2022年1月3日(月)

高野山周辺
内護山

1月3日 晴

大門750 →歩→ 相ノ浦口830 →歩→ 笠松峠925 →歩→ 内護山930−940 →歩→ 笠松峠945 →歩→ 相ノ浦1045-1055 →歩→ 金剛峯寺1220−1225 →歩→ 大門1240

日帰り 単独

大門から「お助け地蔵尊 この先100m」や「龍神口」の標識に従って未舗装の道を入ると、右に遊歩道のような道が分かれるので、そちらに進む。「熊出没注意 高野町」と書かれた標示があった。国道に沿って5分も行くと、お助け地蔵に着いた。祠の脇から分岐する山道は女人道であり、そちらに進んだ。お助け地蔵から10分ほど行くと、民家の裏手を通って一旦車道に出るが、少し行くとまた山道に入った。植林の中を下っていくようになると、再び車道に出た。左に行くとすぐに向かい側の小沢を渡って、山道に入った。少し行くと、おそらく「左くまの道」と書いてある古い石柱を見る。ここからしばらく登りが続き、右手に展望が開けてくる。やがて左側から林道が合流すると、その付近が相ノ浦口女人堂跡と思われた。お助け地蔵から35分ほどだった。ここで女人道と分かれて林道に入るが、この林道が高野七口の一つの相ノ浦道である。「高野山←相ノ浦道→相ノ浦 女人道ではありません 高野町・和歌山森林管理署」と書かれた道標があった。相ノ浦口女人堂跡から15分くらいで標高923.2mの三角点を通過する。道端に標石があった。林道は、2万5千分の1地形図に記載されている細道に従って付けられている。なだらかで尾根の左側を行く区間と右側を行く区間がある。辛うじて軽自動車が通行できる程度の道幅で、林間の幅が広い山道といった様子である。雪の上には比較的新しい轍が続いていた。相ノ浦口女人堂跡から30分くらい行くと、林道に軽トラックが停めてあるのを見る。標高923.2mの三角点と笠松峠の中間くらいの場所であり、だいぶ奥の方まで車が入っていることは驚きだった。人の姿は見えず、おそらく山仕事で来たのだろうと思った。標高923.2mの三角点から40分くらいで笠松峠に着いた。笠松峠から戻るように右手の尾根に取り付き、5分くらい登ると内護山頂上に到着した。内護山頂上は、西側が伐採されていて眺望を得ることができた。内護山頂上を示す標識などは見当たらなかった。内護山頂上から笠松峠に戻った後、相ノ浦道をさらに先へ進んだ。軽トラックが停めてあった場所から笠松峠までは軽トラックならば入れそうであったが、笠松峠から先は道が狭くなり、車の通行は不可能と思われた。笠松峠から下り主体の道となる。途中で山道が分かれている箇所が数か所あったが、道標があったり、ロープが張ってあったりして、間違えることは無かった。道が細く路肩が弱そうな部分や崖の下を通過する区間もあったが、特に通行に支障は無かった。笠松峠から40分ほど行くと、小滝の上に架けられた桟道を通過する箇所があった。「通行注意!」と書いてあった。その後、水を引いているチューブやモノレールが現れたが、道は途中でそれらと分かれて下るようになる。高野槙の間を下っていき、笠松峠から50分ほどで車道に出た。「高野山↓相ノ浦道→相ノ浦 高野町」と書かれた道標があった。せっかくなので、相ノ浦集落に立ち寄ることにして車道を右に下っていく。車道を10分ほど歩くと、相ノ浦に到着した。高野山小学校旧相ノ浦分校の建物や丹生神社があった。丹生神社のトガサワラは、和歌山県指定天然記念物ということである。静かで人の気配が感じられなかったが、集落にはテレビかラジオの音がする家屋はあった。相ノ浦から相ノ浦道の登山口まで戻り、帰りは車道を通って高野山まで戻った。一ノ枝川沿いの車道は、昔は国道だったようだが、途中に人家は無く、高野山まで車や人は全く見かけなかった。道は基本的に登りで、積雪や凍結もあり、思いのほか疲れた。相ノ浦から標高673m地点まで30分、標高732m地点まで45分、途中の人工池まで50分、覚海トンネルと大滝口トンネルの間の国道まで1時間5分、国道を横断して轆轤峠下の高野隧道まで1時間10分、高野山の小田原通りまで1時間20分くらいだった。途中で金剛峯寺に寄ってからスタート地点の大門に戻った。内護山は、古い地図では「内子山」という表記も見られる。内護山西側の内子谷に由来するのかもしれない。内護山の登頂を目指すよりも相ノ浦道を歩くことを目的として来訪する人の方が多いのではないかと思われる。正月ということもあり、静かな山歩きを楽しむことができた。(2022年9月10日記載)



大門(2022年1月3日)


お助け地蔵尊(2022年1月3日)


内護山に向かう途中の林道で見掛けた軽トラック(2022年1月3日)



内護山頂上1(2022年1月3日)


内護山頂上から西側の頂上1(2022年1月3日)



内護山頂上から西側の眺望2(2022年1月3日)


内護山頂上2(2022年1月3日)


内護山付近にて1(2022年1月3日)


内護山付近にて2(2022年1月3日)


笠松峠(2022年1月3日)


笠松峠から相ノ浦へ向かう途中で見た小滝(2022年1月3日)


相ノ浦の丹生神社(2022年1月3日)

丹生神社のトガサワラ(2021年1月3日)



内護山−GPS軌跡(2022年1月3日)
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図25000を複製したものである。(承認番号 平26情複、 第537号)
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