2020年1月25日(土)

室生

住塚山 国見山

1月25日 曇〜晴

屏風岩公苑715 →歩→ 屏風岩755−805 →歩→ 住塚山835−850 →歩→ ゼニヤタワ905 →歩→ 国見山935−955 →歩→ クマタワ1035−1040 →歩→ 目無橋1135 →歩→ 屏風岩公苑1240

日帰り 単独

屏風岩公苑まで車で入る。駐車場の近くに公衆便所のような建物があるが、閉ざされていた。桜の咲く時期には、駐車の際に管理協力金を徴収されるようである。公衆便所のような建物の前を通り過ぎて少し行くと、桜の古木が点在する園地に入っていく。右手にはなかなか迫力のある屏風岩の岩壁を見上げることができる。園地の西端の方に道が続いているので進んでいくと、「住塚山山頂1.1km 国見山山頂2.3km」と書かれた道標があり、これに導かれて稜線に向けて植林の中の急坂を登っていく。駐車場から約30分で稜線に達する。道は左右に分岐していて、ここで右折して標高936m地点に寄る。最初に着いたピークから一旦下って登り返すと、標高936m地点に着いた。分岐から10分ほどだった。標高936m地点は屏風岩の最高地点で「一ノ峰」と書かれた標識があった。屏風岩一ノ峰から分岐まで戻り、住塚山に向かう。分岐から植林の中を登っていく。小ピークから少し下った後、住塚山への登りとなる。勾配が急になったり緩くなったりということを数回繰り返し、植林から離れると住塚山頂上に到着した。住塚山頂上には、標識や三角点、古いベンチがあった。東側の眺望が優れていて、古光山や倶留尊山、鎧岳、兜岳、国見山などを見渡すことができた。住塚山頂上でしばらく休んだ後、国見山に向かう。住塚山から明るく好ましい雰囲気の尾根を進む。やがて標高を下げて植林に入り、ゼニヤタワという鞍部に着く。ここで、屏風岩の若宮峠の方からの道と合流する。ゼニヤタワから正面の尾根を登っていく。すぐにちょっとした岩場があるが、ここは右側と左側のいずれからも巻くことができる。正規のコースは右側から登っている。尾根は徐々に細くなり、ロープが付けられたやや険しい岩場を通過する場面もある。痩せた尾根の途中に東側の眺望が良い所もある。尾根が広くなり平坦な場所を通り過ぎると、まもなく国見山頂上に到着した。古い双仏石や石碑のようなものが見られる。国見山頂上も非常に眺めが良い。国見山頂上から階段が付けられた道を下っていく。国見山からクマタワにかけては、階段が付けられている区間が多く、少し歩きにくい。国見山からクマタワへは下るのみだと思っていたが、松ノ山いうピークへの登り返しがあった。心の準備ができていなかったので、少々疲れた。途中で右側の植林の中に地図に載っていない林道が近づく箇所があった。クマタワは東側から延びている林道の終点になっている。林道は東海自然歩道と重複しており、クマタワは東海自然歩道が東西に越える形になっている。片隅に東屋のような公衆便所が設置されているが、閉鎖されている。クマタワから林道を行く。最初は未舗装であるが、途中から部分的に簡易舗装となり、やがて舗装された道になる。クワタワから10分くらい行くと、右後方から「通行禁止」と書かれて鎖で閉じられている林道が合流し、近くに切り出した木材が積んである。国見山からクマタワに向かう途中で見た林道とつながっているのかもしれない。途中から川沿いを行くようになる。クマタワから25分ほど進むと右手に橋があり、林道が分岐している。「林道川根線 起点」と書かれた看板があり、道標には「国見山山頂2.8km 屏風岩公苑(トイレ)2.9km 住塚山山頂3.0km」と書いてあったが、地図に載っていない道があるように思われた。ここは直進した。さらに5分も行くと、東海自然歩道は林道から左の済浄坊渓谷方面に分岐する。せっかくなので、目無橋まで済浄坊渓谷を往復する。林道を離れて階段を下っていくと、突然茂みからシカが飛び出して逃げていき、驚かされる。まもなく小滝が連続する渓流沿いの道となる。東海自然歩道は荒れ気味で、道が欠落している箇所が現れたが、うまく石を伝って渡渉できる所を見つけて一時的に対岸を経由した。少し進むと古いコンクリート製の橋があり、これを渡り右岸から左岸に移るが、今度は土砂崩れで通ることができなくなっていたので、再び渡渉を繰り返すことにより一時的に対岸を経由した。その先に済浄坊ノ滝があった。まず二ノ滝があり、続いて一ノ滝を見る。滝壺は澄んでいて、とてもきれいだった。済浄坊ノ滝の付近には「やまとの水 済浄坊渓谷」と書かれた壊れた看板があり、ホースのようなものが放置されていて、昔はここで水を汲んでいく人もいたのかもしれないと思った。済浄坊ノ滝から数分進むと、林道終点のような広い場所があり、そこから目無橋まで林道跡のような道になった。林道終点のような場所から数分で目無橋に着いた。「済浄坊線 始点」と書かれた標識があり、やはり林道跡だったと思われるが、車は完全に通行不能の状態である。目無橋で県道に出たが、この県道も通行止になっているようだった。かつて赤目口駅から出合茶屋を経由して名張駅まで行く季節運行のバスが通っていた道であり、傍らにはバス停が放置されていた。過去の豪雨の影響によるものか済浄坊渓谷は荒れている。一般の観光客の通行は危険であり、通り抜ける人もほとんどいないように思われた。目無橋から渡渉を繰り返して、元来た道を林道まで戻る。25分ほどだった。済浄坊渓谷への分岐から林道は登りに転じ、鳥居と「多輪峯神社→」と書かれた道標がある所から下りになる。その辺りに「林道小長尾線」と書かれた古い標識があり、この林道の名前を知る。済浄坊渓谷への分岐から15分くらい進むと、林道は分岐していて右に進む。植林の中の緩やかな登り主体の林道を20分ほど行くと、左から林道が合流し、さらに数分進むと、右手に若宮神社と書かれた祠を見る。若宮神社から右後方に地図に記載されていない林道が分岐し、右側の山の斜面の方には山道が分岐している。東海自然歩道の看板があり、この山道は東海自然歩道の支線で若宮峠に続いているのかもしれないと考える。若宮神社から数分行くと、スタート地点の屏風岩公苑に戻ることができた。住塚山と国見山は古いガイドブックには掲載されているが、最近のものではあまり目にしないようである。近くの倶留尊山と比べると知名度も低く、山中で人に会うこともなかった。静かな山歩きを楽しむことができた。(2020年2月16日記載)



住塚山頂上1(2020年1月25日)


住塚山頂上2(2020年1月25日)


住塚山頂上3(2020年1月25日)


住塚山頂上の標識(2020年1月25日)


住塚山頂上の三角点(2020年1月25日)


住塚山頂上から国見山、兜岳、鎧岳方面を望む(2020年1月25日)


住塚山頂上から倶留尊山、古光山、天狗岩方面の眺望(2020年1月25日)


住塚山頂上から倶留尊山を望む(2020年1月25日)


住塚山頂上から兜岳、鎧岳方面を見る(2020年1月25日)


住塚山頂上から古光山、天狗岩方面を見る(2020年1月25日)


住塚山からゼニヤタワに向かう(2020年1月25日)


ゼニヤタワにて(2020年1月25日)


ゼニヤタワと国見山の間で三峰山方面を望む(2020年1月25日)


ゼニヤタワと国見山の間で高見山方面を望む(2020年1月25日)


国見山頂上1(2020年1月25日)


国見山頂上2(2020年1月25日)


国見山頂上の標識(2020年1月25日)


国見山頂上から名張方面の眺望(2020年1月25日)


国見山頂上から倶留尊山を見る(2020年1月25日)


国見山頂上から古光山、三峰山方面を望む(2020年1月2日)



国見山頂上から高見山、台高方面を望む1(2020年1月25日)


国見山頂上から高見山、台高方面を望む2(2020年1月25日)


国見山頂上から見た住塚山(2020年1月25日)


済浄坊ノ滝〜一ノ滝(2020年1月25日)


済浄坊ノ滝〜二ノ滝1(2020年1月25日)


済浄坊ノ滝〜二ノ滝2(2020年1月25日)


済浄坊ノ滝〜二ノ滝3(2020年1月25日)


済浄坊渓谷にて(2020年1月25日)


済浄坊渓谷にて2(2020年1月25日)


屏風岩公苑から倶留尊山を望む(2020年1月25日)


屏風岩1(2020年1月25日)


屏風岩2(2020年1月25日)


屏風岩3(2020年1月25日)


屏風岩公苑1(2020年1月25日)


屏風岩公苑2(2020年1月25日)


屏風岩公苑3(2020年1月25日)


屏風岩4(2020年1月25日)


屏風岩5(2020年1月25日)


屏風岩6(2020年1月25日)


屏風岩公苑から三峰さん方面の眺望(2020年1月25日)


屏風岩公苑から高見山方面の眺望(2020年1月25日)


住塚山 国見山−GPS軌跡(2020年1月25日)
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情複、 第537号)
 承認を得て作成した複製品を第三者がさらに複製する場合には、国土地理院の長の承認を得なければならない。


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