■白倉集落の奥の廃止になった路線バスの終点だった地点から道は狭まり、さらに進むと「白倉峡」と大きく書かれた公衆便所があり、その前の駐車場に車を置いて出発する。■渓流に沿った車道を奥へ10分くらい行くと、左に熊方面に続く林道が分かれ、さらに直進して数分行くと、右にターンするように林道が分かれる。入口に「白倉山登山道入り口→」と書かれた道標があるので、ここから林道に入る。■林道はすぐに未舗装路となり、まもなく左右に分かれるので、左に進む。やがて道は六つの沢に沿うようになる。■林道入口から15分ほど行くと、林道は右に大きくカーブして沢から離れるが、そこに「←白倉山登山道」と書かれた標識があり、ここから登山道に入る。登山道は引き続き六つの沢沿いに付けられている。■林道から20分くらい登山道を歩くと、再び林道に出た。左に少し行くと、「←白倉山登山道」と書かれた標識があり、ここから再び登山道に入る。すぐに古い堰堤が2つあり、右の堰堤の右側から堰堤の上に出て、2つの堰堤の間の尾根に付けられた登山道に入る。■引き続き沢沿いに進んでいくが、途中で右に曲がって沢を離れて登っていく。■やがて傾斜が緩くなり、台地上の植林を通過して小尾根を乗り越えると、桟道を通って山腹を行くようになる。■林道から40分くらいで稜線に出た。反対側には比較的新しい林道が通っていた。近くに鉄塔があり、帰りに近づいてみると、「保安林内土地形質変更等許可標識許可
行為等の目的 風力観測施設の設置(風況タワー及び支線3本)」などと書いてあった。民間企業が作った仮設の建造物のようだった。■林道から「箒木山 県道峠 平沢 ←稜線→ 白倉山 ↓表登山道 白倉」や「49 1 20 白倉山山頂へ→」と書かれた古い道標に従って稜線を10分も登ると、白倉山頂上に到着した。■白倉山頂上は標識や三角点があるが、植林の中で周囲の眺めは無い。■白倉山頂上から「遠州灘展望ポイント→」と書かれた標識に従って尾根を10分くらい下ると、眺望の良い地点に着いた。空気はすっかり春らしくなって、晴れているが霞んでしまっていて遠州灘はよく見えなかった。■遠州灘展望ポイントで少し休んだ後、白倉山頂上まで戻り、元来た道を通って下山した。誰にも会わないと思っていたが、途中で登ってくる人とすれ違った。■せっかくなので、帰りに白倉峡を少し散策してから帰途に就いた。白倉峡は、紅葉の季節が良さそうだと思った。■白倉山は植林の山であり、眺望はほとんど期待できないうえ、夏場はヤブが煩そうであるが、冬に軽く静かな山歩きを楽しむには手頃な山であった。白倉峡は、紅葉の季節が良さそうだと思った。(2021年10月24日記載)
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