2020年3月15日(日)

高見
修験業山 栗ノ木岳

3月15日 晴

川上山若宮八幡宮725 →歩→ 高宮805−810 →歩→ 修験業山910−955 →歩→ 高宮1105−1120 →歩→ 栗ノ木岳1010 →歩→ 若宮峠1010 →歩→ 川上山若宮八幡宮910

日帰り 単独

川上山若宮八幡宮の駐車場に車を置く。駐車場から鳥居を通り過ぎて川沿いに進むと、川上山若宮八幡宮の社務所に着く。橋を渡った先に社殿があるが、社務所の脇に「不動社 月読社 はらひ滝 高宮 修験業山 登山口」と書かれた石柱があり、橋を渡らないでここから川沿いに進んでいく。「修験業山登山案内図」と書かれた古い案内板を見て、その先で左岸から右岸に渡る。しばらく行くと、はらい滝という滝が現れる。滝の下に橋があったようだが、ここで渡渉しても左岸には道が無さそうである。周囲をよく見ると、右岸に巻道があったので、ここを通って滝の上に出ると、左岸に渡る橋があり、左岸に移る。左岸を行くと、沢が二又に分かれていて、「高宮 修験業山 左へ ←」と書かれた看板があるので、渡渉して中間の尾根に取り付く。尾根を登るのかと思ったら、左俣の沢を高巻くような形で左岸を進むようになる。白山谷から修験業谷に入ったようだ。しばらく進むと、再び沢の中に入る。渡渉して進んでいくと、古い堰堤が現れ、これを左岸から越える。堰堤の先で沢は分かれており、中間の尾根に取り付く。崩壊地を右に見て登っていくと、右側の崩壊地はやがて沢のようになり、これに沿って登っていく。しばらく急登が続いた後、尾根上に出た。尾根に乗ると勾配は緩くなったが、登っていくと再び急登が現れ、木の根をつかみながら登っていく場面もあった。川上山若宮八幡宮から50分くらいで修験業山と栗ノ木岳を結ぶ稜線に着いた。「栗の木分岐」と書かれた道標がある。ここで右折し、修験業山に向かう。分岐付近の稜線は広いが、登っていくと稜線は狭まっていく。分岐から20分ほどで標高1061m地点に着いた。ここには川上山若宮八幡宮の高宮があり、鳥居や石碑がある。北側に学能堂山や大洞山などを望むことができた。高宮から少し下った後、修験業山に登っていく。修験業山頂上に近づくと、思い掛けなく霧氷が見られ、綺麗であった。修験業山頂上は稜線上の小さなピークだった。標識と三角点があった。周囲は木々で覆われていて眺めはなかった。修験業山頂上で少し休憩した後、高宮を通って栗の木分岐まで元来た道を戻った。栗の木分岐から栗ノ木岳に向かう。倒木や稜線が痩せている箇所があり、若干荒れている印象もあるが、注意して進めば特に問題ない。途中、台高山脈方面や栗ノ木岳の眺めが良い場所もあった。栗の木分岐から栗ノ木岳頂上まで20分ほどだった。■栗ノ木岳頂上は、道の途中のような場所だった。木々で覆われているが、大洞山方面の眺望が得られ、少し先に行くと、台高山脈の眺めが良かった。栗ノ木岳から若宮峠に向かう。途中の岩頭からは局ケ岳が綺麗に見えた。その先、急な痩せ尾根を降下する箇所があり、注意して下っていく。若宮峠にかけてかなり急な下りとなる。ロープが付けられている箇所もあった。下り着いた鞍部のような所が若宮峠だった。朽ちた古い道標があり、右前方に分かれる踏跡は「飯高」を指していた。川上山若宮八幡宮方面は、左にUターンするように下っていく。道は不明瞭で、目印に従って進んでいく。少し行くと沢が崩れている箇所があり、目印に従いトラバースする。倒木もあり道は悪いが、炭焼き窯の跡を見ると、いくらか道が良くなったように感じる。その後、尾根に乗って、2万5千分の1地形図によれば、道はしばらく尾根上を行くように記されている。しかし、実際には、少し行くと尾根から左に逸れて沢に下り、目印に従って対岸に渡った後、沢沿いに下っていく。大宮谷に入ったようで、その後も沢沿いに下っていくが、おそらく10回くらい沢の渡渉を繰り返した。途中で何回渡渉したかも分からなくなった。沢は過去の豪雨や増水のためか荒れていて、目印を拾いながら進んでいく。目印が無ければ、なかなか難易度の高いコースになると思われる。左手の植林の中に小屋があるのを見ると、スタート地点の川上山若宮八幡宮もそう遠くない。最後は、梯子谷の下流に当たると思われる沢が左側から合流し、この沢を渡渉して川床から上がると、ちょうど川上山若宮八幡宮の駐車場の片隅に出た。こんな所に出るのかと少々驚いた。道標などが無いので、知らないと若宮峠に向かう場合は入口が分からないのではないかと思った。修験業山の登山道の下部は、沢沿いに付けられていて不明瞭な部分も多く、栗ノ木岳から若宮峠にかけてはかなりの急坂を下る部分もあり、修験業山と栗ノ木岳は標高こそ高くないが、登山コースとしては意外と難易度は高いと考えた。特に、若宮峠から川上山若宮八幡宮にかけての大宮谷沿いのコースは、炭焼き窯の跡が何か所かあり、昔はそれなりに地元の人も入っていたものと思われるが、現在は廃道と言ってもおかしくないレベルである。個人的には楽しむことができたが、安易な入山は控えた方が良いのかもしれない。1週間前、三峰山に登った時に皆無で、暖冬の今年はもう見ることは無いと思っていた霧氷を修験業山で見ることができて良かった。(2020年6月7日記載)



はらい滝(2020年3月15日)


高宮へ登る途中の稜線から台高山脈方面を見る(2020年3月15日)


川上山若宮八幡宮高宮(2020年3月15日)


高宮から学能堂山を見る1(2020年3月15日)



高宮から学能堂山を見る2(2020年3月15日)


修験業山頂上に近づくと霧氷がきれいだった1(2020年3月15日)


修験業山頂上が近づくと霧氷がきれいだった2(2020年3月15日)


修験業山頂上を目指して1(2020年3月15日)


修験業山頂上を目指して2(2020年3月15日)


修験業山頂上を目指して3(2020年3月15日)


修験業山頂上付近にて1(2020年3月15日)


修験業山頂上付近にて2(2020年3月15日)


修験業山頂上1(2020年3月15日)


修験業山頂上2(2020年3月15日)


修験業山頂上3(2020年3月15日)


修験業さん頂上4(2020年3月15日)


修験業山頂上の標識(2020年3月15日)


修験業山頂上の三角点(2020年3月15日)


修験業山頂上付近にて3(2020年3月15日)


修験業山頂上付近にて4(2020年1月2日)


修験業山頂上から樹間に台高山脈方面を見る(2020年3月15日)


修験業山と高宮の間で栗ノ木岳を見る(2020年3月15日)


修験業山と高宮の間にて(2020年3月15日)


川上山若宮八幡宮高宮に戻る(2020年3月15日)


高宮から大洞山を見る(2020年3月15日)


高宮から倶留尊山を望む(2020年3月15日)


高宮から学能堂山を見る(2020年3月15日)


栗ノ木岳を目指す(2020年3月15日)


栗ノ木岳に向かう途中で台高山脈方面を望む1(2020年1月2日)


栗ノ木岳に向かう途中で迷岳を望む(2020年3月15日)


栗ノ木岳に向かう途中で伊勢の山を眺める(2020年3月15日)


栗ノ木岳に向かう途中で台高山脈方面を望む2(2020年1月2日)


栗ノ木岳に向かう途中で高宮のあるピークを振り返る(2020年3月15日)


栗ノ木岳1(2020年3月15日)


栗ノ木岳2(2020年3月15日)


栗ノ木岳頂上1(2020年3月15日)


栗ノ木岳頂上2(2020年1月2日)


栗ノ木岳頂上3(2020年3月15日)


栗ノ木岳頂上の標識(2020年3月15日)


栗ノ木岳頂上から大洞山を望む(2020年3月15日)


栗ノ木岳頂上から伊勢の山を望む1(2020年3月15日)


栗ノ木岳頂上から迷岳方面を望む(2020年3月15日)


栗ノ木岳頂上から伊勢の山を望む2(2020年3月15日)


栗ノ木岳から若宮峠に向かう途中で迷岳方面を望む(2020年3月15日)


栗ノ木岳から若宮峠に向かう途中で局ケ岳を望む1(2020年3月15日)


栗ノ木岳から若宮峠に向かう途中で局ケ岳を望む2(2020年3月15日)


栗ノ木岳から若宮峠に向かう途中で局ケ岳を望む3(2020年3月15日)


若宮峠1(2020年3月15日)


若宮峠2(2020年3月15日)



川上山若宮八幡宮1(2020年3月15日)


川上山若宮八幡宮2(2020年3月15日)


みそぎ滝(2020年3月15日)


修験業山 栗ノ木岳−GPS軌跡(2020年3月15日)
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情複、 第537号)
 承認を得て作成した複製品を第三者がさらに複製する場合には、国土地理院の長の承認を得なければならない。


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