山の北側の尾根から赤岳・権現岳・編笠山方面を望む(2014年11月23日)


赤顔山の北側の尾根から南アルプス方面を望む(2014年11月23日)


男山(2014年11月23日)


天狗山と男山を結ぶ稜線から赤顔山の向こうに南アルプスを望む(2014年11月23日)


男山頂上1(2014年11月23日)


男山2(2014年11月23日)


男山頂上から八ケ岳を望む1(2014年11月23日)


男山頂上から八ケ岳を望む2(2014年11月23日)


男山頂上から天狗山を見る(2014年11月23日)


男山頂上から御座山を望む(2014年11月23日)


男山頂上から瑞牆山方面の眺望(2014年11月23日)


男山頂上から南アルプス方面を望む(2014年11月23日)


男山頂上から浅間山・茂来山方面の眺望(2014年11月23日)


天狗山と男山を結ぶ稜線から赤顔山と奥秩父方面の山を望む(2014年11月23日)


天狗山(2014年11月23日)


天狗山に向かう途中で男山を振り返る1(2014年11月23日)


天狗山に続く稜線(2014年11月23日)


天狗山に向かう途中で男山を振り返る2(2014年11月23日)


垣越山から天狗山へ向かう(2014年11月23日)


天狗山と男山を結ぶ稜線から赤顔山・女山・横尾山方面を見る(2014年11月23日)


天狗山に向かう途中で男山を振り返る3(2014年11月23日)


天狗山付近から男山を振り返る(2014年11月23日)


天狗山頂上(2014年11月23日)


天狗山頂上から御座山や峰雄山を見る(2014年11月23日)


天狗山頂上から御陵山や南相木ダム方面の眺望(2014年11月23日)


天狗山付近から茂来山を見る(2014年11月23日)


ゴルフ場跡から赤顔山を見る(2014年11月23日)


大深山遺跡にて−背後に赤顔山がある(2014年11月23日)


麓から見た赤顔山(2014年11月23日)


麓から天狗山を見る(2014年11月23日)


赤顔山・男山・天狗山−GPS軌跡(2014年11月23日)

この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情複、 第537号)
 承認を得て作成した複製品を第三者がさらに複製する場合には、国土地理院の長の承認を得なければならない。



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