2021年5月4日(土)

遠州
常光寺山 井戸口山 竜頭山

5月4日 晴

山住峠655 →歩→ 家老平705−710 →歩→ ナダクマシロ山800−805 →歩→ 常光寺山830−855 →歩→ ナダクマシロ山915 →歩→ 家老平1005−1010 →歩→ 山住峠1030 ⇒車⇒ 途中1050 →歩→ 井戸口山1110−1120 →歩→ 途中1135 ⇒車⇒ 天竜の森中央広場1150 →歩→ ほうずき平1205 →歩→ 竜頭山1225−1255 →歩→ ほうずき平1310 →歩→ 天竜の森避難小屋1315-1320 →歩→ 天竜の森中央広場1325

日帰り 単独

少し間が開いて体力低下も考えられるので、比較的簡単に登ることができそうな山ということで、常光寺山を選んだ。山住峠の山住神社の駐車場に車を停めて出発した。山住峠から天竜スーパー林道を行く。道は舗装されている。5分ほど行くと「常光神←」と書かれた標識があり、左に尾根に上がる山道が分岐する。山住峠から林道を10分くらい行くと、左に広い駐車場があり、「山住より展望」と書かれた案内看板があった。眺めが良い場所で、常光寺山や奥三河の山々、遠くは恵那山などを一望できた。さらに5分も行くと、右手に大きな建物が見えて家老平に着いた。シカが1頭逃げていった。建物は「カモシカと森の体験館」という施設の跡のようである。駐車場と公衆便所があるが、公衆便所は閉鎖されていた。家老平まで舗装路を歩いてきたが、「→常光寺山登山道」と書かれた道標や「常光寺山登山道入口 三角点まで徒歩1時間30分」と書かれた看板、登山届を提出するポストがあり、ここから登山道に入る。新緑がきれいな緩やかな尾根道を行く。この道は天竜スーパー林道が並行しているようである。家老平から5分くらい行くと、左に水道施設を見る。右に林道から上がってきた道が合流し、ここまで林道を経由して来ることも可能である。家老平から10分ほどで「扇平山 1173m」と書かれた標識を見るが、道の途中でとても頂上とは思えない場所だった。扇平山を過ぎると、徐々に勾配が急になる。右の方からモノレールの軌道が上がってくるのが見え、標高1312m地点で稜線に乗り勾配が緩くなる。家老平から標高1312m地点まで30分ほどだった。ここから右側にモノレールが並行するようになる。次のピークの手前でモノレールは右の方に逸れていくが、ピークを過ぎて少し行くと再び並行するようになった。途中でモノレールの軌道を横断し、モノレールは登山道の左側を離れていく。少し行くと、右側にはロープが張ってあり、足元から大きく崩壊している。崩壊地の縁を通過し、標高1418m地点付近で再びモノレールの軌道を横断する。ここでモノレールの軌道はスイッチバックしており、その先で右折し、登山道と分かれて北側の尾根の方へ続いていた。モノレールの軌道を見送って登山道を直進すると、「ナダクマシロ山 1418m」と書かれた標識を見る。ナダクマシロ山は、好ましい雰囲気の平たい広い頂上である。常光寺山東峰とも言われるようである。ナダクマシロ山から大きく下り、鞍部から登り返す。急登が終わり、幅が広い尾根を緩やかに登って行くと常光寺山頂上に到着した。常光寺山頂上は木々で覆われているが、意外と眺めが良く、灰縄山、京丸山、竜頭山方面や南アルプス深南部、御嶽山などを望むことができた。頂上は広く、標識や三角点、傍らに小祠があった。しばらく眺望を楽しんだ後、元来た道を山住峠に戻った。途中で何組か登ってくる人とすれ違った。山住峠に戻った後、山住神社を見学した。神木であるスギの巨木は印象的だった。近くに人家も無い山中であるが、参拝に来る人は多いようで門前の茶屋も開いていた。山住神社を散策した後、車で天竜スーパー林道を南下する。途中で「井戸口山 登山口」と書かれた標識のある道端のスペースに車を置いて、井戸口山を往復する。駐車スペースから植林の山腹に明瞭な山道があり、これを5分くらい行くと、石柱がある鞍部に出た。山道は右に逸れていくように見えたが、ここから前方のやや急な斜面を登ると尾根に乗った。何となく踏跡があり、植林と自然林の境目を登っていくと、稜線上に出た。左に曲がり少し行くと、井出口山頂上に着いた。井戸口山頂上は、木々で覆われていて眺望は無い。標識と三角点があった。三角点の点名は「山住山」である。北遠五名山の「山住山」は常光寺山を指しているが、古来このピークを山住山と呼んでいたのだろうかと考える。元来た道を駐車スペースまで戻り、天竜スーパー林道をさらに南下し、天竜の森の中央駐車場に車を置く。ここから竜頭山を目指す。駐車場の奥から林道のような道に入る。入口にゲートがあり、車の進入は不可能である。駐車場から林道のような道をたどると、やがてほうずき平の一角に着いた。「竜頭山展望台 1100m」と「竜頭山展望台(観察道) 1180m」と書かれた道標があり、後者は右に分かれる山道であるが、距離の短い前者の林道を行くことにする。少し行くと送電線の下を通過し、ほうずき平から10分ほどで舗装された道に出た。近くに「国土交通省竜頭山無線中継所」と書かれたアンテナ施設がある。ここから舗装された道を登って行く。「竜頭山山頂 200m」と書かれた道標があり、山道が並行しているが、そのまま舗装道を登っていく。右から平和や大輪からの登山道が合流し、左にカーブしていくと、右側は園地のようになっていて展望台がある。道なりに行くと、舗装道の終点にはアンテナ施設があり、この道はアンテナ施設の作業道と思われた。「竜頭山山頂 ←」と書かれた道標に従って山道を少し入ると、アンテナ施設の裏側が竜頭山頂上だった。ベンチや標識、三角点、「竜頭山は遠州地方の登山(冬山登山)の練習地として親しまれてきた。山頂には三角点があり標高1351.6mである。」と書かれた案内板などがあった。竜頭山頂上よりも展望台の方が眺めは良く、南アルプス深南部から高塚山、竜馬ケ岳、京丸山、ボンジ山、岩岳山などを望むことができた。竜頭山から元来た道を戻り、ほうずき平から園地の中を通って天竜の森避難小屋に出た。ここから天竜スーパー林道を歩いて中央駐車場に戻った。朝は肌寒かったが、天気も良く、日中は暖かくて山もだいぶ春らしくなった。新緑と展望を楽しむことができた。(2022年2月11日記載)



常光寺山に登る途中で竜頭山を望む(2021年5月4日)


ナダクマシロ山頂上1(2021年5月4日)


ナダクマシロ山頂上2(2021年5月4日)


ナダクマシロ山頂上の標識(2021年5月4日)


常光寺山頂上1(2021年5月4日)


常光寺山頂上2(2021年5月4日)


常光寺山頂上3(2021年5月4日)


 常光寺山頂上4(2021年5月4日)


常光寺山頂上の三角点(2021年5月4日)


常光寺山頂上から灰縄山、ボンジ山、京丸山方面を望む(2021年5月4日)


常光寺山頂上から麻布山、前黒法師山方面を望む1(2021年5月4日)


常光寺山頂上から麻布山、前黒法師山方面を望む2(2021年5月4日)


常光寺山頂上から南アルプス深南部の山々を望む(2021年5月4日)


常光寺山頂上から北側の眺望(2021年5月4日)


常光寺山頂上から大野集落方面を望む(2021年5月4日)


常光寺山頂上からクマ熊伏山方面の眺望(2021年5月4日)
  

常光寺山頂上から御嶽山を望む(2021年5月4日)
  

常光寺山から竜頭山を望む(2021年5月4日)
  

  常光寺山から下山途中で竜頭山や井戸口山を望む(2021年5月4日)
  

家老平から灰縄山や京丸山を望む(2021年5月4日)
  

家老平から五丁坂頭山方面を見る(2021年5月4日)
  

家老平と山住峠の間で常光寺山を見る1(2021年5月4日)
  

    家老平と山住峠の間で常光寺山を見る2(2021年5月4日)
  

    家老平と山住峠の間から恵那山や茶臼山方面の眺望(2021年5月4日)
   

家老平と山住等への間から奥三河方面の眺望(2021年5月4日)


家老平と山住峠の間で恵那山を望む(2021年5月4日)


家老平と山住峠の間で茶臼山や萩太郎山を望む(2021年5月4日)


家老平と山住峠の間で大高遠山を見る(2021年5月4日)


山住峠から常光寺山を望む(2021年5月4日)


 山住神社1(2021年5月4日)


山住神社の狛犬1(2021年5月4日)


山住峠の狛犬2(2021年5月4日)


山住神社2(2021年5月4日)


山住神社3(2021年5月4日)


山住神社4(2021年5月4日)


井戸口山にて(2021年5月4日)


井戸口山頂上1(2021年5月4日)


井戸口山頂上2(2021年5月4日)


井戸口山頂上3(2021年5月4日)


井戸口山頂上の標識(2021年5月4日)


井戸口山頂上の三角点(2021年5月4日)


井戸口山頂上4(2021年5月4日)

  
  竜頭山頂上の標識1(2021年5月4日)


竜頭山頂上の標識2(2021年5月4日)


竜頭山頂上の標識3(2021年5月4日)


竜頭山頂上の三角点(2021年5月4日)


竜頭山頂上から京丸山や高塚山、竜馬ケ岳を望む(2021年5月4日)


竜頭山付近にて(2021年5月4日)


竜頭山の展望台から三ツ瀬明神山方面の眺望(2021年5月4日)


竜頭山の展望台から南側の眺望(2021年5月4日)


竜頭山の展望台から天神山を見る(2021年5月4日)


竜頭山の展望台からボンジ山や京丸山、竜馬ケ岳、岩岳山などを望む(2021年5月4日)


竜頭山の展望台から灰縄山、高塚山方面を望む(2021年5月4日)


竜頭山の展望台から南アルプスを望む(2021年5月4日)


常光寺山 井戸口山−GPS軌跡(2021年5月4日)
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情複、 第537号)
 承認を得て作成した複製品を第三者がさらに複製する場合には、国土地理院の長の承認を得なければならない。


竜頭山−GPS軌跡(2021年5月4日)
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情複、 第537号)
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