2015年10月10日(土)

南会津

会津朝日岳

10月10日 晴

赤倉沢登山口525 →歩→ 叶ノ高手725 →歩→ 熊ノ平755−800 →歩→ 会津朝日岳840−900 →歩→ 熊ノ平940 →歩→ 叶ノ高手1005 →歩→ 赤倉沢登山口1115

日帰り 単独

白沢沿いの白沢林道をいわなの里まで入り、「会津朝日岳登山道 只見町」と書かれた看板に従ってさらに未舗装の林道を進むと赤倉沢登山口に到着する。ここに車を置いて出発する。赤倉沢登山口から沢を渡って対岸の登山道に入る。最初は林道跡のような幅の広い道である。途中で沢をいくつか横切りつつ、沢沿いの登山道を緩やかに登っていく。やがて登山道は樹林の中に入り、赤倉沢登山口から約50分で三吉ミチギという水場のある場所を通過する。三吉ミチギから本格的な登りとなり、森の中をカーブしながら登っていく。なかなかきつい登りである。やがて森を抜けて眺めの良い尾根に出た。「人見の松」と書かれた標柱がある。三吉ミチギから約50分だった。人見の松から勾配が緩くなり、低木の間の明るい尾根を登っていく。少し行くと前方に叶ノ高手が見えてくる。叶ノ高手頂上は道の途中のような場所だった。標識が無ければ、気が付かずに通り過ぎてしまうかもしれない。森に入って眺望も良くない。叶ノ高手から一転して道は下りとなる。少し行くと「朝日岳の大クロベ(ヒノキ科)」と書かれた巨木の下を二度通過する。この辺りから樹間に会津朝日岳の全容を望むことができる。思いのほか遠く見える。少し行くと道は平坦になり、距離を稼ぐことができる。この付近の紅葉はちょうど見頃だった。標高1382m地点を左から巻いて「熊の平」と書かれた標識を見ると、その先の右手の森の中に避難小屋がある。「越後三山只見国定公園 朝日岳避難小屋 福島県」と書いてあった。前日宿泊した人が荷物を置いて頂上往復に出かけているところのようであった。避難小屋を過ぎると、会津朝日岳頂上に向けて森の中を登っていく。途中で小屋に置いてあった荷物の主と思われる人達と擦れ違った。避難小屋から20分ほど行くと、勾配が緩くなり「バイウチの高手」と書かれた標柱を見る。その先で沢の源頭のような所を通過して、岩場の登りとなる。ロープが付けられているが、傾斜はそれほどきつくないので、特に問題なく登っていくことができる。既に森林限界を超えて、周囲は草原状になっていて、振り返ると歩いてきた尾根を望むことができた。前方の最も高そうに見えるピークにたどり着くと、道は右側へ続いているので、これをたどると会津朝日岳頂上に到着した。三角点と古そうな展望盤があった。会津朝日岳頂上は非常に眺めが良い。西方の高倉山方面の眺望や周囲の険悪な岩壁が印象的だった。遠くに丸山岳を望むこともできた。十分に展望を楽しんだ後、会津朝日岳から元来た道を戻り、下山した。会津朝日岳は4年前の新潟・福島豪雨の被害により登山禁止になっていたが、今年から再び入山できるようになった。登山道は整備されていて全く問題無く、たくさんの人が登りに来ていた。会津朝日岳の存在はだいぶ前から知っていて、いつか登ってみたいと思っていた。しかし、会津朝日岳は深山で遠い山という印象が強い上に、長い間登山禁止になっていたので、いつ登ることができるものかと思っていたが、ようやく登頂を果たすことができて満足した。(2015年11月15日記載)



人見の松付近で眺望が開ける(2015年10月10日)


叶ノ高手が近づく(2015年10月10日)


叶ノ高手にて(2015年10月10日)


叶ノ高手付近の大クロベの木(2015年10月10日)


会津朝日岳を望む1(2015年10月10日)


会津朝日岳を望む2(2015年10月10日)


会津朝日岳を望む3(2015年10月10日)


朝日岳避難小屋(2015年10月10日)


会津朝日岳手前の岩場(2015年10月10日)


会津朝日岳頂上1(2015年10月10日)


会津朝日岳頂上2(2015年10月10日)


会津朝日岳頂上の展望盤(2015年10月10日)


会津朝日岳頂上の三角点(2015年10月10日)


会津朝日岳頂上から高倉山へ続く稜線を望む1(2015年10月10日)


会津朝日岳頂上から高倉山へ続く稜線を望む2(2015年10月10日)


会津朝日岳頂上から高倉山へ続く稜線を望む3(2015年10月10日)


会津朝日岳頂上の西側の岩壁と長須ケ玉(2015年10月10日)


会津朝日岳頂上の西側の岩壁と北方の山々(2015年10月10日)


会津朝日岳頂上から北方の山々を望む(2015年10月10日)


会津朝日岳から丸山岳を望む1(2015年10月10日)


会津朝日岳から丸山岳を望む2(2015年10月10日)


会津朝日岳付近の岩峰1(2015年10月10日)


会津朝日岳付近の岩峰2(2015年10月10日)


会津朝日岳付近から叶ノ高手方面の眺望1(2015年10月10日)


会津朝日岳付近から叶ノ高手方面の眺望2(2015年10月10日)


会津朝日岳付近の紅葉1(2015年10月10日)


会津朝日岳付近の紅葉2(2015年10月10日)


会津朝日岳と叶ノ高手の間で1(2015年10月10日)


会津朝日岳と叶ノ高手の間で2(2015年10月10日)


会津朝日岳と叶ノ高手の間で3(2015年10月10日)


会津朝日岳−GPS軌跡(2015年10月10日)
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情複、 第537号)
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