2021年2月27日(土)

遠州
戸口山 橿山

2月27日 晴

途中700 →歩→ 戸口山855−905 →歩→ 橿山1040−1100 →歩→ 途中1240

日帰り 単独

戸口林道と佐久間林道と半場林道の三叉路の標高540m地点付近に「平成6年度 広域基幹林道佐久間線 開通記念」と書かれた林道開通記念碑がある。その脇に車を停めて出発した。林道開通記念碑の向かい側から送電線巡視道に入る。植林の中を10分ほど登ると、送電線鉄塔の下を通過した。その後も植林の尾根に沿って道が付けられているので、そこを登っていく。林道開通記念碑から35分くらい行くと、植林を抜けて送電線が通る切り開きに出た。巡視道は送電線鉄塔の下を通って送電線に並行して続いているように見えたが、尾根に沿って前方の植林に入った。標高841m地点の手前には古い石祠があった。なぜこんな所に石祠があるのか不思議に思った。標高841m地点を過ぎると林道跡のような広い道になり、やがて林道に合流した。林道開通記念碑からここまで55分くらいだった。林道の向かい側にある鉄ハシゴから10分くらい登ると、再び送電線鉄塔の下に出た。この後、送電線に沿って付けられている巡視道を登っていった。送電線の下は切り開きになっていて、送電線が景観を損ねているが、周囲の眺望は非常に良い。背後に奥三河の山々や恵那山、御嶽山などを望みながら登っていく。小ピークに建つ送電線鉄塔に登り着くと、ここも眺めが良く、東側には竜頭山方面の眺望も得られた。小ピークから少し下ると、反射板のある鞍部に着いた。右側に林道が近づくが、突然そちらの方から人が現れた。最初は登山者かと思ったが、そうではなく測量の仕事で近くまで車で来たそうだが、タイヤがパンクしてしまい、ここまで来ないと携帯電話がつながらないので、登ってきたとのことだった。まさかこんな所で人に会うと思っていなかったので、非常に驚いた。鞍部から少し登って尾根を進んでいくと、戸口山頂上に到着した。手前の方が少し高いように感じたが、その先に戸口山頂上を示す標識や三角点があった。植林の中で眺望は得られなかった。戸口山頂上から元来た道を送電線鉄塔が建つ小ピークまで戻り、南に分かれる尾根に入った。尾根上には何となく踏跡があり、最初のうちは道を外れないようにロープが張ってあるように見える所もあった。小ピークから15分くらい進んで右側に廃林道が近づいた後、標高1028m地点に着いた。ここで右に向きを変えて下っていくと、廃林道に出た。地形図には記載がない道だが、進む方向が同じだったので、廃林道を歩いていく。作業道が枝分かれしていて分かりにくいが、適当にショートカットしながら尾根に沿って下っていくと、やがて尾根を乗り越える林道を横断した。林道を過ぎると、「二ホンジカの捕獲方法検討(研究目的)のため、わなを設置してあります。ご注意ください。」と書かれた貼紙があったので、注意して進むことにする。尾根に並行して踏跡を拾い、巻ける所は巻きながら進んでいく。林道から15分ほど行くと、再び林道に出たので、林道を歩いていく。少し行くと、林道は尾根から外れていくように見え、左に分かれる作業道があったので、そこを登っていった。適当な所から尾根上に出て、尾根上の踏跡を進んでいった。やがて枯れた笹ヤブの中を進んでいくと、赤と白に塗られた巨大な送電線鉄塔の下を通過した。左に送電線巡視道が分けると、数分で橿山頂上に到着した。橿山頂上には、「橿山無線中継局舎」と書かれたアンテナ施設があり、その先に標識や三角点があった。木々で覆われていて眺望は無い。アンテナが少々景観を損ねていたが、とても静かな頂上だった。橿山頂上から西に延びる尾根に送電線巡視道が続いていたので、そこを下っていく。橿山頂上から10分くらい下ると、林道の法面の上に出てしまい、周囲を見ても下り口がないので、5mくらいの高さがある垂直に近い斜面を木の根などに捕まりながら何とか下った。林道を横断してその先に続いている送電線巡視道を5分くらい行くと、送電線鉄塔の下を通過した。周囲の山々の眺めが良く、佐久間ダムも見えた。さらに下っていくと、林業用の作業道に出た。この辺りも道が錯綜しているが、尾根に沿って下っていくと、林道に出たので右折する。橿山頂上からここまで30分くらいだった。林道には、最近車が通った形跡があった。戸口山頂上近くの反射板で会った人の車が通ったのかもしれない。林道を15分くらい行くと、右にゲートがある林道が分岐する。「至 作業道戸口線」と書かれた標識が倒れていた。分岐から5分ほど行くと、「明善神社行き ←徒歩15分」と書かれた看板を見る。さらに進むとバリケードがあり、その先で林道は崩壊していた。歩行者の通過は問題なかったが、車の通行は不可能な状況だった。その後、明善神社への道を左に分けて5分くらい行くと、行きに通った鉄ハシゴがある地点に着いた。橿山頂上からここまで1時間10分くらいだった。行きに通った標高841m地点は経由せず、ここから送電線巡視道を下った。標高841m地点の北方の送電線鉄塔が建つ所から行きに通った道に入り、林道開通記念碑がある駐車地点に戻った。戸口山や橿山の周辺は林業の山のようであり、林道や作業道が錯綜している。加えて送電線も何本か通っていて、だいぶ人の手が入っている山であると言える。登山の対象にはならないような山であるが、送電線の下の切り開きや送電線鉄塔からは眺めが非常に良く、それなりに山歩きを楽しむことができた。(2021年11月21日記載)



戸口山に登る途中で送電線の下から離山を見る(2021年2月27日)


戸口山に登る途中で日本ケ塚山方面を望む(2021年2月27日)


戸口山頂上に登る途中で矢岳山や八嶽山、日本ケ塚山の奥に中央アルプスが見える(2021年2月27日)


戸口山に登る途中で送電線の下から離山や日本ケ塚山を見る1(2021年2月27日)


戸口山に登る途中で愛宕山、井戸口山、常光寺山、南アルプス深南部方面を望む(2021年2月27日)



標高813m地点見かけた石祠(2021年2月27日)


戸口山に登る途中で送電線の下から離山や日本ケ塚山を見る2(2021年2月27日)



戸口山に登る途中で茶臼山と萩太郎山を望む(2021年2月27日)


戸口山に登る途中で矢岳山や八嶽山の向こうに中央アルプスを望む1(2021年2月27日)


戸口山に登る途中で天狗棚、碁盤岩山方面を望む(2021年2月27日)


戸口山に登る途中で熊伏山方面を望む(2021年2月27日)


戸口山に登る途中で矢岳山や八嶽山の向こうに中央アルプスを望む2(2021年2月27日)


戸口山に登る途中で離山、大岩岳、茶臼山方面を見る(2021年2月27日)


戸口山手前の送電線鉄塔から三ツ瀬明神山や宇連山を望む1(2021年2月27日)


戸口山手前の送電線鉄塔から三ツ瀬明神山や宇連山を望む2(2021年2月27日)


戸口山手前の送電線鉄塔から大鈴山や平山明神山方面を見る(2021年2月27日)



戸口山手前の送電線鉄塔から矢岳山や八嶽山の向こうに中央アルプスを望む(2021年2月27日)


戸口山手前の送電線鉄塔から熊伏山方面を望む(2021年2月27日)


戸口山手前の送電線鉄塔から恵那山方面を望む1(2021年2月27日)


戸口山手前の送電線鉄塔から恵那山方面を望む2(2021年2月27日)


戸口山手前の送電線鉄塔から東側の眺望(2021年2月27日)



戸口山手前の送電線鉄塔から桂窪山を見る(2021年2月27日)



戸口山頂上付近にて(2021年2月27日)


戸口山頂上1(2021年2月27日)



戸口山頂上2(2021年2月27日)


戸口山頂上3(2021年2月27日)


戸口山頂上4(2021年2月27日)


戸口山頂上5(2021年2月27日)


戸口山頂上の三角点(2021年2月27日)


戸口山から橿山に向かう途中で竜頭山を望む(2021年2月27日)



戸口山1(2021年2月27日)



橿山頂上付近にて(2021年2月27日)


橿山頂上1(2021年2月27日)



橿山頂上2(2021年2月27日)


橿山頂上の三角点(2021年2月27日)


橿山頂上3(2021年2月27日)


橿山頂上4(2021年2月27日)


橿山頂上5(2021年2月27日)


橿山付近にて(2021年2月27日)


橿山から下る途中の送電線鉄塔から中央アルプス方面を望む(2021年2月27日)


橿山から下る途中の送電線鉄塔から恵那山方面を望む(2021年2月27日)


橿山から下る途中の送電線鉄塔から佐久間ダムが見えた(2021年2月27日)



橿山から下る途中の送電線鉄塔から三ツ瀬明神山を望む(2021年2月27日)


橿山(2021年2月27日)


崩壊した林道(2021年2月27日)


戸口山2(2021年2月27日)



戸口山 橿山−GPS軌跡(2021年2月27日)
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情複、 第537号)
 承認を得て作成した複製品を第三者がさらに複製する場合には、国土地理院の長の承認を得なければならない。


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