2020年1月2日(木)

室生

倶留尊山

1月2日 晴

曽爾高原655 →歩→ お亀池700 →歩→ 亀山峠720−725 →歩→ 二本ボソ750 →歩→ 倶留尊山810−825 →歩→ 三ツ岩850−900 →歩→ 西浦峠915−920 →歩→ 清水平945 →歩→ i池ノ平955→歩→ くろそ山荘跡1005 →歩→ 亀山峠1035 →歩→ 亀山1050 →歩→ 曽爾高原1110

日帰り 単独

曽爾高原の駐車場に車を停める。駐車場から遊歩道に入り、左に「勘兵衛地蔵」という地蔵が祀られている祠を見て、その先の分岐をお亀池の方へ進む。お亀池の西側を行き、広場のようになっている所から山の斜面に付けられた登山道を登っていく。どんどん高度を上げていき、亀山峠で稜線上に達した。亀山峠から眺望の良い尾根を登っていく。西側は住塚山や兜岳、鎧岳方面、南側は古光山方面の眺めがとても良い。しばらく登ると、道は樹林の中に入っていく。やがて小屋のようなものが現れる。これは入山管理小屋であり、「入山者へのお願い (倶留尊山・二本ボソ)の清掃・維持管理の為 入山料をいただいております。 入山料 一般500円 小人(中学生まで)200円」と看板に書いてある。小屋は無人で閉じているが、ポストのような形をした「入山料投入箱」というものがあり、「この中に入山料を必ず入れて下さい」と書かれていたので、料金を支払って先に進む。入山管理小屋の先は二本ボソの頂上で、ベンチが設置されている。眺めが良く、前方に倶留尊山のピークが姿を現す。二本ボソから急な登山道を下っていく。尾根は細いが、道はしっかりしていて特に問題ない。鞍部から登り返すと、倶留尊山頂上に到着した。広い頂上には、標識や三角点やベンチがある。南側の眺めが良く、東側には大洞山を望むことができた。倶留尊山頂上でしばらく休憩してから北側の登山道に進む。少し行くと、右手に建物の台座の跡のようなものがあり、近くにどこからかモノレールの軌道が現れ、その終点にまた小屋が建っている。西浦峠の方から来た場合の入山管理小屋のようである。こちらも無人で、入山料が書かれた倒れた看板があったが、入山料投入箱は見当たらなかった。入山管理小屋から尾根を下っていく。道は樹間に付けられていて眺望は無い。断続的に尾根の左側にモノレールの軌道が並行しているのが見えたが、やがて見えなくなった。鞍部のような所に下り立つと、「倶留尊山へ→」や「至曽爾→ ←三ツ岩」や「西浦峠←」と書かれた道標がある。倶留尊山頂上から道標が無かったが、道を間違えていないことが確かめられた。鞍部から5分くらい登ると、突き当たりに「三ッ岩へ→」や「←西浦峠・三ツ岩→」と書かれた道標があったので、右折して三ツ岩に立ち寄ることにした。数分で三ツ岩に着く。周囲の眺望が開けて、目の前に倶留尊山を大きく望むことができる。本コース随一の眺望が得られる場所であり、コースから少し外れるが、立ち寄って正解であった。ヤブや灌木で隠れているが、周囲はかなり切り立っているので、転落しないように注意が必要である。三ツ岩から分岐まで戻って先に進む。分岐付近も大洞山方面の眺めが良い。少し行くと、道標に従って道は右折して植林に入り、鬱蒼とした植林の中を下っていくと、西浦峠に着いた。西浦峠は三差路になっていて、左は「←日神渓谷 80分 飯垣内 110分」右は「東海自然歩道(清水平)20分 中太郎生バス停 50分→」と道標に書いてあった。右折して植林の中を下っていく。西浦峠には、「ここから急な下り坂」と書かれた大きな看板が設置されていたが、普通の峠道のような道で歩きやすい部類であった。植林はよく手入れがされていて、美しくも感じるほどである。西浦峠から15分くらいで林道のような道に出るが、道標に従ってすぐに向かいの山道に入る。さらに5分くらい山道を進むと、簡易舗装が施された林道に出たので、道標に導かれて右折して林道を行く。林道は、一部砂利道になるが、まもなく植林を脱して車道と合流した.。辺りは開けて民家らしき建物が点在している。この付近を清水平というらしい。車道は所々で枝分かれしているが、亀山峠を指す道標があるので、これに従って進む。気が付くと、いつの間にか東海自然歩道に入っていた。車道を歩いていくと、今は使用されていないと思われる「池ノ平野菜集荷場」や「民宿くろそ池の平売店」と書かれた建造物を見る。この付近が池ノ平高原の中心部であろうか。湿原もあるようだが、多くは農地として開拓されたのではないかと考えた。倶留尊山の眺めはすばらしいが、人影も無く、耕作地はおそらく放棄され、思いのほか寂しい場所のように感じた。さらに車道を進むと、左にくろそ山荘跡を見る。その先が亀山峠への登山口で、車道から再び山道に入る。亀山峠への道も東海自然歩道であり、よく整備されている。最初は幅が広い石畳の道であるが、途中から細くなり、亀山峠に近づくと階段が付けられた九十九折りの道を登っていく。亀山峠から倶留尊山方面と反対側の尾根をたどる。亀山頂上は尾根の途中のような場所であり、頂上らしくないが、周囲の眺望はとても良い。亀山頂上から急な階段が付けられた道を下っていく。後古光山への分岐で傾斜が緩くなり、林の中を行くようになる。亀山頂上から15分ほどで、行きに通ったお亀池への分岐に着く。ここから数分でスタート地点に戻った。お亀池付近の景観は一見の価値があると思った。今回は、正月のため人も少なく静かで良かったが、シーズン中の混雑は相当激しいようで、確かにそれも頷ける。倶留尊山は、初めて訪れた山域の山であったが、2020年の登り初めにふさわしい山だったと思う。(2020年1月14日記載)



お亀池(2020年1月2日)


曽爾高原の草原1(2020年1月2日)


曽爾高原の草原2(2020年1月2日)


曽爾高原の草原3(2020年1月2日)


曽爾高原の草原4(2020年1月2日)


亀山峠(2020年1月2日)


亀山峠付近から住塚山方面を望む(2020年1月2日)


亀山峠付近から二本ボソへ登っていく(2020年1月2日)


二本ボソへ登る途中で大洞山を見る1(2020年1月2日)


二本ボソへ登る途中で曽爾高原を見下ろす1(2020年1月2日)


二本ボソへ登る途中で住塚山方面を望む(2020年1月2日)


二本ボソへ登る途中で大洞山を見る3(2020年1月2日)


二本ボソへ登る途中で住塚山、兜岳、鎧岩方面を望む、(2020年1月2日)


二本ボソへ登る途中で曽爾高原を見下ろす2(2020年1月2日)


入山管理小屋(2020年1月2日)


二本ボソから倶留尊山を見る(2020年1月2日)


二本ボソから大洞山を望む(2020年1月2日)


倶留尊山頂上1(2020年1月2日)


倶留尊山頂上2(2020年1月2日)


倶留尊山頂上3(2020年1月2日)


倶留尊山頂上の標識(2020年1月2日)


倶留尊山頂上の三角点(2020年1月2日)


倶留尊山頂上から南側の眺望(2020年1月2日)


倶留尊山頂上から二本ボソや古光山を望む(2020年1月2日)


倶留尊山頂上から住塚山、兜岳、鎧岳方面を望む(2020年1月2日)


倶留尊山頂上から住塚山方面を望む(2020年1月2日)


三ツ岩から倶留尊山を見る1(2020年1月2日)


三ツ岩から倶留尊山を見る2(2020年1月2日)


三ツ岩から倶留尊山を見る3(2020年1月2日)


三ツ岩から大洞山方面の眺望(2020年1月2日)


三ツ岩から遠くに局ケ岳を望む(2020年1月2日)


西浦峠(2020年1月2日)


西浦峠から下ってから倶留尊山を見る(2020年1月2日)


池ノ平付近から倶留尊山と三ツ岩を見る1(2020年1月2日)


池ノ平付近から倶留尊山と二本ボソを見る(2020年1月2日)


池ノ平付近から倶留尊山と三ツ岩を見る2(2020年1月2日)


池ノ平付近から亀山峠に向かう(2020年1月2日)


亀山峠付近から曽根高原と住塚山、屏風岩、兜岩、鎧岩方面を望む(2020年1月2日)


亀山峠と亀山の間で倶留尊山方面を見る(2020年1月2日)


亀山峠と亀山の間で大洞山を望む(2020年1月2日)


亀山峠と亀山の間で倶留尊山方面を振り返る(2020年1月2日)


亀山から住塚山方面を望む(2020年1月2日)


亀山から下る途中で古光山方面を見る(2020年1月2日)


亀山から下る途中で亀山を振り返る1(2020年1月2日)


亀山から下る途中で倶留尊山方面を見る(2020年1月2日)


亀山から下る途中でお亀池を見下ろす(2020年1月2日)


亀山から下る途中で亀山を振り返る2(2020年1月2日)


曽爾高原(2020年1月2日)


勘兵衛地蔵(2020年1月2日)



倶留尊山−GPS軌跡(2020年1月2日)
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情複、 第537号)
 承認を得て作成した複製品を第三者がさらに複製する場合には、国土地理院の長の承認を得なければならない。


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