2020年3月1日(日)

奥三河

寧比曽岳 天狗棚 天狗ノ奥山

3月1日 晴〜曇

大多賀峠725 →歩→ 寧比曽岳805−810 →歩→ 大多賀峠910−955 ⇒車⇒ 面ノ木園地1010 →歩→ 天狗棚展望台1105−1120 →歩→ 天狗棚1010 →歩→ 天狗ノ奥山1010 →歩→ 天狗棚910−955 →歩→ 面ノ木園地1010

日帰り 単独

大多賀峠の近くに車を停める。大多賀峠から寧比曽岳までの登山道は東海自然歩道の一部である。大多賀峠で県道から階段を少し登ると、幅の広い緩やかな道となる。途中にベンチの置かれた休憩所が2か所あり、大多賀峠から1番目の休憩所まで15分ほど、2番目の休憩所まで30分ほどだった。2番目の休憩所の先まで緩やかな登り下りを繰り返しながら標高を上げていく。その後、下りは無くなり、勾配がきつくなったり、緩くなったりしながら登っていく。立木に付けられた「← 水 30M」と書かれた標識を見ると、数分で寧比曽岳頂上に到着した。大多賀峠から寧比曽岳までほぼ植林の中で眺望は無いが、寧比曽岳頂上は周囲の眺めが良い。寧比曽岳には3か月くらい前に段戸湖から登っているので、少し休んでから元来た道を下って大多賀峠に戻った。寧比曽岳頂上の近くに水場があるとは思っていなかったので、帰りに水場に寄ってみた。沢の源頭のような所から水が流れ出ていて、十分に利用可能な状態であった。寧比曽岳から下山した後、大多賀峠から面ノ木峠に車で移動した。面ノ木峠の駐車場に車を置く。「天竜奥三河国定公園 面ノ木園地」と書かれた看板や「名勝 天狗いろは坂」と書かれた石碑がある所から、まず天狗棚を目指して出発する。園地の奥に「登山道入口」や「← 天狗棚山頂 20分」と書かれた標識があり、ここから登山道が始まる。数分行くと、道が二手に分かれていて、右の道の道標には「天狗棚 0.6 KM」、左の道の道標には「樹林コース」と書いてあったので、右の道に進む。分岐の先で小さい橋を渡り、山腹を緩やかに登っていく。最初に天狗棚に登る予定であったが、すぐに天狗棚頂上ではなく天狗棚展望台に向かっていることに気が付いた。道標の記載を鵜呑みにして失敗したと思ったが、帰りに立ち寄るつもりだった天狗棚展望台に先に向かうことにする。面ノ木峠から15分ほどで天狗棚と天狗棚展望台を結ぶ尾根上に出たので、右折すると数分で天狗棚展望台に着いた。天狗棚展望台からは、茶臼山や萩太郎山、古町高山、三ツ瀬明神山、碁盤石山などの奥三河の山々や恵那山、大川入山、津具盆地などを見渡すことができた。天狗棚展望台で周囲の眺望を楽しんだ後、少し戻って天狗棚に向かう。やや急な箇所もあるが、冬枯れで明るい尾根を進むと、「← 面ノ木園地 10分」と書かれた道標があり、左から登山道が合流する。ここから数分で天狗棚頂上に到着した。天狗棚頂上は道の途中のような場所で、頂上らしくない。眺望もない。天狗棚から北上して、天狗ノ奥山を目指す。天狗ノ奥山は、天狗棚の北方に位置する標高1229..7mの三角点峰である。1200高地とも呼ばれている。天狗棚頂上から少し行くと「現在地 面ノ木原生林」と書かれた標識を見る。天狗棚頂上から天狗ノ奥山まで尾根の右側は植林の部分も多いが、原生林も残っていて、巨木を見ることもできる。広い尾根上の道は、名古屋市稲武野外教育センターのハイキングコースになっているようで、非常に明瞭である。天狗棚頂上から20分ほど行くと、明瞭な道は尾根の左側に逸れるように先へ続いているが、右に登っていく踏跡が分かれているので、そこを入る。ヤブの刈り払いを通り過ぎ、分岐から5分も登ると、勾配が緩くなり、天狗ノ奥山頂上に到着した。丸い小広い頂上で、中程に三角点があった。北側と東側は植林になっていて眺めは無い。西側の斜面を下れば、分岐から先に続く明瞭な道に出ることができると考えて、天狗ノ奥山頂上から西へ植林と自然林の境目を下っていくと、案の定、5分ほどで明瞭な道と合流した。そこに「稲武野外教育センター 2200m」や「面ノ木休憩所 1800m」と書かれた青い比較的新しい道標があったのは意外であった。左折して沢の源頭のような場所を通過すると、天狗ノ奥山頂上への登り口の分岐に戻った。ここから元来た道を戻り、天狗棚頂上の南側の分岐から行きに通る予定だった道を下って面ノ木峠に戻った。今回の主目的は、未踏の天狗棚と天狗ノ奥山に登ることだったが、それだけでは物足りないと思い、先に以前訪れたことがある寧比曽岳に異なるコースから登ってみた。天狗棚は愛知県で3番目に高い山で、前に井山から見た山容は立派だったが、意外と手軽に登ることができる山であった。3月に入ったばかりだったが、それほど寒くなく、軽い山歩きを楽しむことができた。(2020年4月26日記載)



寧比曽岳頂上からの眺望1(2020年3月1日)


寧比曽岳頂上からの眺望2(2020年3月1日)


寧比曽岳頂上からの眺望3(2020年3月1日)


寧比曽岳頂上から出来山方面を望む(2020年3月1日)


寧比曽岳頂上から鷹ノ巣山、茶臼山方面を望む(2020年3月1日)


寧比曽岳頂上1(2020年3月1日)


寧比曽岳頂上の標識(2020年3月1日)


寧比曽岳頂上2(2020年3月1日)


寧比曽岳付近にて(2020年3月1日)


寧比曽岳近くの水場付近にて(2020年3月1日)


天狗棚展望台にて(2020年3月1日)


天狗棚展望台から津具盆地を見下ろす(2020年3月1日)


天狗棚展望台から古町高山や三ツ瀬明神山を望む(2020年3月1日)


天狗棚展望台から古町高山や三ツ瀬明神山や大鈴山を望む(2020年3月1日)


天狗棚展望台から碁盤石山を望む(2020年3月1日)


天狗棚展望台から茶臼山と萩太郎山を望む(2020年3月1日)


天狗棚展望台から大川入山を望む(2020年3月1日)


天狗棚展望台から恵那山を望む(2020年3月1日)


天狗棚展望台から天狗棚に向かう(2020年3月1日)


天狗棚頂上1(2020年3月1日)


天狗棚頂上2(2020年3月1日)


天狗棚頂上3(2020年3月1日)


天狗棚頂上の標識(2020年3月1日)


天狗棚頂上付近にて(2020年3月1日)


樹間に天狗ノ奥山を見る(2020年3月1日)


天狗ノ奥山頂上1(2020年3月1日)


天狗ノ奥山頂上2(2020年3月1日)


天狗ノ奥山頂上3(2020年3月1日)


天狗ノ奥山頂上4(2020年3月1日)


天狗ノ奥山頂上5(2020年3月1日)


天狗ノ奥山頂上6(2020年3月1日)


天狗ノ奥山頂上の三角点(2020年3月1日)


天狗ノ奥山と天狗棚の間にて(2020年3月1日)


天狗ノ奥山と天狗棚の間で樹間に井山を見る(2020年3月1日)


面ノ木峠付近にて(2020年3月1日)


寧比曽岳−GPS軌跡(2020年3月1日)
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情複、 第537号)
 承認を得て作成した複製品を第三者がさらに複製する場合には、国土地理院の長の承認を得なければならない。



天狗棚 天狗ノ奥山−GPS軌跡(2020年3月1日)
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情複、 第537号)
 承認を得て作成した複製品を第三者がさらに複製する場合には、国土地理院の長の承認を得なければならない。


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