2015年10月24日(土)

南会津

唐倉山

10月24日 晴

木伏登山口730 →歩→ 唐倉山845−915 →歩→ 木伏登山口955

日帰り 単独

木伏から木伏椿平林道に入り、八久保沢沿いにしばらく進むと、標高694m地点付近で道は二手に分岐する。木伏椿平林道を左に分け、直進方向の木伏林道を進んでいくと、唐倉山の登山口を示す標柱がある。ここで左にUターンするように道が分岐するので左折すると、そこが唐倉山の登山口だった。ここまで車で入る。登山口は広場になっていて「唐倉山登山案内図」や「奇岩と伝説の霊山「唐倉山」」と書かれた看板がある。広場は貯木場として使われているようで、切り出された丸太が積んであり、片隅には便所と水場がある。「うつくしま百名山「伝説の山・信仰の山」唐倉山登山口」と書かれた標柱に従って先に続く林道跡のような道に入る。辺りは伐採跡のようであり、正面にこれから登る唐倉山が望まれる。登山口から数分行くと右に山道が分岐するが、これは下山道である。森に入ると、林道跡のような道は細くなり登山道となる。徐々に道は急になり、やがて岩場に突き当たる。この岩はおそらく旛岩や裸岩ではないかと思う。基部を右に回り込んでいくと「天邪鬼の足跡」と書かれた標識があった。登山口からここまで約20分だった。まもなくロープの付けられた急登となり、「屏風岩」と書かれた標識を見ると尾根上に出た。天邪鬼の足跡から5分ほどだった。唐倉山へは右折して尾根をたどるが、左にわずかに行くと旛岩や裸岩と思われる岩場や周囲の眺めがとても良い。唐倉山を目指して尾根をたどると、岩場など次々に現れるが、いずれも巻道が付けられている。鏡岩や御膳岩、屏風岩、烏帽子岩などの岩があるようだが、どれがどの岩だかよく分からない。尾根上に出た地点から5分ほど行くと、御柱岩という特徴的な形をした岩の脇を通過する。御柱岩から10分くらい行くと、足下が切れている痩せた尾根上を通過するが、ここには「見晴台」と書かれた標識がある。右側の眺めが良い。見晴台からさらに尾根上を5分ほどたどると、「これより先は、危険です。 ※注意 これから先の登山道は、岩場が続きます。また、登山道も唐倉山山頂に向かって勾配も急峻になり、危険になります。初心者の方は、ここで引き返し、廻りの景色などを楽しみながら唐倉山登山をお楽しみください。木伏区」と書かれた看板が現れる。看板を過ぎると痩せた岩尾根となり、注意して進んでいく。看板から5分くらいで飛びつき岩の難所を通過すると、15分ほどの登りで唐倉山頂上に到着した。唐倉山頂上には標識や三角点に加え、明神岩という露岩があり、その上から北側の眺望が良い。唐倉山頂上でしばらく休憩した後、登山道とは別に付けられた下山道を下る。「下りの千年松」や「下りの万年松」、「岩割桜」と書かれた標識が付けられた木を見ながら森の中を下っていく。傾斜が急な箇所もあるが、特に危険はない。踏跡も分かりやすく、迷うこともないと思う。下山途中の紅葉は、とてもきれいであった。登山口の広場から聞こえるチェーンソーで木を切る音が大きくなってくると、やがて行きに通った林道跡と合流し、数分で登山口に戻ることができた。唐倉山は登山道の岩場が手強いという情報を得ていたが、鎖やロープ、足場などが付けられていて、注意して登ればそれほど難度は高くないと思った。下山した時間が早かったので、これから唐倉山に登りに行くという人が結構いた。当方は山口温泉に浸かってから帰途に就くことにする。唐倉山は行程は短いが、変化に富んだ良い山だった。(2015年12月6日記載)



旛岩や裸岩と思われる岩場1(2015年10月24日)


旛岩や裸岩と思われる岩場2(2015年10月24日)


唐倉山方面を見る1(2015年10月24日)


唐倉山方面を見る2(2015年10月24日)


尾根上に出て、旛岩や裸岩と思われる岩を見る(2015年10月24日)


唐倉山山腹の紅葉(2015年10月24日)


見晴台からの眺望(2015年10月24日)


紅葉(2015年10月24日)


飛びつき岩付近からの眺め(2015年10月24日)


唐倉山頂上1(2015年10月24日)


唐倉山頂上2(2015年10月24日)


唐倉山頂上の標識(2015年10月24日)


唐倉山頂上の三角点(2015年10月24日)


唐倉山頂上から北側の眺望(2015年10月24日)


唐倉山山中にて1(2015年10月24日)


唐倉山山中にて2(2015年10月24日)


唐倉山山中にて3(2015年10月24日)


下山道から登山道のある尾根を望む(2015年10月24日)


唐倉山山中にて4(2015年10月24日)


唐倉山山中にて5(2015年10月24日)


唐倉山山中にて6(2015年10月24日)


唐倉山山中にて7(2015年10月24日)


下山道から旛岩や裸岩と思われる岩を見る(2015年10月24日)


登山口付近から唐倉山を望む1(2015年10月24日)


登山口付近から唐倉山を望む2(2015年10月24日)


登山口付近から唐倉山を望む3(2015年10月24日)


唐倉山−GPS軌跡(2015年10月24日)
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情複、 第537号)
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