2016年3月20日(日)

安倍奥

二王山

3月20日 曇〜雨〜曇

湯の森720 →歩→ 二王山905−945 →歩→ 湯の森1045

日帰り 単独

湯の森の手前の梅ケ島大橋の袂から分岐する旧道の路肩に車を置く。湯の森から「← 二王山入口 50m先 左折」と書かれた手製の標識に従い、三郷川の方へ分岐する車道をわずかに行くと、「二王山入口 ←」と書かれた標識があるので、ここを入る。民家の裏手に「いのしよけ!! 登山の方はすみませんがはずして入ってください。」と書かれた柵があり、これを跨いで通り過ぎると「二王山 1208m」と書かれた道標と登山届を入れるポストがあり、ここから登山道が始まる。不安定な感じの細い山道をカーブしながら登っていく。5分ほど登ると勾配が緩くなり、右手に墓石のような石碑を見て、さらに少し登ると植林の尾根に乗る。「森の力再生事業施工地」と書かれた看板がある。植林の尾根を登っていき、湯の森から20分ほどで標高620m地点を通過する。標高620m地点を過ぎると緩やかに下り、細い尾根上を通過する。その後、登山道は尾根の左側に逸れて、尾根を巻きながら緩やかに登っていく。10分ほど行くと再び尾根上に出た。樹間に右側の斜面が大きく崩れているのが見える。標高620m地点から30分くらい進んだ所で左側が伐採地となっている箇所に出る。伐採地の縁にはフェンスが設置されていて、これに沿って登っていく。あいにく天気が悪く、ガスで何も見えなかったが、天気が良ければ安倍川対岸の安倍奥東山稜の山々を望むことができそうである。伐採地から10分くらい登るとロープが張ってあり、左側が崩壊地となっているが、注意して通れば特に問題ない。標高620m地点から標高958m地点まで約1時間5分だった。この先も左側が切れている箇所があるが、特に問題はない。やがて周囲は植林から自然林に変わる。しばらく行くと再び植林が現れるが、林床は笹ヤブとなっていて、その中に付けられた登山道を登っていく。「←二王山 奥仙俣→」と書かれた標識や「注意 二王峠より見月山間の登山道は整備されておりません。静岡市山岳連盟」と書かれた看板が現れ、右折してわずかに登ると二王山頂上に到着した。標高1200mの二王山頂上部の一番北側の地点であり、二王山頂上を示す標識があった。周囲は木々で覆われていて眺望は無い。二王山頂上の立木の根元に書かれた「←三角点」の表記に従って、南西にわずかに下ってから登り返すと二王山の三角点があるピークに着いた。二王山頂上と三角点の間は疎林の草原状となっていて、好ましい雰囲気である。二王山頂上から三角点まで数分だった。二王山三角点は西側が少し伐採されているが、眺望は無い。二王山三角点から北側へ踏跡が見られたが、込岳方面への道であろうか。南側には「この先は道がありません 頂上へもどってください!!」と書かれた立札があり、行き止まりとなっている。二王山三角点から元来た道を戻り、湯の森に下山した。山中では人に会うこともなく、静かな山歩きを楽しむことができた。天気が悪かったが、湯の森から二王山への登山道は明瞭で迷う心配はなかった。二王山から奥仙俣方面への道も思いのほかしっかりしているように見えた。先はどうなっているか分からないが、興味深く感じられ、安倍奥西山稜の縦走も今後の課題にしたいと思った。約15年ぶりに安倍奥の山に登った。下山後、約15年ぶりに梅ケ島新田温泉に浸かってから帰途に就いた。麓は、梅の花がちょうど見頃であった。(2016年3月27日記載)

 

二王山頂上1(2016年3月20日)


二王山頂上2(2016年3月20日)



二王山頂上3(2016年3月20日)



二王山の三角点1(2016年3月20日)


二王山の三角点2(2016年3月20日)



二王山の三角点3(2016年3月20日)



二王山三角点にて(2016年3月20日)



二王山頂上と三角点の間にて1(2016年3月20日)



二王山頂上と三角点の間にて2(2016年3月20日)


二王山と湯の森の間の植林1(2016年3月20日)


二王山と湯の森の間の植林2(2016年3月20日)


二王山と湯の森の間の植林3(2016年3月20日)


麓は梅の花が満開だった(2016年3月20日)



帰りに立ち寄った赤水ノ滝(2016年1月10日)



二王山−GPS軌跡(2015年3月20日)
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情複、 第537号)
 承認を得て作成した複製品を第三者がさらに複製する場合には、国土地理院の長の承認を得なければならない。



戻る