2021年5月9日(日)

高野山周辺
摩尼山 古宮岳 楊柳山

5月9日 曇〜晴

中の橋605 →歩→ 弘法大師御廟620−635 →歩→ 摩尼峠700 →歩→ 摩尼山715−725 →歩→ 古宮岳745−800 →歩→ 黒河峠815−820 →歩→ 楊柳山835−845 →歩→ 子継峠910−915 →歩→ 転軸山940−950 →歩→ 高野山森林公園1010 →歩→ 中の橋1030

日帰り 単独

奥之院の中の橋の駐車場に車を置いて出発する。墓石や慰霊碑が立ち並ぶ参道を歩いて弘法大師御廟に向かう。弘法大師御廟は、弘法大師が永遠の禅定に入っている霊域である。御廟橋から先は撮影などは禁止となっている。弘法大師御廟をお参りした後、御供所の隣の護摩堂と水呑地蔵の間を東に進むと、「三山巡り参詣道 摩尼山 楊柳山 轉軸山」と書かれた石碑を見て小門を出る。右に行くとすぐに車道に出て左折する。まもなく右に道が分かれ、国土地理院の地形図によれば摩尼峠方面は右に行くと思ったが、道標は直進となっていたので、道なりに直進した。5分も行くと、右に林道のような道が分岐する。「↑摩尼山登山道」と書いてあり、ここで右折した。入口には鎖が張ってあり、「車両進入禁止」と書かれた看板があった。歩いてきた弘法大師御廟方面には、「一般車両進入禁止 これより先、許可のない車両は進入できません。この先、駐車場がありません。中の橋(奥之院)駐車場へお回り下さい。 総本山 金剛峯寺 奥之院」や「この先奥之院へは許可なき車輌の進入はできません。高野山真言宗 総本山金剛峯寺」と書かれた看板があった。林道のような道は隠谷林道というらしい。分岐から隠谷林道を進んでいくと、やがて右から国土地理院の地形図にある弘法大師御廟からの道が合流した。その数分先に「摩尼山登山口」と書かれた道標があり、左に分かれる登山道に入る。登山道を10分くらい登ると、摩尼峠に着いた。「摩尼峠 高野山奥之院より、摩尼村へ行く近道です。」と書かれた標識や小祠があった。摩尼峠から摩尼山まで尾根を登っていく。摩尼山頂上にも小祠があった。木々で覆われていて眺めはない。摩尼山頂上から小ピークを巻きながら尾根伝いに北上する。摩尼山から10分くらいで古宮岳への分岐に着いた。ここから古宮岳を往復する。黒河峠方面は左に逸れていくが、古宮岳方面は尾根を直進する。道が幾分悪くなるが、尾根を外さないように10分ほど進むと、古宮岳頂上に到着した。古宮岳頂上は木々と笹ヤブの中で眺めはなく、私製の標識があるだけだった。元来た道を分岐まで戻り、黒河峠に向かう。分岐から5分くらい下ると、右から山道が合流するが、「黒河道 通行止めのお知らせ 倒木多数により通行不可」と書いてあった。まもなく黒河峠に到着し、左に三本杉への道が分かれる。小祠と「東 摩尼山 南 奥之院 西 楊柳山」とかかれた古い石柱があった。黒河峠から相変わらず眺めのない森の中を楊柳山を目指して登っていく。楊柳山頂上も木々で覆われていて眺めはない。ここにも小祠があり、その裏手に三角点があった。楊柳山頂上は小広く、傍らにもう一つ小祠があり、「楊柳山学習展示林」と書かれた古い看板もあった。楊柳山頂上から5分ほど下ると、左に三本杉への道が分かれる。その後、小ピークをいくつか越えて子継峠に達する。楊柳山頂上から15分ほどの中間の小ピークの立木には「←雪池山」と書かれたテープが巻いてあり、右に雪池山方面への山道が分かれていた。子継峠は粉撞峠とも記される。小祠に子継地蔵が祀られている。黒河峠に「黒河道 通行止めのお知らせ」と書いてあったが、現在は、過去に子継道と呼ばれた子継峠を通るルートが高野七口の一つである黒河道と認められ、2016年に世界遺産に追加登録されている。子継峠から10分ほど下ると、左に三本杉への道が分かれるが、「危険につき進入禁止」と書いてありロープで塞がれていた。沢沿いの広い道となり、子継峠から15分くらいで一本杉の近くの車道に出た。途中で三本杉への分岐がさらに2か所あった。車道を左に行くと奥之院、右に行くと高野山森林公園に達する。車道の向かいに転軸山を指す道標があり、これに従って再び登山道に入る。車道から10分ほどの登りで転軸山頂上に着いた。ここにも小祠があった。古いガイドブックでは、転軸山頂上から東の尾根を奥之院に下る記述も見られるが、道標には「奥の院×」と書いてあり、南の尾根に進む。途中でカーブして下っていくと、高野山森林公園の中に入ったようで朽ちた東屋やアスレチックのようなものが現れる。シャクナゲの花がちょうど咲いていた。転軸山頂上から15分くらいで「鳥の池」という池の近くの車道に出て左折する。標高793m地点付近には「転軸山公園前」というバス停があったが、バスは1日に3本しか来ないようだった。高野山森林学習展示館や高野山中之橋霊園などの脇を通り過ぎて、一の橋から奥之院に続く参道に出た。一の橋の方へ歩いていくと、並行する県道へ出られる場所があり、県道を通ってスタート地点の中の橋に戻った。今回、高野三山を周回した。山中よりも弘法大師御廟から登山道に入るまでと登山道が終わってから中の橋に戻るまでがやや分かりにくかった。軽い山歩きのつもりであったが、体力の低下もあり、思っていたよりも歩き応えがあった。また、山中では誰にも会わず、思いのほか静かな山歩きを楽しむことができた。(2022年2月11日記載)



弘法大師御廟(2021年5月9日)


高野三山巡り参詣道の石碑(2021年5月9日)


摩尼峠1(2021年5月9日)


摩尼峠2(2021年5月9日)


摩尼山頂上1(2021年5月9日)


摩尼山頂上2(2021年5月9日)


摩尼山頂上3(2021年5月9日)


 古宮岳付近にて(2021年5月9日)


古宮岳頂上(2021年5月9日)


古宮岳頂上の標識(2021年5月9日)


黒河峠1(2021年5月9日)


黒河峠2(2021年5月9日)


楊柳山頂上1(2021年5月9日)


楊柳山頂上2(2021年5月9日)


楊柳山頂上の三角点1(2021年5月9日)


楊柳山頂上の三角点2(2021年5月9日)
  

子継峠1(2021年5月9日)
  

子継峠2(2021年5月9日)
  

  転軸山頂上1(2021年5月9日)
  

転軸山頂上2(2021年5月9日)
  

シャクナゲ(2021年5月9日)



摩尼山 古宮岳 楊柳山−GPS軌跡(2021年5月9日)
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情複、 第537号)
 承認を得て作成した複製品を第三者がさらに複製する場合には、国土地理院の長の承認を得なければならない。


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