2020年8月14日(金)

北アルプス
乗鞍岳

8月14日 晴

乗鞍高原観光センター ⇒バス⇒ 肩の小屋口705 →歩→ 肩の小屋725 →歩→ 乗鞍岳800−830 →歩→ 肩の小屋905 →歩→ 富士見岳925−935 →歩→ 大黒岳955 →歩→ 乗鞍畳平1040 →歩→ 魔王岳1050−1120 →歩→ 乗鞍畳平1130 ⇒バス⇒ 乗鞍高原観光センター

日帰り 単独

今夏は乗鞍岳に行こうと思っていたが、7月の豪雨で災害発生のため、乗鞍スカイラインは通行止となっている。乗鞍エコーラインを利用しなければならず、ほおのき平を通り過ぎ、安房トンネルを越えて乗鞍高原観光センターまで車で行き、何とか始発のバスに乗ることができた。当初、バスで畳平まで行き、そこから剣ケ峰を目指そうと思っていたが、乗鞍エコーラインからであれば、肩の小屋口でバスを降りた方がより早く剣ケ峰に着くことができそうだったので、前日に予定を変更し、肩の小屋口でバスを降りた。乗鞍岳の長野県側の登山道は、長野県登山安全条例により指定登山道とされており、肩の小屋口は指定登山口となっているので、事前に登山計画書の提出も済ませておいた。バス停の近くにあった「肩の小屋口登山口」と書かれた案内板の少し北側に乗鞍岳を指す道標があり、ここから入山する。眺めの良い登山道を20分ほど登ると、肩の小屋に着いた。ここで畳平からの道と合流する。「乗鞍岳山頂 50分」と書かれた道標に従って左へ進む。肩の小屋から幅の広い石がゴロゴロした砂礫の道となる。案の定、先行者はいないようであるが、標高を上げて振り返ると、肩の小屋付近に畳平の方から人が来たのが見えた。肩の小屋から30分くらいで頂上小屋に着いた。ここから5分も登ると、剣ケ峰頂上に到着した。乗鞍岳には複数のピークが存在するが、剣ケ峰は乗鞍岳の主峰であり、ここでは剣ケ峰頂上を乗鞍岳頂上と捉える。頂上には乗鞍本宮頂上本殿がある。まだ閉まっていて、誰もおらず、一番乗りしたようだった。頂上を独り占めするが、少しすると後続が続々と登ってきて賑やかになる。気がつくと、乗鞍本宮頂上本殿も開いていた。ガスが出て一時的に眺望が無くなるが、再び晴れてきたところで、頂上を出発する。元来た道を肩の小屋まで戻る。肩の小屋の近くには、東京大学宇宙線研究所附属乗鞍観測所という施設があった。肩の小屋から畳平方面に進むと、小屋の車が通行できる未舗装の道路となった。肩の小屋から10分くらい行くと、左に摩利支天岳頂上にある自然科学研究機構乗鞍観測所への道が分かれるが、入口にはロープが張ってあり、「DO NOT ENTER」と書いてあった。直進すると、「富士見岳口」と書かれた標柱や「富士見岳 10分」と書かれた道標があり、右に登山道が分かれる。そこを10分ほど登ると、富士見岳頂上に着いた。富士見岳頂上から5分くらい下ると、乗鞍エコーラインを横断する。「標高2716m」という変わった名前のバス停がある。向かいの登山道に入り、15分くらいで大黒岳頂上に着いた。大黒岳頂上には、「大黒岳休憩所」と書かれた東屋と展望盤があった。大黒岳頂上から北へハイマツ帯に付けられた登山道を下った後、広い砂礫の稜線を進む。焼岳や十石山、霞沢岳、穂高連峰、槍ケ岳などを見渡すことができた。左の方へコマクサの花も咲く道を下っていくと、乗鞍スカイラインに出た。大黒岳頂上から25分くらいだった。乗鞍スカイラインは通行止のため、車の通行を気にせずに歩いていく。大黒岳登山口から15分ほどで乗鞍エコーラインと合流する。乗鞍スカイライン方面はゲートやバリケードで塞がれており、「豪雨による災害発生(道路決壊) 高山方面へは通行できません」や「この先 通行止」と書いてあった。左に富士見岳や鶴ケ池を見ながら5分くらい行くと、畳平のバスターミナルに到着した。せっかくなので、畳平から魔王岳を往復する。魔王岳頂上までは観光客も歩けるような道で、階段が設置されている。途中で道が左右に分かれているが、左は魔王園地、右が魔王岳頂上であり、右に進む。魔王岳頂上から先に道が続いているが、少し行くとロープで塞がれていて、恵比須岳方面は通行止になっている。帰りに魔王園地で少し休憩をしてから畳平のバスターミナルに戻った。乗鞍岳は手軽に登ることができる3000m峰だった。天気も良く、周囲の眺めもすばらしかった。乗鞍岳は20以上のピークからなるが、そのほとんどを望むことができた。また、池が点在しているが、土樋池以外は見ることができたと思う。さすがに人が多かったが、束の間の夏山を楽しむことができた。(2020年11月28日記載)



肩の小屋口付近から乗鞍岳剣ケ峰と蚕玉岳と朝日岳を望む(2020年8月14日)


肩の小屋口から肩の小屋に向かう途中で乗鞍岳剣ケ峰と蚕玉岳と朝日岳を見る(2020年8月14日)


肩の小屋手前から朝日岳や蚕玉岳方面を望む(2020年8月14日)


肩の小屋から朝日岳や蚕玉岳方面の眺望(2020年8月14日)


肩の小屋と摩利支天岳(2020年8月14日)


乗鞍岳頂上1(2020年8月14日)


乗鞍岳頂上2(2020年8月14日)


乗鞍岳頂上3(2020年8月14日)


乗鞍岳頂上4(2020年8月14日)


乗鞍岳頂上の標識(2020年8月14日)


乗鞍岳頂上の三角点(2020年8月14日)


乗鞍岳頂上から大日岳を見る(2020年8月14日)


乗鞍岳頂上から大日岳と御嶽山を望む(2020年8月14日)


乗鞍岳頂上から御嶽山を望む(2020年8月14日)


権現池と朝日岳(2020年8月14日)


蚕玉岳と朝日岳と水分岳(2020年8月14日)


乗鞍岳頂上から槍ケ岳や穂高連峰を望む(2020年8月14日)


頂上小屋から北側の眺望(2020年8月14日)


乗鞍岳剣ケ峰1(2020年8月14日)


大日岳と屏風岳と薬師岳(2020年8月14日)


権現池と雪山岳(2020年8月14日)


乗鞍岳剣ケ峰と大日岳(2020年8月14日)


朝日岳(2020年8月14日)


乗鞍岳剣ケ峰2(2020年8月14日)


屏風岳と薬師岳と雪山岳と権現池(2020年8月14日)


肩の小屋付近から東側の眺望(2020年8月14日)


肩の小屋と富士見岳の間で乗鞍岳剣ケ峰と蚕玉岳と朝日岳を振り返る(2020年8月14日)


肩の小屋と富士見岳の間で位ケ原や乗鞍高原方面を見る(2020年8月14日)


乗鞍岳剣ケ峰3(2020年8月14日)


不動岳と不消ケ池(2020年8月14日)


富士見岳(2020年8月14日)


摩利支天岳と不動岳と不消ケ池(2020年8月14日)


富士見岳から畳平のバスターミナルを見る(2020年8月14日)


富士見岳から槍ケ岳や穂高連峰をバックに大黒岳を見る(2020年8月14日)


富士見岳から四ツ岳や笠ケ岳、黒部五郎岳、北ノ俣岳方面を望む(2020年8月14日)


富士見岳から乗鞍岳剣ケ峰や蚕玉岳や朝日岳や摩利支天岳や不消ケ池を望む(2020年8月14日)


不動岳と里見岳(2020年8月14日)



大黒岳(2020年8月14日)


不動岳と里見岳と恵比須岳と鶴ケ池(2020年8月14日)


乗鞍岳剣ケ峰と富士見岳と摩利支天岳と不動岳(2020年8月14日)


乗鞍岳剣ケ峰と蚕玉岳と朝日岳と富士見岳と摩利支天岳(2020年8月14日)


大黒岳から四ツ岳や烏帽子岳や猫岳を見る(2020年8月14日)


大黒岳の北側から焼岳や硫黄岳や十石山や霞沢岳や穂高連峰や槍ケ岳を望む(2020年8月14日)


大黒岳の北側から乗鞍岳剣ケ峰を見る(2020年8月14日)


大黒岳の北側から桔梗ケ原と四ツ岳や大丹生岳や猫岳や烏帽子岳を望む(2020年8月14日)


不動岳と魔王岳と恵比須岳(2020年8月14日)


焼岳や硫黄岳や十石山や霞沢岳や穂高連峰方面を望む(2020年8月14日)


槍ケ岳を望む(2020年8月14日)


恵比須岳(2020年8月14日)


大丹生池(2020年8月14日)


烏帽子岳(2020年8月14日)


畳平と不動岳(2020年8月14日)


魔王岳1(2020年8月14日)


恵比須岳と亀ケ池(2020年8月14日)


魔王岳2(2020年8月14日)


魔王岳から恵比須岳と里見岳を見る(2020年8月14日)


魔王岳から烏帽子岳や大丹生岳や四ツ岳を見る(2020年8月14日)


魔王岳から大黒岳を見る1(2020年8月14日)


魔王岳から大黒岳を見る2(2020年8月14日)


魔王岳から鶴ケ池と東側の眺望(2020年8月14日)


畳平から乗鞍岳剣ケ峰や摩利支天岳や富士見岳を望む(2020年8月14日)


里見岳(2020年8月14日)


魔王岳3(2020年8月14日)



恵比須岳(2020年8月14日)


乗鞍岳−GPS軌跡(2020年8月14日)
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情複、 第537号)
 承認を得て作成した複製品を第三者がさらに複製する場合には、国土地理院の長の承認を得なければならない。


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