2021年9月19日(日)

台高
堂倉山 マブシ嶺

9月19日 晴

大台ケ原605 →歩→ 尾鷲辻635 →歩→ 堂倉山715−725 →歩→ 地倉山840−850 →歩→ マブシ嶺900−920 →歩→ 地倉山930 →歩→ 尾鷲辻1120 →歩→ 大台ケ原1150

日帰り 単独

台風一過で天気が良くなると踏んでマブシ嶺を目指して出発したが、大台ケ原に近づくと、雨が少し降っているような状況だった。天気が悪くなったら、行ったことがある日出ケ岳に登って帰ろうと考えながら、大台ケ原の駐車場に車を置いて出発する。大台ケ原の駐車場からすぐに尾鷲辻への中道に入る。考え事をしながら森の中を歩いているうちに天気は良くなってきて、難なく尾鷲辻に達した。予定通りマブシ嶺に向かうことにする。尾鷲辻の東屋を通り抜けて、その先に続いている山道に入る。尾鷲道という古道である。道を間違えていないか少し不安であったが、少し行くと「大台ケ原尾鷲道」や「尾鷲道」と書かれた道標があり、この後も要所に設置されていた。浮石が多いが、明瞭な山道が続いている。尾鷲辻からしばらく下り主体である。眺めの無い森の中を行く。昔、正木峠付近は、このような雰囲気だったのかもしれないなどと勝手に思いながら進んでいく。道は稜線の西側に付けられているが、堂倉山の手前から山道を外れて幅の広い尾根を登っていくと、10分ほどで堂倉山頂上に到着した。堂倉山の広い頂上部は森の中で眺めはない。傍らに「三重県 堂倉中継局」と書かれたアンテナが建っていた。休憩もそこそこにアンテナの裏手から下っていく。道は無く、何となく踏跡のようなものが交錯しているが、10分くらい下ると、鞍部のような所で再び尾鷲道に合流した。少し南側に標識があり、「白サコ」と書いてあった。この付近を白サコとか白カケというらしい。白サコから稜線の西側に付けられた道を進んでいく。沢を横切る所もあるが、特に通行に支障はない。次の鞍部付近まで道は下り主体であったが、そのあと緩やかな登りに転じる。標高1362m地点の近くで山抜けのために道が完全に分断されている箇所があったが、ロープが張ってあり、巻道もあるので、通過には問題なかった。白サコから55分くらいで樹林を抜けて、南側の展望が開けた。ここで左折して尾根を登っていく。右の少し外れた場所には「雷峠」と書かれた標識があり、「※1 1928(昭和3)年に開削整備した尾鷲道(トラバース道)を元に、1960年代まで大台ケ原登山のメインルートとして利用された登山道時代の雷峠です。※2 本来の雷峠はマブシ嶺南西約500m地点(現在の一本木)です。※3 台高主稜線マブシ嶺上の三頭三角点は「雷峠1」です。※4 昭文社「山と高原地図」記載の地点は誤りです。」と書いてあった。登山道時代の雷峠から一登りすると、地倉山と書かれた標識があるピークに着いた。地倉山から稜線をたどる。又剣山や荒谷山、大峰山脈方面の眺めが非常に良い。小ピークを越え、古いワイヤーが残置されている箇所を過ぎて稜線をたどると、やがてマブシ嶺頂上に到着した。マブシ嶺は非常に眺めが良い。又剣山や荒谷山、大峰山脈、熊野灘方面などの雄大な眺望が印象的であった。マブシ嶺でしばらく展望を楽しんだ後、元来た道を戻った。帰りは白サコから堂倉山頂上は経由せず、山腹を巻いた。尾鷲道では、帰りに数人とすれ違ったのみだったが、尾鷲辻まで戻ると、大台ケ原の散策路を行き交う人々で賑わっていた。前回の山行から間が開いたため、体力的に少し不安もあったが、大台ケ原からマブシ嶺を往復することができて満足だった。天気も回復して展望を楽しむことができて良かった。いずれマブシ嶺には南側の木組峠方面から再訪してみたいと思った。(2022年5月15日記載)



堂倉山頂上1(2021年9月19日)


堂倉山頂上2(2021年9月19日)


堂倉山頂上3(2021年9月19日)


堂倉山頂上の標識(2021年9月19日)


堂倉山と雷峠の間で大蛇ーを見る(2021年9月19日)


雷峠付近から又剣山と荒谷山を望む(2021年9月19日)


雷峠付近から荒谷山や坂本貯水池方面を望む1(2021年9月19日)


 雷峠付近から坂本貯水池や中ノ嶺方面を望む(2021年9月19日)


雷峠付近からマブシ嶺を見る(2021年9月19日)


雷峠付近から荒谷山を望む(2021年9月19日)


雷峠付近から大峰山脈をバックに又剣山を望む(2021年9月19日)


雷峠付近から大蛇ー方面を望む(2021年9月19日)


雷峠付近から荒谷山や坂本貯水池方面を望む2(2021年9月19日)


地倉山頂上1(2021年9月19日)


地倉山頂上2(2021年9月19日)


地倉山頂上3(2021年9月19日)
  

地倉山付近から荒谷山を望む(2021年9月19日)
  

地倉山(2021年9月19日)
  

  地倉山付近から又剣山を望む(2021年9月19日)
  

マブシ嶺頂上1(20211年9月19日)
  

マブシ嶺頂上2(2021年9月19日)

  

マブシ嶺頂上3(2021年8月11日)
  

マブシ嶺から又剣山、笙ノ峰方面を望む1(2021年9月19日)
  

    マブシ嶺頂上から又剣山を望む(2021年9月19日)
  

    マブシ嶺から又剣山、笙ノ峰方面を望む2(2021年9月19日)


マブシ嶺頂上4(2021年9月19日)


マブシ嶺から地倉山、大蛇ー方面を見る(2021年9月19日)



マブシ嶺から熊野灘を望む1(2021年9月19日)


マブシ嶺から熊野灘を望む2(2021年9月19日)


マブシ嶺から熊野灘を望む3(2021年9月19日)


 マブシ嶺から中の嶺、龍辻山方面の稜線を見る(2021年9月19日)


マブシ嶺から南側には龍ノ高塚や無名の山々が連なっている(2021年9月19日)


マブシ嶺から荒谷山を見る(2021年9月19日)


マブシ嶺の三角点(2021年9月19日)


マブシ嶺頂上5(2021年9月19日)


マブシ嶺と地倉山の間で地倉山、大蛇ー方面を見る(2021年8\9月19日)


雷峠付近からマブシ嶺を振り返る(2021年9月19日)


堂倉山1(2021年9月19日)


堂倉山2(2021年9月19日)


堂倉山 マブシ嶺−GPS軌跡(2021年9月19日)
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情複、 第537号)
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