2020年3月7日(土)

高見
三峰山

3月9日 晴

みつえ青少年旅行村615 →歩→ 新道峠725−730 →歩→ 三畝峠805 →歩→ 三峰山820−835 →歩→ 八丁平840−845 →歩→ 三畝峠850 →歩→ みつえ青少年旅行村1005

日帰り 単独

みつえ青少年旅行村に車を置いて出発する。みつえ青少年旅行村の中を通り過ぎて、沢沿いに舗装された林道を奥の方へ進んでいく。この道は「林道新道線」と言うらしい。みつえ青少年旅行村から15分くらい歩いて道の左側に小屋を見ると、その先に橋があり、左に林道が分岐する。「林道新道支線」と書いてあった。ここは直進する。分岐から少し行くと、道はカーブしながら左岸から右岸に移り、沢の上の方を行くようになる。林道新道支線の分岐から15分ほど進むと、今度は道の右側に小屋を見る。さらに道なりに行くと、沢を渡って右岸から左岸に戻った。開放されたゲートを通り過ぎて左にカーブすると、突き当たりに堰堤があり、その前は広くなっていて林道の終点のようになっている。右側の一段高い所には小屋が建っていて、林道の終点のような所からUターンするように簡易舗装された林道が小屋の裏手へ続いている。この林道に入ると、すぐに「三峰山頂 3,400m」と書かれた道標があり、登山道が分岐する。ここが新道ルートの登山口だった。みつえ青少年旅行村から登山口まで40分ほどだった。途中で見かけた小屋は、いずれも林業関係の作業小屋と思われ、閉ざされていた。林道から登山道に入ると、植林の中をカーブしながら登っていく。道は整備されていて迷うこともない。途中から右側に動物避けの柵が現れ、それに沿って進んでいく。新道峠まで登り一辺倒だと思っていたが、下る場面もあった。登山口から25分ほどで開閉式のネットが張ってある場所に着いた。「ネットを開けたら必ず閉めてください」と書いてあったが、ネットは弛んでいて跨いで通過した。そこから沢の源頭のような所を通って、緩やかに登っていくと、新道峠に到着した。登山口から30分くらいだった。左は「三峰山山頂 2,000m」、右は「(高見山)」と道標に記されていた。右に少し行くと、南に月出登山口への道が分かれている。高見山方面には、白鬚峠を指す道標があった。「馬頭観音」と書かれた標柱もあり、よく見ると、傍らに石仏が祀られていた。新道峠から東へ広い尾根を緩やかに登っていき、標高1102m地点の南側を通過した。前方に見える三峰山は、まだだいぶ遠そうに見えた。広くなだらかな尾根を歩いていくと、標高1156m地点の道標には、「登リ尾ノ頭」と書いてあった。新道峠から登り尾ノ頭まで20分ほどだった。尾根は徐々に細くなり、登リ尾ノ頭から10分ほどで三畝峠に着いた。左から登尾ルートが合流する。三畝峠の先で右に八丁平の道を分けると、「大日如来」と書かれた石碑を見る。登尾ルートから登山する人が多いようで、三畝峠から踏み固められた雪が凍っていてやや歩きにくかった。立木に「木曽御嶽山ビューポイント 快晴の日に見ることができます 御杖村」と書かれたプレートが付けてある場所があったが、あいにく御嶽山を見ることはできなかった。しかし、近くの倶留尊山や学能堂山、大洞山を望むことができた。三畝峠から15分くらいで三峰山頂上に到着した。一番高い所に標識と三角点があった。ここからも倶留尊山や大洞山、学能堂山の眺めがとても良かった。「鳥瞰室生火山群」と書かれた古い案内板もあった。しばらく休憩した後、三峰山頂上から八丁平に向かう。踏跡が入り乱れた灌木の中を下っていき、林を抜けると、目の前が開けて草原の向こうに台高山脈の展望が広がる。急に人が来て、驚いたシカが1頭逃げて行った。八丁平は展望が素晴らしい。下調べをしていなかったので、通る予定は無かったのだが、立ち寄って良かったと思う。八丁平から三畝峠へは三峰山頂上を通らず直接戻った。途中に「高見山ビューポイント」と書かれた地点があり、高見山の鋭鋒を望むことができた。三畝峠から登尾ルートを下る。上部は少し積雪があり、やはり踏み固められていてやや滑りやすかった。三畝峠から10分ほど下ると、道標があり、道が二手に分かれている。直進方向は「不動滝ルート (下山道) 山小屋」、左方向は「登尾ルート (下山道)」と書かれていた。今回は右に進む。すぐに「山小屋⇔三峰山頂」と書かれた標識があり、右側の尾根を見ると、小屋が建っていて小道もあるので寄ってみた。古いが、しっかりとした小屋で宿泊もできそうだった。ただ扉が閉まらないようになっていて、休憩舎のような扱いで利用されているのかもしれないと思った。登山道に戻り、小屋への分岐から少し下ると、道端に石仏があった。やがて雪も無くなり、植林の中をぐんぐん下っていく。途中、伐採されて倶留尊山や大洞山を望むことができる場所もあった。小屋から25分ほどで別の縦長の小屋が建つ所に着いた。「みつえ森林組合の家 三畝山林展望台」と書いてあり、中に入って階段を登って2階に上がると、学能堂山や大洞山の眺めが良かった。この小屋から少し下った所にアンテナが建っていて、尾根を回り込むような形で林道が越えている。「林道登尾線」と書かれた標識があり、林道を下ってもみつえ青少年旅行村に戻ることができるようだが、直進する登山道へと進む。林道のすぐ先にも小屋のような建物があるが、半分は休憩舎で、半分は便所のようだった。その前を通り過ぎると、道が分岐していて、道標は両方とも「青少年旅行村」を指しているが、直進方向は消されているので、右折する。植林の中を15分くらい下ると沢に出て、木橋を渡って対岸の林道を左に行く。道標に「三峰山頂 (登尾ルート) これより3.600m」と書いてあった。途中で分かれた不動滝ルートとここで再び合流した。林道を5分くらい行くと、みつえ青少年旅行村の入口にある駐車場に着いた。「室生赤目青山国定公園 三峰山登山口」と書かれた標識があった。ここから南へ5分ほど歩くと、みつえ青少年旅行村に戻ることができた。三峰山は、冬期は霧氷で有名な山である。今年は、5日ほど前に臨時バスの運行は終了し、山中で霧氷を見ることはできなかった。三畝峠からの下りでは何組も登山者とすれ違い、人気のある山なのだと思った。三峰山は登山コースも多く、今度は三重県側から登ってみたいと思った。(2020年5月10日記載)



新道峠1(2020年3月7日)


新道峠2(2020年3月7日)


新道峠の馬頭観音(2020年3月7日)


新道峠3(2020年3月7日)


三畝峠と三峰山の間から学能堂山と大洞山を望む(2020年3月7日)


三畝峠と三峰山の間から大洞山と倶留尊山を望む(2020年3月7日)


三畝峠と三峰山の間から大洞山を望む(2020年3月7日)


三畝峠と三峰山の間から倶留尊山を望む(2020年3月7日)


三峰山頂上1(2020年3月7日)


三峰山頂上2(2020年3月7日)


三峰山頂上3(2020年3月7日)


三峰山頂上の三角点(2020年3月7日)


三峰山頂上から住塚山、国見山方面を望む1(2020年3月7日)


三峰山頂上から倶留尊山、古光山方面を望む(2020年3月7日)


三峰山頂上から住塚山、国見山方面を望む2(2020年3月7日)


三峰山頂上から倶留尊山を望む(2020年3月7日)


三峰山頂上から大洞山を望む(2020年3月7日)


八丁平から台高山脈方面を見る1(2020年3月7日)


八丁平から迷岳を見る1(2020年3月7日)


八丁平から迷岳を見る2(2020年3月7日)


八丁平から台高山脈方面を見る2(2020年3月7日)


八丁平から台高山脈方面を見る3(2020年3月7日)


八丁平から台高山脈方面を見る4(2020年3月7日)


八丁平にて1(2020年3月7日)


八丁平から見た三峰山頂上(2020年3月7日)


八丁平にて2(2020年3月7日)


八丁平にて3(2020年3月7日)


八丁平にて4(2020年3月7日)


八丁平と三畝峠の間で樹間に高見山を望む(2020年3月7日)


登尾ルートと不動滝ルートの分岐点に建つ山小屋(2020年3月7日)


三畝峠からみつえ青少年旅行村に下山する途中で倶留尊山を望む(2020年3月7日)


三畝峠からみつえ青少年旅行村に下山する途中で大洞山を望む(2020年3月7日)


三畝山林展望台付近から見た倶留尊山(2020年3月7日)


三畝山林展望台付近から学能堂山を見る(2020年3月7日)


三畝山林展望台付近から見た大洞山(2020年3月7日)


三畝山林展望台から大洞山を望む(2020年3月7日)


三畝山林展望台から学能堂山を望む(2020年3月7日)



三峰山−GPS軌跡(2020年3月7日)
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情複、 第537号)
 承認を得て作成した複製品を第三者がさらに複製する場合には、国土地理院の長の承認を得なければならない。


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