2017年5月3日(水)

南会津

黒峠山

5月3日 晴

番屋620 →歩→ 戸倉沢出合635 →歩→ 黒峠山810−840 →歩→ 戸倉沢出合1010 →歩→ 番屋1025

日帰り 単独

舘岩番屋の道の駅番屋に車を置いて出発する。中山トンネルの方向に少し行き、右へ分かれる道に入る。入口に「舘岩村村道番屋線」と書かれた標識があった。集落を抜けて畑の中の真っ直ぐな道を進んでいく。行く手にはこれから登る黒峠山が大きい。道が未舗装になると、「壊れた道路をなおしています 平成29年度9月29日まで 時間帯8:00〜17:00 平成27年災 町道番屋線 道路災害復旧工事」と書かれた看板を見る.。2015年9月の豪雨災害によるものと思われる。道は林道のようになり、少し行くと戸倉沢の出合となる。橋があったのかもしれないが、崩壊していて、この先、車の進入は不可能である。対岸に渡ると林道は左右に分かれているが、ここから正面の林の中に入る。尾根に乗るように林の中を登っていくと、古そうな林道に出たので、上の方へ向かって林道を登っていく。少し行くと林道は尾根から逸れていくように見えたので、林道から外れて尾根の方へ登っていった。尾根上に出ると、薄い踏跡があるように見え、これに従って尾根上を進む。標高973m地点で右側からの尾根を合わせると、踏跡は明瞭になった。尾根を外さないように忠実にたどる。急登を過ぎるとまた右側からの尾根と合流する。左手の樹間に荒海山を見ながら登っていくと、再び右側から尾根を合わせて向きを南に変える。この辺りからイワウチワの群落となる。イワウチワの可憐な花がたくさん咲いていて、踏み潰さないように注意しながら登っていく。イワウチワの群落が終わると、黒峠山頂上に向けて原生林の中の急登となる。巨木も目に付く。休み休み登っていき、黒峠山頂上が近づいてくる。登ってきた尾根には踏跡があったが、黒峠山頂上付近は笹ヤブで覆われている。東側の方に逃れると、雪がまだ残っていてヤブから逃れることができた。三角点を探すため再びヤブに入るが見つからず、南側は積雪があり雪田のようになっていたので、そこに出ると荒海山の眺望が素晴らしかった。まもなく雪田の脇のヤブの中に黒峠山頂上の三角点があるのを見つけた。三角点の周りには三角点よりも太い四角い石柱が埋まっていた。黒峠山頂上を示す標識等は皆無だった。黒峠山頂上からは荒海山の他に、樹間に土倉山を望むこともできた。先ほどの黒峠山頂上東側の雪が残っている所に改めて行くと、遠くに七ケ岳や男鹿山塊を望むことができた。黒峠山頂上から元来た道を忠実に戻った。帰りは林道に出た後、そのまま林道を下っていくと、2万5千分の1地形図にある戸倉沢の堰堤の脇に出た。ここで戸倉沢の奥に続く林道と合流して、戸倉沢出合に戻った。堰堤と戸倉沢出合の間にも林道が崩壊している箇所があったが、歩く分には問題なかった。戸倉沢出合から元来た道を番屋まで戻った。麓から見ると、黒峠山の上の方に雪が結構付いているように見えたので、ピッケルやアイゼンを持っていったが、不要であった。黒峠山は頂上付近こそヤブが深かったが、それ以外は笹が若干煩い箇所がある程度で、山道と言っても良いような踏跡があった。難渋するのではないかと思っていたが、思いのほか容易に頂上に立つことができた。山中では、思いがけずイワウチワの群落を見ることができて良かったと思う。(2017年5月13日記載)


黒峠山1(2017年5月3日)



黒峠山2(2017年5月3日)



黒峠山の登る途中で樹間に荒海山を望む(2017年5月3日)


イワウチワ1(2017年5月3日)



黒峠山を目指して1(2017年5月3日)



黒峠山を目指して2(2017年5月3日)



黒峠山頂上1(2017年5月3日)



黒峠山頂上2(2017年5月3日)



黒峠山頂上の三角点(2017年5月3日)



黒峠山頂上から土倉山を見る(2017年5月3日)



黒峠山頂上から荒海山を望む1(2017年5月3日)



黒峠山頂上から荒海山を望む2(2017年5月3日)



黒峠山から七ケ岳方面の眺望(2017年5月3日)



黒峠山から七ケ岳を望む(2017年5月3日)



黒峠山から西側の眺望(2017年5月3日)



黒峠山頂上付近にて1(2017年5月3日)



黒峠山頂上付近にて2(2017年5月3日)



黒峠山付近から貝鳴山や男鹿山塊方面の眺望(2017年5月3日)



イワウチワ2(2017年5月3日)



黒峠山を振り返る1(2017年5月3日)


黒峠山を振り返る2(2017年5月3日)



黒峠山を振り返る3(2017年5月3日)


黒峠山3(2017年5月3日)



黒峠山を振り返る4(2017年5月3日)



黒峠山−GPS軌跡(2017年5月3日)
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情複、 第537号)
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