■転居した後、まだ本調子とは言えないので、愛知と長野の県境近くの比較的容易に登ることができそうな二山を目指すことにする。■まず、道の駅つぐ高原グリーンパークに車を置いて出発する。■道路の向かい側のやや折元峠寄りから丸山林道という道が分岐しているので、ここを入る。入口に「林道丸山線」と書かれた標識があり、「この林道は林業経営のため設置したものであり一般交通のためのものではありません。関係者以外は立ち入らないで下さい。」と書いてある。■道は舗装されていて、少し行くと左側に小屋を見る。■その後、林道は沢沿いに行くようになる。途中で橋を3回渡り、左岸から右岸、左岸と移り、最後に右岸に移ると、道は沢を離れて丸山の裾野の方へ回り込んでいく。■左に2万5千分の1地形図に記載のある廃林道のような道を分ける。入口に倒れた標柱があり、「作業道 丸山二号線」と書いてあった。■分岐から数分行くと、舗装路が未舗装路に変わるが、その境目付近が丸山の登山口である。道端の枝に挿してあるペットボトルや枝に付けられたテープが目印になる。道の駅つぐ高原グリーンパークからここまで25分ほどだった。■林道から植林の中を登っていく。植林の左側に何となく踏跡があるので、そこを登る。■植林を過ぎると自然林に変わる。踏跡はいくらか明瞭になり、これに従って登っていく。直登でかなり急勾配であるが、着実に登っていく。■やがて傾斜が緩くなり、高みに進んでいくと丸山頂上に到着した.。林道から25分くらいだった。■丸山頂上には古い標識や三角点があった。丸山の頂上部は広いが、木々で覆われいて眺望を得ることはできなかった。■少し休んだ後、元来た道を下って道の駅つぐ高原グリーンパークに戻った。帰りは、林道の入口から道の駅に併設されているグラウンドやペンションの脇を通り抜けて戻った。■次に、道の駅つぐ高原グリーンパークから池ケ平牧場の近くにある亀甲岩まで車で移動する。■「南信州広域連合 飯田広域消防本部 消防救急デジタル無線施設 池の平基地局」と書かれたアンテナが建つ所で「村道池の平線」という道が東に分岐する。その先の左側に表面に亀の甲羅のような模様のある岩がいくつかあるが、通り過ぎて舗装された道を道なりに進むと、道の左側のヤブの中に再び同じような岩が一つ現れる。ここには「池ノ平の亀甲岩」や「根羽村文化財第2号
昭和五十六年十二月指定」と書かれた標柱と説明板があリ、一番代表的な岩なのだろうと思う。■この亀甲岩の近くに道幅が広い場所があったので、そこに車を停めて出発する。■亀甲岩から東へ少し行くと、左に舗装されていない林道が分かれるので、ここを入る。入口には、「一般車通行禁止 この道路は造林用道路です。関係者以外の一般車の通行を禁止します。なお、事故等が発生しても一切の責任は負いません。管理者根羽村」と書かれた看板があった。■林道は山腹を左に回り込むように緩やかに下っていく。■標高1100m付近の2万5千分の1地形図にある分岐は、実際には十字路となっている。亀甲岩からここまで10分ほどあった。2万5千分の1地形図に描かれていないのは直進方向に続く道であり、ここで左折する。■やや登っているような緩やかな道を10分くらい行くと、広くなっている場所があり、ここで林道は終点となる。■広場の片隅には、かすかに「三国山登山口」と読むことができる標識があり、ここからヤブの中の踏跡に入る。■ヤブの中の踏跡は、ある程度よく踏まれていて、これを外さないように進んでいく。■気が付くと左側に並行して道が通っていて、鉄条網の柵も見られる。池ケ平牧場付近のモータースポーツ用のオフロードコースのようである。■登り着いた所を直進するとオフオードコースに出てしまうが、よく見ると右のヤブの中に踏跡があり、少し下って沢の源頭のような所を過ぎて登り返す。平坦になり踏跡が左右に分かれるが、左折すると三国山頂上に到着した。林道終点から10分ほどだった。■三国山頂上は森の中で眺望は無い。標識と三角点が三国山頂上であることを示していた。また、「横道 生森 官行 造林」と書かれた看板のような物があったが、何を意味しているのか不明であった。■少し休憩した後、元来た道を通って亀甲岩に戻った。■その後、車で池ケ平牧場の方へ行くと、明るく開けた場所に出た。広々として周囲の眺望がすばらしく、なかなか好ましい雰囲気の場所であった。■これまで愛知県の山には全く馴染みが無かったが、興味深い山も多く、しばらくの間は奥三河の山々に通ってみたいと思う。(2019年7月20日記載) |