2021年8月11日(水)

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8月11日　晴

母公堂555 →歩→ 法力峠700 →歩→ 山上辻810−820 →歩→稲村ケ岳900−925 →歩→ 大日山945−955 →歩→ 山上辻1000−1025 →歩→ 法力峠1120 →歩→ 母公堂1210

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日帰り　単独

■早朝、母公堂に着いた。すでに管理人がいて、駐車場に車を停めて出発する。■母公堂から洞川温泉の方にわずかに行くと、「稲村ヶ岳へ 登山届や装備は大丈夫ですか。お気をつけてご登山ください。」や「この先登山道 熊出没注意 天川村」と書かれた標識があり、稲村ケ岳への登山道が始まる。■植林の中を15分くらい登ると、五代松鍾乳洞方面からの道と合流した。■山腹の道を緩やかに登っていく。途中で作業道が分岐する箇所があったが、鎖が張られて「私有地につき立入禁止」と書いてあり、間違えることもない。■五代松鍾乳洞方面からの道と合流した後、50分くらいで法力峠に着いた。右後方から観音峰からの登山道と合流する。■法力峠で一旦稜線上に出たが、稜線を斜めに越えるような形で再び山腹を行くようになる。■法力峠から5分ほど行くと、左手に「稲村ヶ岳登山記念碑 桜井市立大三輪中学校 創立四十周年記念 昭和五十九年吉日」と書かれた大きな標柱を見る。さらに10分くらい登ると、道端にトタンでできた壊れかけた小屋のようなものを見る。便所の跡のように思えた。■その後、桟道や鎖が張られた箇所など何度か通り過ぎながら登っていく。■山上ケ岳やレンゲ辻からの道を合わせると、稲村ケ岳山荘の建つ山上辻に着いた。■稲村ケ岳山荘は人の気配が無く、誰もいないようであった。周辺は幕営可能のようで、傍らには屋根にソーラーパネルの付いた比較的新しい公衆便所も設置されていた。■稲村ケ岳方面には、「花の百名山 稲村ヶ岳・大日山登山参拝ルート」と書かれた看板があり、「稲村ヶ岳・大日山往復 約2時間 稲村ヶ岳往復 約1時間30分 大日山往復 約1時間20分」と書いてあった、稲村ケ岳頂上まで意外と遠いと思った。■稲村ケ岳への道に入ると少し雰囲気が変わり、下生えが丈の低い笹原である自然林の中を行くようになる。なかなか好ましい雰囲気である。■クロモジ尾への分岐を過ぎると、前方に大日山の鋭鋒が見えてくる。■やがて大日山直下の岩壁の下を通り過ぎて、大日山への分岐に着いた。稲村ケ岳山荘から20分くらいだった。「ここはキレット」や「大日山 岩場あり 下山時注意」と書かれた標識があった。■大日山は帰りに寄ることにして、分岐を直進して登っていくと、15分くらいで尾根上に出た。右に回り込むように尾根を5分も登ると、稲村ケ岳頂上に到着した。■稲村ケ岳頂上には古い展望台が設置されていて、その上に上がると非常に眺めが良く、山上ケ岳や大普賢岳、弥山、八経ケ岳などを望むことができた。展望台には「展望台につき、この場所での食事はご遠慮下さい。尚、食事は、山上辻（山小屋）付近にてお取り下さい。」と書いてあった。三角点は展望台の下にあった。■帰りは元来た道を戻るが、キレットの分岐から大日山頂上を往復した。階段が設置されているが、朽ちている部分もあり、注意しながら登っていく。■分岐から10分も登ると、大日山頂上に着いた。木々で囲まれていて眺めは無いが、祠があり、中に大日如来像が安置されていた。■大日山は稲村ケ岳の一峰と言える。古くから雨乞いの山として、干ばつの時に登られたそうである。■山上ケ岳が女人禁制であるのに対して、稲村ケ岳は女人大峯と呼ばれ、大日山は女性行者の道場として登られるようである。■大日山頂上から元来た道を戻り、母公堂に下山した。途中で登ってくる人と大勢すれ違った。■1年ほど前に山上ケ岳頂上から稲村ケ岳が見えて気になっていたが、今回登ることができて満足だった。（2022年4月20日記載）