2021年11月3日(水)

奥高野
水ケ宝形山 石堂山 若藪山 臼ケ岡山 西ノ河山

11月3日 晴

途中655 →歩→ 水ケ宝形山710−725 →歩→ 途中740 ⇒車⇒ 途中750 →歩→ 石堂山800−805 →歩→ 途中810 ⇒車⇒ 途中825 →歩→ 若藪山840−850 →歩→ 途中905 ⇒車⇒ 途中915 →歩→ 臼ケ岡山935−945 →歩→ 途中1000 ⇒車⇒ 途中1010 →歩→ 西ノ河山1035−1045 →歩→ 途中1105

日帰り 単独

護摩壇山の西方に散在する標高1000m以上の山に登りに行く。若藪山から水ケ宝形山まで歩くことも考えたが、途中林道で分断されていることや戻ってくるのが億劫に思えたことから、車で移動しながらピークハントすることにした。まず護摩壇山方向から見て一番奥に位置する水ケ宝形山を目指す。白馬林道と南谷城ケ森林道の分岐点の路肩が広かったので、そこに車を停めて出発する。護摩壇山方向に数分行くと、左に未舗装の林道が分岐する。入口にはバリケードが置いてあり、ロープが張ってある。ここを入ると、少し先に鎖が張られたゲートがあり、「水ケ宝形線」や「私設作業道につき通行を禁ず」と書いてあったが、先に進むと、水ケ宝形山が姿を現した。なかなかきれいな形をした山に見える。まもなく右側の尾根に取り付き、尾根上の山道を登っていく。林道から10分ほどで呆気なく水ケ宝形山頂上に到着した。水ケ宝形山頂上は木々で覆われていて眺望はない。三角点と古い標識があった。少し休んだ後、元来た道を戻った。次に車で白馬林道を護摩壇山方向に進み、石堂山東側の林道が分岐する所に車を停める。白馬林道は舗装されているのに対して、分岐する林道は廃林道と思われ、車の進入は不可能である。林道に入って少し行くと、林道は左側の山腹に逸れていく。右の尾根筋には林道跡のような切り開きが分かれるが、おそらく防火帯ではないかと思われた。そこを登っていくと、10分もしないうちに石堂山頂上に到着した。石堂山頂上は、尾根の途中のような場所で眺めも無かった。古い標識と三角点があった。少し休んでから元来た道を戻った。さらに車で白馬林道を護摩壇山方向に進む。途中で工事をしている箇所があり、休日なのに数名の作業員が仕事に取り掛かろうとしていた。この日、車以外に山中で人を見かけたのは、この時だけであった。若藪山東側の鞍部に駐車余地があったので、そこに車を置いて、若藪山を往復した。白馬林道からすぐに尾根に取り付くが、尾根の反対側にも古い林道がどこからか伸びてきていた。尾根上はおそらく防火帯として切り開かれ、広い道のようになっていて迷うこともない。途中は意外と急登であり、登り切った後に少し下って登り返すと、若藪山頂上に到着した。若藪山頂上は東西に細長く、ちょうど紅葉がきれいであった。標識があるだけで眺望は得られなかった。防火帯は先に続いているようだったが、元来た道を戻った。今回、少なくとも水ケ宝形山と石堂山と若藪山の三山に登ろうと考えていて、時間があれば城ケ森山にも登ろうと考えていた。しかし、若藪山の南側から八斗蒔方面へ分岐する八斗蒔城ケ森林道が通行できそうだったので、近くの臼ケ岡山に登ることにした。車で八斗蒔城ケ森林道に入り、右に廃林道が分岐する最初の鞍部に車を停めて、ここから山の斜面に取り付く。臼ケ岡山に登る人は極めて少ないと思われたが、思いのほか目印や踏跡があった。10分くらいで尾根を登り切ると、臼ケ岡山頂上から西に延びる稜線に乗った。ここで左折して5分も行くと、臼ケ岡山頂上に到着した。臼ケ岡山頂上は、稜線の途中で頂上らしくない場所であった。古い標識が二つあり、辛うじて臼ケ岡山頂上であることを示していた。少し休んだ後、元来た道を戻った。臼ケ岡山の南方に位置する標高1049.7mの三角点は点名「西ノ窪」であるが、古い登山地図には「西ノ河山」との記載がある。まだ時間も早く、遠路遥々ここまで来たので、西ノ河山にも登ることにした。西ノ河山北側の林道分岐点に車を停めた。分岐する林道は廃林道であり、入口に土砂が堆積していて車の進入は不可能となっていた。廃林道を進んでも、途中の法面から尾根に上がることができるかどうか分からなかったので、林道分岐点から中間の尾根に取り付いた。尾根上には踏跡があり、これに従って進んでいく。小ピークを過ぎた後、2万5千分の1地形図で見る以上に左にカーブして鞍部に出ると、左後方から明瞭な山道が合流した。少し行くと道は再び細くなり、正面の西ノ河山頂上よりも東側に逸れて稜線上に出た。周囲は伐採されていて、稜線の反対側には、どこからか林道が伸びてきていた。ここで右折すると、まもなく西ノ河山頂上に到着した。西ノ河山頂上は尾根の途中のような場所であり、木々で覆われていて眺望は得られない。三角点があるだけで標識なども無かった。元来た道を戻り、帰りは途中で合流した明瞭な山道の方に進んだ。しばらく行くと尾根上に出た。行きに通った道に合流したと思い、この尾根を下っていくと、左下に林道が見えてきた。しかし、車を停めた林道は舗装されていたのに舗装されていなかったので、おかしいと思って地図を見ると、この林道は入山した地点から分岐している廃林道であることが分かった。途中で間違えて東側の尾根に入ってしまったらしい。廃林道が尾根を回り込む所で廃林道に下り立った。そこから廃林道を通って戻ることにする。すぐに山抜けして道が崩壊している地点に着いた。徒歩では通過可能だったが、車の通行は不能の状態だった。山抜けしている地点からは、城ケ森山と臼ケ岡山の眺めが良かった。10分くらい林道を歩くと、駐車した場所に戻ることができた。その後、車で八斗蒔や西ノ河国有林、寒川小川を経て、大熊から帰途に就いた.。大熊で国道に出るまで行き交う車もほぼ皆無だった。思いのほか山が深く、秘境の雰囲気が色濃い場所だった。今回登った山は、いずれも登山の対象にはならないような山ばかりだったが、城ケ森山周辺の主だった山々に登頂することができて満足した。いずれも林道から短時間で登頂できる山だったが、人に会うことも無く、静かな山歩きを楽しむことができた。(2022年5月15日記載)



水ケ宝形林道の入口(2021年11月3日)


水ケ宝形山頂上1(2021年11月3日)


水ケ宝形山頂上2(2021年11月3日)


水ケ宝形山頂上3(2021年11月3日)


水ケ宝形山頂上4(2021年11月3日)


水ケ宝形山頂上の三角点(2021年11月3日)


水ケ宝形山頂上の標識(2021年11月3日)


 水ケ宝形山頂上5(2021年11月3日)


水ケ宝形山付近にて1(2021年11月3日)


水ケ宝形山付近にて2(2021年11月3日)


水ケ宝形林道にて(2021年11月3日)


水ケ宝形山(2021年11月3日)


石堂山頂上1(2021年11月3日)


石堂山頂上2(2021年11月3日)


石堂山頂上の三角点1(2021年11月3日)


石堂山頂上の三角点2(2021年11月3日)
  

石堂山頂上の標識(2021年11月3日)
  

石堂山頂上の三角点3(2021年11月3日)
  

  石堂山頂上3(2021年11月3日)
  

若藪山頂上1(2021年11月3日)
  

若藪山頂上2(2021年11月3日)

  

若藪山頂上3(2021年11月3日)
  

若藪山頂上付近にて1(2021年11月3日)
  

    若藪山頂上4(2021年11月3日)
  

    若藪山頂上5(2021年11月3日)


若藪山頂上付近にて2(2021年11月3日)


白馬林道から城ケ森山を望む(2021年11月3日)



白馬林道から寒川辻方面を見る(2021年11月3日)


臼ケ岡山を目指して(2021年11月3日)


臼ケ岡山頂上にて1(2021年11月3日)


 臼ケ岡山頂上の標識(2021年11月3日)


臼ケ岡山頂上にて2(2021年11月3日)


臼ケ岡山頂上の紅葉(2021年11月3日)


西ノ河山に向かう途中で石堂山を望む(2021年11月3日)


西ノ河山に向かう途中で白馬山方面を眺める(2021年11月3日)


西ノ河山付近から寒川辻方面の稜線を見る(2021年11月3日)


西ノ河山頂上1(2021年11月3日)


西ノ河山頂上の三角点1(2021年11月3日)


西ノ河山頂上の三角点2(2021年11月3日)


西ノ河山頂上の三角点3(2021年11月3日)



西ノ河山頂上2(2021年11月3日)


西ノ河山付近から寒川辻方面を望む(2021年11月3日)


西ノ河山の廃林道から臼ケ岡山と城ケ森山を望む1(2021年11月3日)


西ノ河山の廃林道から城ケ森山を望む(2021年11月3日)


西ノ河山の廃林道から臼ケ岡山と城ケ森山を望む2(2021年11月3日)


水ケ宝形山 石堂山 若藪山 臼ケ岡山 西ノ河山−GPS軌跡(2021年11月3日)
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情複、 第537号)
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