2017年8月17日(木)

南アルプス

大札山

8月17日 

途中830 →歩→ 大札山900−920 →歩→ 途中1035

日帰り 単独

大札山は南アルプス深南部の一峰と捉えられる。本当は蕎麦粒山と高塚山を目指していたが、天候が悪く断念する。せっかく遠方から来たので、より容易に登頂することが可能な近くの大札山に登ることにした。大札山頂上に最も近いのは、肩登山口という登山口からのコースである。南赤石林道が舗装路から未舗装路に変わる地点に公衆便所や駐車場、東屋があるが、ここが大札山の肩登山口である。南方へ三ツ星山方面への林道も分岐している。「大札山→35分」と書かれた道標に従って入山する。よく整備された登山道を20分ほど登ると、道が左右に分岐する。「ここは肩コース分岐」と書かれた道標があり、左は「北尾根コース・大札山山頂」、右は「大札山山頂」を指しており、右に進む。所々に桟道や階段が設置されている山腹の道を10分ほど歩くと、「展望地→」と書かれた分岐がある。右に踏跡を分け、壊れかけた東屋を見ると、まもなく大札山頂上に到着した。大札山頂上は広く、大札山頂上を示す標識や三角点のほかに、小祠やベンチがある。今回は天気が悪く眺望は得られなかったが、天気が良ければ樹間に周囲の山々を望むこともできそうである。北側には「大札山パノラマガイドマップ」と書かれた展望板が設置されていた。しばらく休憩した後、「←北尾根登山口50分」と書かれた道標に従って、北尾根コースへ進む。10分ほど行くと「ここは北尾根コース分岐」と書かれた道標があり、左に肩登山口への登山道が分岐する。天気も悪くて迷ったが、せっかくなので北尾根コースに進むことにする。アップダウンの多い尾根道を40分ほど歩くと、分岐があり尾根を外れて左へ下っていく。分岐には壊れた標識があり、「この先崩壊…施工の為…左下…」と書いてあった。分岐から5分も下ると南赤石林道に出た。「北尾根登山口」と書かれた道標がある。2万5千分の1地形図によると、大札山頂上から杉山林道が分岐する標高1140m地点にかけて道が記載されているが、崩壊のために標高1140m地点の手前で登山道は付け替えられたものと思われる。北尾根登山口から林道を20分ほど歩いて肩登山口に戻った。天気も悪く、登山者に会うことはなかったが、山中で治山工事が行われているようで、南赤石林道は時々作業車両の往来があった。大札山にはアカヤシオの群生地があるということで、また季節を変えて天気の良い時に再訪してみたいと思った。(2017年9月1日記載)


大札山頂上1(2017年8月17日)



大札山頂上1(2017年8月17日)



大札山頂上3(2017年8月17日)


大札山頂上4(2017年8月17日)



大札山頂上の標識(2017年8月17日)



大札山頂上の三角点(2017年8月17日)



大札山頂上付近にて(2017年8月17日)



大札山−GPS軌跡(2017年8月17日)
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情複、 第537号)
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