2020年2月15日(土)

奥三河

仏庫裡 茶臼山

2月15日 曇

途中720 →歩→ 小鷹神社奥宮825−830 →歩→ 仏庫裡845−905 →歩→ 途中950 ⇒車⇒ 茶臼山高原1050 →歩→ 茶臼山1125−1140 →歩→ 茶臼山高原1215

日帰り 単独

東納庫付近から林道段戸208号線に入り、途中の林道段戸208号支線が分岐する地点の路肩に車を停める。林道段戸208号支線の入口は、ヤブが多そうに見えたが、少し行くとヤブは無くなり、思いのほか明瞭な道が奥へ続いていた。林道は山腹の植林の中を行く。落石や土砂崩れの跡もあるが、だいぶ奥の方まで最近車が通った形跡が見られた。途中から右手の植林の先にゴルフ場が近づいて作業をする音も聞こえてくる。林道の途中に路面が崩壊している所が二か所あり、二つ目の崩壊地は路面が完全に崩壊していて、その先、車の進入は完全に不可能な状態であった。二つ目の崩壊地から5分くらいで林道終点に達した。林道の入口からは30分くらいだった。右側にはゴルフ場の施設が見える。左側の樹林に入っていく。沢沿いに歩きやすい所を選んで進んでいく。沢に沿って少し窪んだ古い道の跡のようなものが見られる。山中にある小鷹神社奥宮への参道の跡ではないかと思う。林道終点から5分ほど行くとケルンがあり、辺りを見回すと、右手の植林の中に青い小屋が建っているのが見える。大きな岩の近くを通り過ぎて、その小屋まで行く。小屋の脇には「公社営造林地 事業地名 小鷹山 植栽年度 昭和52年度 植栽面 2.66ヘクタール 愛知県林業公社」と書かれた黄色い看板があり、小屋は造林小屋のようだった。林道終点からここまで10分くらいだった。方向が違うような気がしたが、小屋の右側に踏跡が続いているように見えたので、そちらへ進むと、踏跡は小屋の裏手を回り、小屋の左側の方へ続いていた。踏跡を拾いながら進んでいくと、徐々に道が明瞭になり、植林の中をカーブしながら登るようになる。小屋から25分ほどで尾根上に到達した。鳥居と祠があり、そこが小鷹神社奥宮であった。登ってきた道は、参道だった道なのではないかと考えた。傍らには、「小鷹城址」と書かれた比較的新しい標識もあった。小鷹神社奥宮から樹間に麓のゴルフ場や集落と碁盤石山などを望むことができた。小鷹神社奥宮の裏手に林道のような道が延びてきていて仏庫裡の方へ続いていたので、そこを歩いていく。まもなく道は、林道と言うよりも幅が広い山道か防火帯のような状態となる。仏庫裡頂上近くの北西の鞍部に着くと、目の前に手入れの行き届いた植林が広がった。ここに「仏庫裡←」と書かれた標柱があり、これに従いわずかに登ると、仏庫裡頂上に到着した。仏庫裡頂上は、植林で眺めは無い。標識と三角点がある。三角点の点名は「小鷹山」である。仏庫裡頂上で休んだ後、南に少し下ると、作業道の終点のような場所を見る。この辺りから西側の眺めが良い。2万5千分の1地形図にある山道に乗り、仏庫裡の南東の小ピークの手前で右折して下っていく。小沢に沿うようになり、右手のヤブの中に廃小屋があるのを見ると、すぐに舗装された林道に飛び出した。仏庫裡頂上から林道まで10分ほどだった。途中には、「仏庫裡登山道」と書かれた標識や目印が多かった。登山口には、「仏庫裡」や「登山口」と書かれた古い標識もあった。林道は林道段戸208号線であり、35分ほど下ると車を停めたスタート地点に戻ることができた。仏庫裡だけでは少し物足りなく感じたので、前の年に訪れた愛知県最高峰の茶臼山に再び登るため、車で茶臼山高原に移動した。茶臼山高原の第3駐車場に車を停めた。第2駐車場まで車道を10分ほど歩いて、そこから西側登山ルートに入った。10分くらい行くと、自由の広場に着いた。開放的な草原の向こうに茶臼山が見える。自由の広場を過ぎて樹林に入ると、落ち葉が堆積した朽ちた見晴台があるので、上がってみた。周囲の樹木が伸びていて、眺めはあまり良くない。前の年とは異なるコースということで、西側登山ルートを経由した。階段が付けられているが、ハードルのようになっている箇所もあり、歩きにくかった。前回は天気が悪く、茶臼山頂上から全く眺望が得られなかったが、今回は南アルプスや奥三河などの周囲の山々を望むことができた。茶臼山頂上でしばらく展望を楽しんだ後、元来た道を戻って下山した。仏庫裡は、頂上近くの林道からであれば30分くらいで往復できる山であるが、登山としては、今回のコースの方が楽しめるのではないかと思った。茶臼山では期待していた眺望を得ることができて満足した。暖冬のためか、雪は全く無かった。茶臼山の隣の萩太郎山のスキー場は営業していて、人工降雪だと思うが、ゲレンデにだけ辛うじて雪があり、意外と賑わっているように見えた。(2020年3月22日記載)



林道から南アルプスを望む(2020年2月15日)


林道を行く(2020年2月15日)


林道の崩壊地(2020年2月15日)


林道終点(2020年2月15日)


山中で見かけた作業小屋(2020年2月15日)


小鷹神社奥宮1(2020年2月15日)


小鷹神社奥宮(2020年2月15日)


小鷹神社奥宮から樹間に碁盤石山を見る1(2020年2月15日)


小鷹神社奥宮から樹間に碁盤石山を見る2(2020年2月15日)


小鷹神社奥宮から仏庫裡に向かう道(2020年2月15日)


仏庫裡付近の植林1(2020年2月15日)


仏庫裡付近の植林2(2020年2月15日)


仏庫裡頂上1(2020年2月15日)


仏庫裡頂上2(2020年2月15日)


仏庫裡頂上3(2020年2月15日)


仏庫裡頂上4(2020年2月15日)


仏庫裡頂上5(2020年2月15日)


仏庫裡頂上の標識(2020年2月15日)


仏庫裡頂上の三角点(2020年2月15日)


仏庫裡頂上付近にて(2020年2月15日)


仏庫裡付近から周辺の眺望1(2020年2月15日)


仏庫裡付近から周辺の眺望2(2020年2月15日)


仏庫裡から林道に向かう途中にて1(2020年2月15日)


仏庫裡から林道に向かう途中にて2(2020年2月15日)


茶臼山(2020年2月15日)


西側登山ルートから茶臼山を目指す(2020年2月15日)


自由の広場(2020年2月15日)


自由の広場から茶臼山を見る(2020年2月15日)


途中の見晴台から南アルプスを望む(2020年1月2日)


茶臼山頂上1(2020年2月15日)


茶臼山頂上2(2020年2月15日)


茶臼山頂上から南アルプスを望む1(2020年2月15日)


茶臼山頂上から南アルプスを望む2(2020年2月15日)


茶臼山頂上から東側の眺望(2020年2月15日)


茶臼山頂上から南側の眺望(2020年2月15日)


茶臼山頂上から萩太郎山を見る1(2020年2月15日)


茶臼山頂上から萩太郎山を見る2(2020年2月15日)


茶臼山付近にて(2020年2月15日)


茶臼山付近から大鈴山、宇連山方面を望む(2020年2月15日)


自由の広場から南アルプスを望む(2020年2月15日)


自由の広場から古町高山や碁盤石山、天狗棚方面の眺望(2020年2月15日)


自由の広場から古町高山や碁盤石山を望む(2020年2月15日)


自由の広場から萩太郎山を見る(2020年2月15日)


茶臼山と芹沼池(2020年2月15日)


仏庫裡−GPS軌跡(2020年2月15日)
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情複、 第537号)
 承認を得て作成した複製品を第三者がさらに複製する場合には、国土地理院の長の承認を得なければならない。


茶臼山−GPS軌跡(2020年2月15日)
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情複、 第537号)
 承認を得て作成した複製品を第三者がさらに複製する場合には、国土地理院の長の承認を得なければならない。


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