2018年1月6日(土)

身延山塊

高ドッキョウ

1月6日 晴

徳間登山口710 →歩→ 徳間峠825 →歩→ 高ドッキョウ930−950 →歩→ 徳間峠1040 →歩→ 徳間登山口1125

日帰り 単独

3日前に田代峠と徳間峠の間を歩き、その先の徳間峠と高ドッキョウの間がどうなっているのか興味が湧いて、山梨県側から徳間峠を経由して高ドッキョウを目指すことにした。徳間から県道を進むが、道は途中から未舗装路となり、林道のような道となる。標高404m地点の手前で橋を渡ると、その先は車高の高い車でないと厳しいかもしれない。何とか車道の終点まで車で入ることができた。少し広くなっていて車を数台停めることが可能である。傍らに「徳間峠 1時間20分」や「徳間峠(高ドッキョウ)→」と書かれた道標があり、ここから山道が始まる。山道に入り、沢の右岸を5分くらい行くと、沢を渡渉して左岸に移る。沢沿いを行くのかと思っていたが、道は植林の中を登っていくように付けられている。途中で山道は右の方へ分かれるように見えたので、あまり沢から離れるのも良くないと考えて、直進方向の薄い踏跡を進んでいった。倒木やヤブが煩いが、古い薄い踏跡に従って進んでいく。やがて沢に近づき、道もよく分からなくなるが、沢には滝があるように見えたので、沢には下りずに上の方に登っていくと山道に出た。帰りに分かったが、結局、右に分かれるように見えた山道が正しく、道なりに進めば良かったようである。その先、山道は沢側が切れている若干きわどい箇所を通過した後、一旦沢に降りる。ここで対岸に移り、尾根に取り付く。登山口からここまで40分くらいだった。尾根を登っていくと、道は明瞭になる。目印も多く、一安心である。もう危険な箇所はないと思ったが、尾根に取り付いてから20分ほど行くと、斜面をトラバースする箇所があり、注意して通過する。以前は桟道が付けられたのかもしれないが、現在はロープが2本渡してあるのみである。足場は悪いが高度感があまりないので、ロープを使って慎重に通過すれば問題ないと思う。そこから植林の中を踏跡を外さないように注意しながら、15分くらい登ると徳間峠に到着した。3日前に雪はなかったが、わずかに降雪があったのか少し白くなっていた。徳間峠から高ドッキョウに向かう。しばらく急登が続く。ロープが付けられていてこれを使いながら、高度を上げていく。振り返ると樹間に赤岳が大きく見える。若干険しい岩場もあるが、ロープが付けられているので、慎重に登れば、大きな問題はない。徳間峠から20分ほどで標高913m地点を通過する。「913M」と書かれた標識がある。その先、キレットのような箇所を通り過ぎた後、右に大平のコウヤマキへの道が分岐し、「←高野マキ」と書かれた標柱がある。分岐から歩く人が多くなるのか道が幾分良くなったような気がした。やがて道は尾根上の笹ヤブの中の切り開きを緩やかに登っていくようになる。尾根は木々で覆われていて眺望は無いが、所々で樹間に篠井山や十枚山方面が見える。大平のコウヤマキへの分岐から40分くらいで高ドッキョウ頂上に到着した。二度目の登頂になるが、今回も正面に絵に描いたような富士山が出迎えてくれた。高ドッキョウ頂上でしばらく富士山の眺望を眺めながら休憩した後、元来た道を戻った。途中の岩場や危険個所は行きに通って様子が分かっているので、帰りは全く問題なかった。山中では誰にも会わなかった。普段も歩く人はあまりいないように思われたが、静かで適度な緊張感も味わうことができる面白いコースであると思った。今回の山行によって田代峠から樽峠まで一通り歩いたことになった。帰りに近くの奥山温泉に寄ってから、帰途に就いた。(2018年2月18日記載)


車道終点・徳間峠への登山口(2018年1月6日)



徳間峠を目指して、崩壊地を通過する(2018年1月6日)



山梨県側から見た徳間峠1(2018年1月6日)



山梨県側から見た徳間峠2(2018年1月6日)



徳間峠(2018年1月6日)



徳間峠から高ドッキョウに向かう途中で樹間に赤岳を見る1(2018年1月6日)



徳間峠から高ドッキョウに向かう途中で樹間に赤岳を見る2(2018年1月6日)



高ドッキョウ頂上1(2018年1月6日)



高ドッキョウ頂上2(2018年1月6日)



高ドッキョウ頂上3(2018年1月6日)



高ドッキョウ頂上の三角点1(2018年1月6日)



高ドッキョウ頂上の三角点2(2018年1月6日)



高ドッキョウ頂上から富士山を望む1(2018年1月6日)



高ドッキョウ頂上から富士山を望む2(2018年1月6日)


高ドッキョウ頂上から富士山を望む3(2018年1月6日)



高ドッキョウ頂上から天子山塊を望む(2018年1月6日)



下山途中、高ドッキョウと徳間峠の間で篠井山を望む(2018年1月6日)



徳間峠から下山する途中で樹間に富士山を見る(2018年1月6日)


徳間峠と登山口の間の沢の渡渉地点の小滝(2018年1月6日)



高ドッキョウ−GPS軌跡(2018年1月6日)
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情複、 第537号)
 承認を得て作成した複製品を第三者がさらに複製する場合には、国土地理院の長の承認を得なければならない。




戻る